もくじ
成人式のお祝いは、のし袋に入れる?
日本では、結婚式や葬式などで金銭を贈る風習があります。
その時にのし袋に包んで贈るのは、多くの人が知っていると思います。
では、成人式のお祝いではどうでしょうか?
一般的には、成人式のお祝いものし袋に包んで贈るのがマナーになっています。
では、どの様なのし袋を使えば良いのでしょうか?
成人式のお祝いは慶事なので、紅白で蝶結びの水引の物を選ぶのが一般的です。
紅白は縁起の良い色なので選ぶ理由は分かると思いますが、蝶結びを選ぶ理由は分かりますか?
蝶結びは何度でも結び直せるので、『何度あっても良い』という意味があります。
なので、主に慶事に使われるのです。
ここで注意したいのが、婚礼のお祝いには使わないという事です。
婚礼は慶事ですが、何度あっても良い訳ではないですよね。
成人式のお祝いの相場は?
これは成人式のお祝いに限った事ではありませんが、祝われる当人との間柄によって相場は変わってきます。
●成人式のお祝いの場合
祝われる人 息子・娘 相場 1万円~5万円
孫 1万円~10万円
甥・姪 1万円~3万円
親戚 5千円~2万円
知人 5千円~1万円
前項でのし袋の話をしましたが、包む金額によって袋を変えてください。
のし袋には水引が印刷されている物や飾りがあしらわれている物などがあるので、袋と金額が釣り合っていないと不格好に思われるかもしれません。
一般的な目安は、1万円程度までは水引が印刷されている物を使うそうです。
余談ですが、包むお札は新札にするのがマナーです。
包む時は、肖像がある方を袋の表面を向く様にしましょう。
成人式のお祝いのメッセージは?
のし袋を渡す時に、メッセージカードを添えると喜んでもらえると思います。
ただ、長々と書くと説教じみる可能性があります。
祝いたい気持ち・大人の仲間入りをした事に対する喜びや期待などを、出来るだけ簡潔に書きましょう。
●成人式のお祝いのメッセージの例文
・成人おめでとう。何にでも意欲的に取り組んで、自らの力で人生を切り拓いていく事を楽しんでね。
・ご成人おめでとうございます。いつも明るく前向きな○○なら、きっと素敵な大人になるでしょう。この先も、幸多き人生になる事を願っています。
例文を挙げましたが、これは参考程度にしておいてください。
自分が相手に何を伝えたいのか考えて、自分の言葉で文にしてみてください。
成人式のお祝いのプレゼントは?
成人式のお祝いの場合、これからの人生で役に立つと思われる実用的なプレゼントを贈るのも良いでしょう。
【おすすめプレゼント】
●スーツ・ネクタイ・ビジネスバッグ・名刺入れなどのビジネスグッズ
●手帳・万年筆などのステーショナリー
●日本酒・ワインなどの酒
●財布・ハンカチ・バッグなどの日用品
好みが分からないなら、一緒に買いに行って選んでもらうのが良いでしょう。
また、高級レストランや一流料亭などでの外食もおすすめです。
気軽に入れない格式高い場所での食事で、大人の気分を味わわせてあげましょう。
※成人式のお祝いは、いつ渡す?
成人式の当日か前日が一般的です。
とはいえ、渡せない場合もあるでしょう。
お祝いは祝う気持ちが大事なので、出来るだけ当日までに渡した方が良い程度に考えておきましょう。
成人式のお祝いで、のし袋に書く言葉は?
成人式のお祝いで渡す場合の表書きは、『御祝』『御成人祝』『祝御成人』『成人式御祝』『賀成人式』などが一般的です。
※四文字の表書きは、死文字といって気にされる方もいます。
表書きは、水引より上の中央に大きめに書きましょう。
水引より下の中央には、贈る人のフルネームを小さめに書きましょう。
夫婦が連名で包む場合は、右側に夫の氏名・左側に妻の名を書きましょう。
ボールペンや鉛筆ではなく、筆ペンや筆を使って書くのがマナーです。
インクや墨汁の色は、濃い黒を選びましょう。
薄い黒で書いてしまうと、弔事を意味する事になってしまいます。
何故なら、『悲しみの涙で薄れている』『悲しみの気持ちが早く薄らいでほしい』という意味があるからです。
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