もくじ
立ち合い出産で夫ができること。夫の役割とは。
最近では立ち合い出産を希望されるご夫婦が多くなってきていますが、実際に立ち合い出産をされた方はどう感じられたのでしょうか?
また、立ち合い出産で夫ができること、持って行った方がいいもの、メリット・デメリットについて解説したいと思います。
はじめに、立ち合い出産での夫の役割についてご説明してまいりましょう。
その前に、立ち合い出産とは、妻の出産にあたり立ち合うことを指しますが、具体的には神通が始まり子宮口が開き、赤ちゃんを出産するまでの間、同じ空間で夫も出産に立ち合うことを言います。
出産に際し一番つらく痛い思いをするのは妻の方です。
そんな中、夫ができることって何なのでしょうか。
まず、お水や食べ物を妻にあげてください。
陣痛の痛みと戦っている妻は、自分でお水を飲んだりものを食べたりすることはできません。
そこで夫のサポートが必要なんです。
脱水症状になってはいけませんから、何も食べれないとしても、お水を与えてあげてください。
食べるのが難しい場合は、飲料ゼリーでも喉通しがよくて口に入れやすいと思います^^
次に、汗を拭いてあげてください。
単純に暑いといった理由もありますが、痛みで冷や汗が止まらないといったパターンもあります。
言葉をかけながら、汗を優しく拭きとってあげてください。
そして、腰のマッサージをしてあげてください。
陣痛は痛くてつらいと聞きます。
このとき、腰のマッサージをしてあげると楽になると言われています。
マッサージだけでなく、お尻をグッと持ち上げるように押してあげるともっと楽になると言われているので、思い切りグッと押してあげてください。
最後に、妻の言うことはすべて聞いてあげてください。
出産は新しい命を迎える神秘的で素晴らしいものです。
が、やはり出産には痛みが伴います。
一番大変なのはやっぱり妻です。
たぶん、夫は今まで見たこともないほどつらそうな妻を見ていると思います・・・><
ギャーギャー叫んでいる妻さんもいると思います(;^_^A
そこを支えるのは夫さんの役割です!
陣痛と戦っているので、もしかすると夫に対して理不尽な暴言を吐いてしまうかもしれませんが、そこは「うんうん」と言って聞いてあげてください。
立ち合いするかしないかにかかわらず、出産には夫のサポートが必要です。
特に立ち合う際、出産当日にはしっかりサポートしてあげてくださいね!
立ち合い出産に欠かせない持ち物とは
立ち合い出産するにあたって、何か持って行った方がいいものって何なのでしょうか?
①飲料
これは本当に必須!
妻に飲ませてあげる分、そして夫ご自身が飲む分も用意しておくと良いでしょう。
お水、アクエリアス、糖質ドリンクなど、多めに準備しておくとさらにいいと思います!
出産は予定通りに進むとは限りません。
なかなか赤ちゃんが出てこなくて、2日も出産にかかったというパターンも予想されます。
飲料がなくなるたびに買いに行ければいいですが、なかなか席をはずすことも難しいですよね。
したがって、多めの飲料を準備しておきましょう!
②飲料ゼリー
妻に食べさせてあげる食べ物ですが、固形物はなかなか食べづらいと思います。
そこで喉通りの良い飲料ゼリーがおすすめ。
陣痛中は大変ですが、陣痛に耐えるには元気や栄養をチャージしておく必要があるので、特にカロリー高めのものがおすすめですよ♪
もちろん、夫の食べる分も準備しておきましょう^^
③歯ブラシセット
これは夫の使う分ですね。
いつ出産するかわからずに病院でずっと過ごす方もいるようです。
妻のそばで言葉をかけたり励ましたりすることも多くあるので、口内環境も整えておきましょう。
④持ち歩ける携帯バッテリー
先ほどから何度か申していますが、いつ生まれるかわからずずっと病院に滞在している夫も多いです。
時間をつぶすのに携帯をさわったり、家族とこまめに連絡をとっていたりすると、携帯の充電ももちませんよね。
いざ充電しようと思っても、病院でコンセントがなかったり借りれなかったりすると、携帯の充電もなくなってしまいます。
そこで役に立つのが、持ち歩ける携帯バッテリー。
立ち合い出産までにバッテリーの充電をお忘れなく^^
⑤カメラ
赤ちゃんが生まれてすぐに写真を撮影したい方も多いと思います。
動画が良いならビデオカメラを、写真ならデジカメや一眼レフなど、邪魔にならないように持参しましょう★
カメラを持っていない方、スマホで十分な方は、スマホのカメラアプリでもいいと思いますよ^^
⑥テニスボールもしくはゴルフボール
夫の役割に関して説明しましたが、腰やお尻部分をグッと押し出すときにテニスボールを用いると、妻も楽になるだけでなく、マッサージする側の夫もやりやすいですよ^^
ゴルフボールでも代用可能です。
産婦人科によっては準備されているところもあるようです^^
確認の上、なさそうなら準備しておきましょう!
立ち合い出産に参加した夫の本音。せっかく立ち合いしたのに倒れた夫もいる!?妻の本音も紹介。
立ち合い出産を終えた夫さんからはさまざまな本音が上がっています。
「感動しました。
命が生まれてくる瞬間を目の当たりにして、命の大切さを改めて実感しました。
この先つらいことがあっても、立ち合い出産を思い出して初心に返り、まだまだ頑張ろうと思えます。」
「父になったと実感しました。
そして、妻とふたりで乗り越えたという充実感も感じることができ、妻と子供に感謝しています。」
これらのようにプラスの本音がある中で、実はマイナスの本音もあるのが現状です。
「想像よりも壮絶だった。
生まれるところがグロかったので、引いてしまいました・・・。」
「これから妻のことを女として見れるか不安です。」
「血を見て倒れてしまいました。
妻の方が大変だということはわかっていますが、大事なときに倒れてしまって頼りないですよね・・・。」
と、倒れてしまった方もいるようです(;^_^A
実は、マイナスの意見は妻も持っており、「陣痛で苦しんでいる姿を見せたくない。」
「夫がそばにいても相手してられないし、出産に集中できない。
夫が頼りになるとは思わないし・・・。」
「まだまだ夫にも女として見られたいのに、壮絶な場面を見せるのが嫌。」
との本音もチラホラ・・・(;^_^A
もちろん、「立ち合い出産をしてもらってよかった!」
との妻からの意見もあります。
立ち合い出産に関してはさまざまな本音があります。
実際に立ち合ってみてどう感じるかまでを考えて、立ち合い出産をするかどうかを決めることも大事ですね。
立ち合い出産のメリットとデメリット
立ち合い出産のメリットとデメリットも紹介したいと思います。
【メリット1】安心感
出産は不安との闘いだと思います。
もちろん陣痛といった痛みとの闘いもありますが、元気に生まれてきてくれるか、産んだ後妻も健康か、などなど、不安なことが多いです。
しかも、それを妻一人で乗り越えるとなると、さらにつらいですよね。
そんなとき、信頼している夫がそばでついていてくれて、腰をさすったり手を握ったり言葉をかけてくれるだけで、「一人じゃない」と安心感が得られます。
この安心感で大変な出産も乗り越えられますね。
【メリット2】父親の自覚が生まれ育児にも積極的になる
大変な出産を目の当たりにすることで、出産のつらさ、大変さ、妻の頑張りを理解することができます。
母親は自分の命をかけて出産することで母性が生まれ、父親は目、耳、手などの五感で不正が生まれると言われています。
立ち合い出産によって父親としての自覚が生まれ、育児にも積極的に参加してくれるといったご家庭も報告されています。
また、父親の自覚がしっかり芽生え、父性が生まれると、昨今問題となっている虐待が起こるリスクも低くなると言われています。
【メリット3】赤ちゃんの誕生を夫婦ふたりで乗り越えた喜びという思い出が残る
大変な出産を夫婦ふたりで乗り越えたという実感がわき、夫婦や家族の絆も強くなると思います^^
今後つらいことがあっても、立ち合い出産のことを思い出し、もう一度手と手を取り合ってつらいことも乗り越えられそうな気がしますよね^^
では、次に、デメリットも見てまいりましょう。
【デメリット1】頼りない夫にイライラする
出産で不安なとき、そばにいてくれるだけで安心したといったメリットのある反面、妻の思うように夫が動いてくれなかったのでイライラしたといったデメリットも、立ち合い出産にはあるようです。
立ち合い出産で絆が深まるどころか大きな溝ができたというご夫婦も実際にいらっしゃるようです><
【デメリット2】女性として見られなくなる
今まで夫婦として、ひとりの男性とひとりの女性で成り立っていたものが、出産という壮絶な場面を目の前にすることで、女性として見られなくなった夫の方も多くいらっしゃると言われています。
このことで夫婦関係がうまくいかずセックスレスになってしまうご夫婦も。
出産する際は、出血、羊水、胎盤、汚物など、さまざまなものを見る機会となります。
そういったものが忘れられずに、妻の顔を見ると思いだし、気持ち悪くなってしまうといった方も・・・(T_T)
悲しいですが、こういったデメリットを考えてそれが嫌であれば、立ち合い出産は希望しない方がいいかもしれませんね。
立ち合い出産すると離婚率が上がるってホント?
さて、立ち合い出産に関してこんな噂も聞きます。
「立ち合い出産すると離婚率が上がる」と・・・。
悲しい噂ですが、事実、立ち合い出産することで、およそ1割以上のご夫婦が離婚してしまったというデータがあるんです。
何故離婚してしまうのかというと、デメリットでもお話したように、大きな要因としては、夫が妻のことを女性として見られなくなってしまったという点です。
妻が母親になる瞬間を目の当たりにするだけでなく、壮絶な場面・・・ギャーギャー叫んだり暴言を吐いたり、出血を見たり汚物を見たり、そういったものも見るため、妻のことをどうしても女性として見ることが難しくなってしまうようです。
ここからセックスレスに発展し、最後はそれが原因で離婚してしまうといった悲しい連鎖です。
出産は素晴らしい瞬間です。
ただ、出産する妻は大変な痛みにも襲われますし母子ともに健康であるかという不安とも戦い、夫は立ち合うとその壮絶な場面を見ることとなります。
プラスに捉えるかマイナスに捉えるか、そこまで想定して立ち合い出産を希望するかを決定した方がいいと言えますね。
大切なお子さんが生まれる瞬間です。
どうか母子ともに健康に生まれますように、お祈りいたします。
コメント