もくじ
開封済みの牛乳は、何時間までなら常温で置いておける?
牛乳は、そのまま飲んだりコーンフレークにかけたり料理に使ったり、毎日の食事に欠かせないという人も多いと思います。
なので、開封してそのまま置いておいてしまった事がある人も多いのではないでしょうか。
開封済みの牛乳は、常温だとどれくらい持つのでしょうか。
結論から書くと、どれくらい持つかは明確には分かりません。
開封から何日が経っているのか・気温が何℃なのか・・などによって、菌の繁殖が大きく変わるからです。
とはいえ、少し放置しただけの牛乳を捨てるのは勿体ないのですよね。
飲むにせよ料理に使うにせよ、後述している《牛乳は腐るとどうなるのか?》に当て嵌まらないか確認してからにしてください。
ただ、口を付けてから放置した場合は、口からの菌も繁殖するので捨てた方が賢明です。
開封済みの牛乳は、賞味期限内+冷蔵保存でも3日程度で飲むのが良いとされる程に菌が繁殖しやすいのです。
未開封の牛乳は、何時間までなら常温で置いておける?
未開封の牛乳は、30℃以上の真夏日でなければ、常温でも12時間程度は保存出来ます。
それが出来るのは、超高温殺菌法で殺菌した牛乳だけです。
牛乳パックに超高温殺菌(UHT)の記載があるかどうかで確認出来ますが、販売されている牛乳は殆どが超高温殺菌の牛乳です。
ただ、常温保存が出来るからといって冷蔵保存が一番良いのは変わらないので、出来るだけ早く冷蔵庫に入れましょう。
あと、車に置いておく場合は注意して下さい。
クーラーの効いていない締め切った車内は猛暑並みに暑くなるので、そこに牛乳を置いておくと傷みやすくなります。
牛乳を常温で放置すると、どうなる?
牛乳を常温で放置すると、場合によっては簡単に腐ってしまう事もあります。
《牛乳は腐るとどうなるのか?》
・黄色くなっている
・分離している
・酸っぱい臭いがしている
・苦味や酸味を感じる
この様になってしまった牛乳は、勿体ないですが捨ててしまいましょう。
ロングライフ牛乳でない限りは、牛乳を常温保存するのは避ける方が良いです。
※ロングライフ牛乳とは
ロングライフ殺菌法によって殺菌された牛乳で、未開封の状態なら常温で約2か月の保存が可能です。
殺菌法が違うだけなので、栄養は普通の牛乳と変わりません。
開封した後は、普通の牛乳と同じで2・3日以内に消費しましょう。
牛乳を常温に戻すには?
お菓子のレシピで『常温に戻した牛乳を~。』みたいなのがよく出て来ますよね。
常温に戻った状態の目安は、触った時に冷たく感じないか少し冷たく感じる程度です。
牛乳を常温に戻す時は、使う分だけ冷蔵庫から出して室温で20~30分を目安に放置しましょう。
この程度で腐ったりしませんが、念の為に直射日光の当たる場所で放置するのは避けましょう。
【牛乳の雑学】
眠れない時はホットミルクを飲むと良いと言われていますが、これには科学的根拠があります。
牛乳にはメラトニンという成分が含まれているのですが、メラトニンは睡眠ホルモンで夜に多く分泌される性質を持っています。
なので、それを含む牛乳を飲むと眠れるという訳です。
温めて飲むと身体が温まりますし、カルシウムを摂取する事も出来るので、寝る前のホットミルクはおすすめです。
牛乳を常温に戻すとヨーグルトになる?
牛乳にヨーグルトを加えて常温で置いておくと、ヨーグルトになります。
ヨーグルトは、発酵しやすいカスピ海ヨーグルトがおすすめです。
牛乳は、成分無調整の物を選んでください。
●材料
カスピ海ヨーグルト・無調整牛乳
①容器に牛乳とヨーグルトを入れて混ぜる。
②ティッシュペーパーで蓋をして輪ゴムで止める。
ヨーグルトは呼吸をしているので、密閉しないでください。
③常温で置いておく。
④固まれば完成。
最後に蓋をして冷蔵保存しておけば、2週間程度は持ちます。
上記は、気温が高い場合の作り方です。
気温が低い場合は、①の前に牛乳を電子レンジで温めたり③の時にタオルでくるんだりしてください。
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