近年、少子化による人手不足により
40代や50代でもパートやアルバイトをする人は
増加傾向にあります。
それに伴って、仕事に悩みを抱えている人も増えており
「長時間勤務は体力的につらい」
「仕事が覚えられなくて疲れる」
掲示板やSNSでもこの様なお悩みをよく見かけます。
もし、あなたが今この様な悩みを抱えているならば
働き方を変えてみるのはいかがでしょうか。
今回の記事では
パートタイムの働き方でのメリットとデメリット
働く際の注意点について紹介していきます。
もくじ
疲れるのでパートを辞めたい
50代になると体力が落ちてきて
若い頃と同じように働くのは辛くなってきます。
働く必要がなければ
パートを辞めたいと思っている人は
多いのではないでしょうか。
特にフルタイムの勤務は
20代よりも体力がない分堪えます。
若い頃は徹夜も平気だったのに
30代になると1日の寝不足でも
ヘロヘロになってしまう…
など体力の衰えを感じる人も多いでしょう。
50代になると親は70代~80代です。
元気なようでも病院に通院する頻度が上がったり
認知症の傾向が出て
要介護になったりする人もでてきます。
結婚が遅かったので
子供がまだ小さいという人もいるかもしれません。
その場合は育児に家事にパート、介護と
4つも重荷を背負っていることになります。
これでは疲れても仕方ないでしょう。
無理のし過ぎで体を壊してしまう前に
家族と相談して働き方を見直してみてください。
働くなら週5日?それとも週3日?
パートタイムの働き方は
フルタイムと同じ長時間勤務以外にも
週何日かだけだったり、午前中だけだったりと
色々な働き方があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるので
自分にあった働き方を選びましょう。
週5日、8時間のフルタイムで働くメリットは
正社員ほどではないですが
まとまった金額が得られることです。
有給や社会保険などの福利厚生も
正社員と同様に受けられる可能性が高いので
病気や怪我の際も
収入が保証されるという安心感があります。
デメリットは勤務時間が長いので
体力面の負担が大きいことと
時間の融通がききづらいなどがあげられるでしょう。
週3日のようなパートで働くメリットは
自分のために使える時間が多いことです。
例えば月・水・金曜日などの隔日の勤務になると
間に1日休みを挟むことができるので
その時間で体力を回復したり
他の用事に充てたりすることができます。
デメリットは
フルタイムと比べると収入が減り
社会保険にも加入できなくなることです。
社会保険には加入できなくなりますが
配偶者の扶養に入ることができる可能性があるので
働き方を変えたいときは確認してみましょう。
無理なく働くなら、午前中のみのパートもおすすめ
フルタイムのパートが体力的に厳しいならば
午前中のみという働き方も検討してみましょう。
お子さんが小さい頃は
この様な働き方をしていた人も
いるのではないでしょうか。
ドラッグストアやスーパーの求人を見ていると
早朝の品出しの仕事なども募集されています。
この働き方ならば、
朝は早いですがお昼からはゆっくりと
自分のために時間を使うことができます。
午前中のみの働き方に興味があれば
バイト情報誌やサイトなどを使って
探してみましょう。
おすすめはコンビニや飲食店、資格があれば保育士も
午前中のみのシフトで働くならば
コンビニや飲食店がおすすめです。
コンビニや飲食店は
シフトの融通が利きやすいので
希望した時間帯で無理なく働くことができます。
大手のチェーン店を選べば
マニュアルや研修制度がしっかりしているので
仕事も覚えるのが楽で、働きやすいです。
50代くらいの主婦(主夫)の人が
何人も働いてるというケースも多く見られます。
飲食店での午前中は
主に仕込み作業が多いというお店が多いです。
50代でも無理なく手際が良く
活躍することのできる環境になります。
もし、保育士の資格を持っているなら
それを活かして保育施設でのパートもおすすめです。
近年、待機児童の解消のために
保育施設の数が増える傾向があり
保育士の需要が高まっています。
(参考:厚生労働省子ども家庭局保育課『保育を取り巻く状況について』
https://www.mhlw.go.jp/content/11907000/000784219.pdf)
午前中のみの保育補助などの求人も
増えてきました。
保育士の仕事は好きだけれど
フルタイムはキツイという方は
午前中のみのお仕事にチャレンジしてみるのは
いかがでしょうか。
扶養に入っている主婦は、夫の定年に注意が必要
現在50代でパートをしている人の中には
旦那さんの扶養に入っている人もいるでしょう。
旦那さんが年上で先に定年を迎える場合は
働き方に注意が必要です。
旦那さんが65歳になって年金の受給資格を満たすと
扶養されていた人は
国民年金(第1号被保険者)への切り替え手続きが必要になります。
(参考:日本年金機構
『3号被保険者の「配偶者が65歳になったとき」の手続き
https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/kanyu/20150119.html)
60歳までは国民年金の保険料を納める必要があるので
手続きを忘れないように注意しましょう。
健康保険についても
以前の健康保険を任意継続しない場合や
再就職して新しい会社の健康保険に加入しないときは
国民健康保険(国保)への加入手続きが必要です。
(参考:全国健康保険協会 神奈川支部のパンフレット
『退職後の任意継続保険ご加入のご案内』
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/kanagawa/cat080/20180420001/20190207/ninikeizoku20190626.pdf)
扶養から抜けると、以前の保険証は使えません。
手続きを忘れて保険証が手元にない状態になると
病院では全額負担になるなど
金銭的に大きなダメージになるので気をつけましょう
まとめ
・50代でのパートは体力的に疲れる。
体を壊す前に家族と相談して働き方を変えよう。
・週5日も週3日、どちらの働き方も
それぞれメリットとデメリットがある。
自分にあった働き方を選ぼう。
・自分の時間を確保したいなら午前中のみの求人を探してみよう。
・飲食店やコンビニはシフトに融通がききやすい。
保育士などの資格があれば、それを活かした働き方もおすすめ。
・扶養に入っている主婦は、夫の定年に注意する必要がある。
50代でもパートをする人は増えています。
「生活費の足しにしたい」
「働くことが好き」
など理由は人によってさまざまです。
しかし、50代は20代や30代の頃にはなかった
健康上の不安や、親の介護などの問題もでてきます。
人生100年時代、まだまだ先は長いので
ここで体を壊してしまってはいけません。
働き方を見直して
無理なく続けられる仕事を選ぶようにしましょう。
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