「社会人として最低限のモラルだろ。あなたそんなことも分からないの?」
働き始めたばかりの頃に
職場の先輩からキツく言われたことがあります。
軽いオシャレ程度だと思って変えた髪型を指摘されたのですが
学生気分の抜けていないモラル違反だと言われました。
私の場合は髪型でしたが
社会人になると同じような指摘を受けてしまう人はたくさんいます。
時には指摘されたとしても
自分にとってモラル違反とは思えない
納得できない内容のものとも遭遇することになります。
私自身、今でも
「あの程度のオシャレがモラル違反になるのか?」
と考えると正直疑問が残るところです。
しかしこれは、
仕事で他人と関わる以上は避けられないものになっています。
「モラルなんて無視」という選択もできますが
それは自分の仕事上の立場を悪くするだけなので
自分で自分の首を絞めていることになります。
もちろん
「仕事上での立場が悪くなっても関係ない」
「自由にやってクビになったらそれはそれで仕方ない」
と思えるほど副業で稼いでいるのであれば話は別です。
このような副業で仕事上の立場や評価が悪くなっても
問題なく自分で生きていける人以外は
社会人としてのルールであるモラルを守る必要があります。
モラルのない人の特徴やモラルのない職場など
社会人として必要なモラルの知識をまとめましたので
興味がある方はぜひ続きを読んでみてください。
もくじ
モラルのない人の特徴
モラルがない人とは
どういった特徴があるのでしょうか。
そもそもモラルとは
「倫理や道徳、習俗」を意味します。
つまりモラルがない人は
物事のルールやマナーを守れなかったり
責任感が希薄だったりといった
特徴があります。
それでは具体的な特徴をご紹介します。
・責任感がない
仕事を任される事を極端に嫌ったり
率先して責任のないポジションに
まわるなど面倒な仕事は引き受けると
損だと感じる傾向があります。
・周りを気にせず文句を言う
職場など公の場でもお構いなしに
仕事や他人の文句を言う人がいます。
また周囲を巻き込んで
味方に付けようとするなど
利己的な特徴もあります。
・平気で嘘をつく
モラルがない為
嘘をつく事に罪悪感がありません
仮にバレたとしても問題ない嘘を
重ねる特徴があるため
本当の事を知る周囲からは
信用されなくなります。
このようにモラルのない人は
周囲を気にしない自己中心的な
特徴がありますので覚えておきましょう。
モラルのない職場の特徴
一定数のモラルのない人が
集まる職場では社会的リテラシーの
欠如した状態になる事があります。
ここではモラルのない職場の
特徴についてご紹介していきます。
・利益を最優先で考える
仕事を進めるうえで利益を
考える事は大切ですがやみくもに
利益だけを優先してしまうと
社員をぞんざいに扱うなどブラック
企業化してしまう傾向にあります。
こうした会社では
上司が部下を大声で叱り付ける
パワハラや社員が出世するため
手段を選ばなくなるなど
人間関係がうまく機能しなくなる
ケースがあります。
・コンプライアンス意識がない
法令や規則に従い
行動する必要のある
コンプライアンスは
モラルのない会社では
守る意識が低い特徴があります。
具体的には社員の有給など
休日を取らせないことや
賞与を与えない残業を強要するなど
「法令や規則を無視する」
傾向にありますので注意しましょう。
・真面目に仕事をしない
社員についてはモラルがない
職場では私語や雑談が多く
進めるべき仕事が進まないなど
著しく効率が低くなる傾向にあります。
仲のよい社員同士で
派閥ができるなどグループ間での
嫌がらせも多く本来取り組むべき
仕事内容からかけ離れる事も多いでしょう。
社会人として守るべきルール
一般常識を踏まえた上で
社会人ルールは決められています。
ここでは社会人として守るべき
ルールについてご紹介していきます。
・就業時間を厳守する
会社の営業時間の中で
従業員が働く始業・終業時間は
就業時間として定められています。
例えば10時に始業する会社では
9時59分までにタイムカードが
押されていればよい事になります。
しかし開店準備や朝礼など
始業するためには準備が必要な
場合も多くあります。
・服装や髪型の規定も
服装や髪型について規則を
定めている会社も多いでしょう。
業種によってはある程度ラフな
格好が認められている会社もありますが
会議や取引先との商談など
時と場合に応じてセルフチェックを
する習慣を身につけておくことも大切ですね。
こうしたルールである規定と併せて
敬語を使う事や私語を慎む
といったビジネス上のマナーについても
社会人としてのルールに数えられる
事がありますので知っておいて下さい。
モラル欠如の3要素
人として本来必要なモラルは
どういった時に欠如するのでしょうか?
ここではモラルが欠如する
場合の3つの要素について
ご紹介していきます。
・自分は特別だと思う場合
例えば「自分だけは特別だ」
と誤認してしまうケースです。
上司や目上の役職の社員が
少ない場合などに本来必要な
礼儀やルールを守る必要がないと
勘違いしてしまう事があります。
・集団での慣れによる場合
職場など一定数の人が集まるところで
次第に常識が変わってしまうケースです。
実際はモラルのない行為を
していても決まった人の間で
慣れてしまう事により起こります。
・衝突を避ける場合
例えば職場の上司がモラルの
欠如した行動を起こした場合など
衝突を避け良好な関係作りのため
「見て見ぬふり」をする事があります。
このようにモラルの欠如は
職場の状況や欠如する人によっても
周りの反応は異なるケースがあります。
要素を検証する場合は
モラルが欠如する状況について
考えてみるとよいでしょう。
モラルの低さへの対処法は?
モラルの低い職場では特定の人を
虐める「モラルハラスメント」
が起こりがちです。
モラルハラスメントでは
上司など立場を利用した
パワハラと異なり同僚や職場の
グループなどから暴言や陰口
仲間外れなどの陰湿な仕打ちを
受けるケースを指します。
こうしたモラハラを対処する場合
まずはLINEのやり取りなど
証拠を集めるようにしましょう。
その後こうした証拠をもとに
労働局などに相談するとよいでしょう。
他にも社内のハラスメント
相談窓口などトラブルを解決する
機関に相談する事をおすすめします。
職場モラルの低さが原因で
起きるモラルハラスメントですが
問題を放置せず解決して行く事が大切です。
まとめ
今回はモラルとは何か
職場で社会人として守る
ルールについて解説しました。
モラルとは倫理や道徳
習俗であり社会人として
必要な常識や倫理感である事が
分かりました。
会社などで定められた
ルールやマナーを守ることは
もちろんですがモラルとは責任感や
問題意識の持ち方など
個人として持つべき要素だと
いう事も理解できました。
また状況や立場によっては
モラルが欠如しやすい事も
分かりましたね。
モラルが低い行動を重ねて行くと
普段の行いから信用されなくなる
事があります。
職場などで起きるモラルハラスメント
についても問題意識を持って
解決するよう心掛けていきましょう。
今回ご紹介したモラルの
必要性を理解し仕事に
取り組んでいきましょう。
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