みなさんは会社で働いていて
「休日出勤」を強要されたことはありますか?
それって明らかに不当!と思うかもしれませんが
残念なことにそれが横行している会社もあります。
今回は
会社から休日出勤を強要された場合の対処法
についてお話していきます。
日常的に休日出勤を強いられて悩んでいる
という方はぜひ最後までご覧ください。
もくじ
会社に休日出勤を勝手に決められた場合
そもそも会社側が
労働者に休日出勤を命じることができるかは
雇用契約書や就業規則に記載してあります。
もし会社から休日出勤命令をされて疑問に思った際は
雇用契約書や就業規則を確認しましょう。
就業規則は入社した際に文書でもらっているか
会社内の誰でも閲覧ができる場所で
管理していることが多いです。
わからない場合は
総務部などの担当部署に問い合わせてみましょう。
むかつく気持ちが抑えられない時の対処法3選
普段一生懸命働いて待ちに待った休み!
と思っていたら休日出勤を言い渡された…
言いようのない怒りがこみ上げてきますよね。
そんなときの対処法は3つあります。
1つは
「労働基準監督署(以下「労基署」)に相談する」
です。
休日出勤を強要するような
会社の体制そのものを改善したいと思うなら
労基署に相談するのがおすすめです。
ここでは
様々な労働問題について相談に乗ってくれますが
窓口では「相談」ではなく
「申告」に来たと伝えましょう。
相談では話を聞くだけで終わってしまう
可能性があるからです。
しっかり申告をして
労働基準法違反が発覚すれば
立ち入り調査なども行われます。
窓口に行く際には
休日出勤を強要された時の証拠品
(詳細メモや音声データ)も
持っていくようにしましょう。
2つ目は「ユニオンに相談する」です。
ユニオンは長時間労働や不当解雇・ハラスメントなど
労働問題全般の改善に取り組んでいる団体です。
相談者に代わって勤務先に対して
団体交渉や労基署への申告してくれます。
ここに相談することで会社側と交渉し
問題解決・和解を勧めることができます。
3つ目は弁護士「弁護士に相談する」です。
これは最終手段ですが
休日出勤強要などのほかに
日頃からハラスメントを受けているなど
損害賠償請求をしたい場合には弁護士に相談しましょう。
弁護士は今の状況を詳しくヒアリングして
相談者の代わりに会社側と交渉を行います。
すぐに交渉ができなくても
引き続き裁判で解決を目指すことができます。
拒否したらクビになるの?
休日出勤を言い渡され
断りたいけど断ったらクビになるかも…
そんな不安で
頼みを断り切れない人も多いかと思います。
でも心配はいりません。
そもそも労働基準法で36協定を結んでいない場合は
法的に休日出勤ができないことになっています。
36(サブロク)協定とは…
労働基準法で定められた
一日及び一時間の労働時間や休日日数を超えて
時間外労働または休日労働させる場合に
労働基準監督署に届け出なければならない協定
合理的な理由がないのに休日に出勤強要することは
パワハラにあたることもあります。
パワハラ防止法では
以下のように定義されています(令和2年6月施行)
①優越的な関係を背景とした言動
②業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの
③労働者の就業環境が害されるもの
緊急性がないのに休日出勤を強いられ
従業員が日常生活や体調に
支障をきたすような場合はパワハラだと言えます。
休日出勤を一度断ったぐらいでは
まずクビにはなりません。
それどころか
会社が規則違反にあたる可能性もありますので
雇用契約書や就業規則を再度確認しておきましょう。
転職もありかも?
解決法について色々書きましたが
そもそも会社と争うことが面倒という人は
転職を考えてみるのもありです。
一度しかない自分の人生ですから
会社と合わないと思ったら
早めに見切りをつけて別の会社への転職を考えましょう。
次の会社では今回のような不満を持たないために
転職前に会社候補の労働環境を調べておく必要があります。
実際に入ってみないと分からないことも多いかと思いますが
そんな場合は予め以下の3つをチェックしましょう。
・販売店であれば一度店に行って会社の雰囲気を見てみる
・営業時間を調べて時間外に電気がついていないか見る
・知り合いがいれば聞いてみる
会社の雰囲気は大切です。
今その会社で働く人が生き生きと働けていないのなら
自分が入った後も同じようになってしまうかもしれません。
また営業時間外に
いつまでも電気がついている会社も要注意!
時間外労働が多い確固たる証拠に繋がります。
またその会社に知り合いがいる場合は
単刀直入に聞いてみるのが一番の近道です。
なお話を聞く際には
自分がその会社に入りたいということは
伏せておく方がいいでしょう。
始めに転職活動中だということを伝えてしまうと
会社に引き入れようと話を美化して
伝えられてしまう恐れがあるからです。
こういったセンシティブな話は
信頼できる相手に聞くようにしましょうね。
副業をはじめてみる
また副業を始めてみるのも一つの方法です。
すぐに転職に踏み切れないという人は
副業で資金力を高めて
準備ができてから転職でも遅くありません。
副業は自分の好きなことから始めてOK!
・どんな仕事が向いているのか?
・今後どんな方向性で仕事をしていきたいか
最初はあくまで趣味の延長線のような感覚で副業をはじめ
そこから自分に向いている仕事を見つけていきましょう。
何事も始めてみないとわからないことが多いです。
副業からはじめたことが
一生涯付き合っていくような
自分にぴったりな仕事が見つかるかもしれませんよ。
まとめ
いかがでしたか?
今の会社で労働環境や休日出勤に悩んでいるという方は
今後の道筋が少し見えたのではないでしょうか?
会社での悩みを相談できる場所はたくさんあります。
一人で悩まずにまずは専門機関に相談してみましょう。
案外あっさりと
今悩んでいることが改善できるかもしれませんよ。
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