今のお給料で一人暮らしは現実的なのか。
将来を考えて貯金をしたいと考えたことはありませんか?
友達との旅行や自己研鑽のための勉強。
結婚やマイホームのための資金も必要です。
しかし手取りが12万円という金額で貯金ができるのか
悩んだことはないでしょうか。
この記事では手取りが12万円だったと仮定して
一人暮らしの場合や実家暮らしの場合など
様々なケースを見ながら貯金ができるのかご紹介します。
もくじ
一人暮らしの場合
まず始めに手取り12万円で一人暮らしの場合。
結論からいうと貯金はかなり難しい状況です。
総務省が発表している34歳以下の家計調査にもありますが
34歳以下で単身世帯の一人暮らしでは毎月の支出金額が約17万円になります。
これは交際費や娯楽費なども含めた金額のため
自炊や節約を行い手取りの12万円以内に抑えることは可能です。
しかし以下のような生活費を
毎月の給与から払うと残金はいくらでしょうか?
・家賃
・食費
・ガスや水道などの光熱費
更に交際費や保険料などを入れると
微々たる金額しか残らないことは明白です。
貯金に回すことはほぼ不可能といっても良いでしょう。
手取り12万円だと仮定して一人暮らしをする場合
まずは毎月の生活を安定させていくことが先決です。
貯金を検討しているのであれば
自分なりの節約方法や
支出の抑え方が分かってから着手していきましょう。
正社員の場合
前述では一人暮らしの場合は貯金が難しいという説明をしました。
しかし正社員で働きながら更にボーナスが見込める場合は貯蓄も可能です。
毎月の給与では前述のとおり貯金が難しいため
ボーナスを貯蓄に回すことで将来に備えていくことができます。
厚生労働省の統計によると
令和2年夏のボーナスの平均額は約38万円前後。
この数値は賞与額が増加傾向にある医療・福祉系はもちろん
賞与カットが進んでいる製造業も全て含めたものなります。
夏季と年末2回のボーナスがありますので
旅行や買い物などの娯楽に使うのではなく
満額に近い金額を貯金すれば
100万円程度はすぐに貯金することが可能です。
正社員の場合は毎月の給与から貯蓄に回すのではなく
賞与を全額、あるいは全額に近い金額を貯めた方が
効率よく貯蓄できます。
実家暮らしの場合
手取りが12万円でも実家暮らしの場合は
毎月の給与からある程度
貯金をすることが可能です。
家賃や光熱費は実家のご両親が払い
実家にいれる金額は一人暮らしの場合の支出に比べ
圧倒的に少ない金額になることが多いためです。
娯楽や交際費など無駄遣いをしなければ
毎月少額ずつでも必ず貯蓄額は増えていきます。
しかし余ったお金で貯金を考えていると
なぜかお金は残りません。
・不要な買い物をしてしまったり
・友人や会社の同期と飲みに行ったり
・外食をしてしまったり
お金に余裕があるからと
つい魔が差してしまうことが多くあります。
そのため実家暮らしの場合は定期預金などを使い
自動的に貯金できる仕組みを作っていきましょう。
家賃6万円は払えるか
結論からいうと
手取り12万円で家賃6万円は払えますが貯金はできません。
もし貯金が可能だとしても自炊をしたり
節約をすることが必須です。
そのため遊びや娯楽に使える金銭はほぼなく
カツカツの生活をしながらの貯金になってしまうため
とても苦しい生活になっていきます。
・自己投資
・旅行や交際費
・将来のため
貯金をする目的にもよりますが
全て自分がより良い未来で生活するためではないでしょうか。
多少の我慢は可能かもしれませんが
長期的に無理のある節約で貯金をしても
いざという時にお金を出すことをためらってしまいます。
気持ちよくお金を使うためにも
ほどよく適度な節約で貯金を行っていく。
そのためには手取りが12万円だった場合
家賃が6万円とすると家賃の割合が半分も占めてしまいます。
可能であれば安い物件への引っ越しや
実家での生活も視野にいれてみてください。
貯金について
様々な状況をご紹介してきましたが
手取り12万円で貯金ができたとしても微々たる金額です。
現在はボーナスが出ている企業も今後の経営次第では
ボーナスの減額やボーナス自体がなくなってしまうかもしれません。
また生活をしていくうえで想定外の出費は必ずあります。
・友人の結婚式
・予期せぬ事故や病気
コツコツ貯蓄していくことが大事ですが
手取り12万円の中でやり繰りしていくだけでは
数百万といった大きな金額の貯蓄になるまでに長い年数がかかるでしょう。
まとめ
自分の将来のために貯金を増やしたいのであれば
実家に暮らしながら正社員で働くことが一番の方法です。
貯金をするためには
収入をできるだけ多くし
支出を抑えることが重要なのです。
収入面ではボーナスがある会社に勤務できれば貯蓄額もぐっと上がります。
実家に暮らすことで家賃という大きな支出がなくなり
光熱費や自炊のための食材費もなくなる可能性も。
もし一人暮らしを楽しみながら貯金もしたいのであれば
現在の支出の見直しからはじめてみてはいかがでしょうか。
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