もくじ
秋刀魚はフライパンで直焼きするのが良い?
秋の味覚の1つに、秋刀魚があります。
上手く焼けば、パリパリの皮と口に広がる脂を楽しむ事が出来ます。
焼き方1つで美味しさが変わるなら、誰だって美味しく焼ける焼き方を知りたいですよね。
秋刀魚を焼くにはフライパン・グリル・七輪などを使いますが、一番美味しく焼けるのは七輪です。
●七輪を使うと美味しく焼ける理由
・遠赤外線効果
七輪は、珪藻土(けいそうど)という植物性プランクトンの化石を使って作ります。
この化石の主成分は二酸化ケイ素で、二酸化ケイ素は熱を加えると遠赤外線を発します。
遠赤外線は、秋刀魚の表面をパリパリに焼いてくれます。
・輻射熱(ふくしゃねつ)効果
焚き火やオーブンなどの前に立つと熱く感じますが、これは遠赤外線が体に当たっているからです。
この様に、火に触れていなくても伝わる熱が輻射熱です。
本体からも炭火からも遠赤外線が放出されている七輪を使えば、輻射熱を存分に利用する事が出来ます。
・燻製効果
七輪で秋刀魚を焼くと、秋刀魚の脂が炭火に落ちて煙が発生します。
つまり燻製されているという事なので、秋刀魚に良い香りが付きます。
秋刀魚をフライパンで焼くのは時間が掛かる?
上記で七輪の良さについて書きましたが、準備も後片付けも大変なのが玉に瑕です。
しかも、良い効果があるとしても煙が出るのは困ると思う人も多いでしょう。
七輪で秋刀魚を焼くのは、あまり現実的ではないのです。
なので、フランパンやグリルを使って美味しく焼きましょう。
●グリルを使った美味しい焼き方
・強火で予熱しておく
強い火力で中まで焼き上げるのがグリルの特徴なので、時間を掛けずに一気に焼くのがポイントです。
なので、秋刀魚を焼く前にグリルを温めておきましょう。
・熱源の下に秋刀魚を置く
グリルで焼く時は、熱源の真下に秋刀魚を置きましょう。
そして火加減を強めの中火に設定すれば、水分を飛ばさずに焼き上げられます。
●フライパンを使った美味しい焼き方
フライパンはグリルに比べると秋刀魚に火が通りにくいので、強火で一気に焼こうとすると表面だけ焦げてしまいます。
なので、中火か弱火でじっくり焼きましょう。
※詳しい焼き方は後述します。
秋刀魚をフライパンで焼く時は、蓋をする方が良い?
結論から書くと、蓋はしない方が良いです。
蓋をすると蒸気がこもってしまうので、皮がパリパリに焼きあがりません。
【秋刀魚の栄養素】
秋刀魚は、栄養満点の食べ物です。
・タンパク質
主な効果:筋肉や肌や爪を作る
・ビタミンA
主な効果:粘膜を丈夫にする
・カルシウム
主な効果:骨や歯を作る
・ビタミンD
主な効果:カルシウムの吸収を助ける
・鉄分
主な効果:貧血を防止する
・DHA
主な効果:記憶力を向上させる/脳の老化を防止する
ざっと挙げただけでも、これだけの栄養素が含まれています。
秋刀魚をフライパンで焼く時は、クッキングペーパーなしで良い?
クッキングシートはあってもなくても良いですが、あった方がメリットは多いです。
クッキングシートがあると、煙が出にくい上にフライパンが汚れにくいです。
※クッキングシートがフライパンからはみ出していると引火の恐れがあるので、小さめに切るか内側に折り畳むかしてください。
焼く前に下準備をすると、より美味しく食べられます。
先ず、鱗を取りましょう。
鱗があると、焼き加減にムラが出たり口当たりが悪くなったりします。
秋刀魚の鱗は青いので、青く見える部分は包丁の背で撫でて鱗を取りましょう。
次に、内臓を取りましょう。
魚の内臓は苦みが強い場合が多いので、焼き魚の時は取るのがおすすめです。
(内蔵を取った後は、軽く水洗いをしてキッチンペーパーで水気をしっかり拭き取りましょう。)
ただ、秋刀魚の内臓は苦みも旨みもあると言われているので、そのまま焼いて内臓の苦みも旨みも身に浸透させるのもおすすめです。
アルミホイルとフライパンで秋刀魚を調理する
最後に、アルミホイルとフライパンを使った秋刀魚の焼き方を紹介しておきます。
①秋刀魚を水で洗う。
秋刀魚を傷付けない様に、出来るだけ手早く済ませましょう。
②火が通りやすい様に、秋刀魚の真ん中辺りに十字に切り込みを入れる。
③秋刀魚に塩を振る。
身が厚くなっている所は、多めに振りましょう。
④塩を馴染ませたら、キッチンペーパーで秋刀魚の水気を拭き取る。
水気が残っているとパリパリに焼き上がらないので、しっかり拭き取りましょう。
⑤フライパンにアルミホイルを敷いて秋刀魚を乗せたら、蓋をして焼く。
アルミホイルは、クッキングシートで代用出来ます。
⑥焦げ目が付いたらひっくり返して、アルミホイルを被せて焼く。
ここでは蓋をしないでください。
⑦切り込みから汁が出てきたら、焼き上がり。
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