もくじ
新しいお札の人物は誰?千円と五千円の人物を紹介!
2019年5月1日、新元号「令和」がスタートしました。
それに先駆け、4月9日には新しいお札が発行されることを政府が発表しました。
お札も新しくなると聞くと少しワクワクしますが、一体どんなデザインのお札になるのでしょうか?
はじめに、千円の人物からご紹介してまいりましょう!
新しい千円札の人物には「北里柴三郎(きたばたしばさぶろう)」氏が描かれる予定です。
1853年に生まれた細菌学者で、「日本の細菌学の父」と言われるほどの偉大な功績を残した人物です。
その功績としては、伝染病の研究に没頭し破傷風の血清療法を生み出し、結核の予防と治療にも貢献しました。
また、肌が乾燥して柴黒色に変色し、高熱も出す死亡率の高い黒死病の病原菌となるペスト菌も発見しました。
そののち、慶応大学に医学部を解説し、無給にも関わらず生徒たちに医学への道を教えました。
このように、北里柴三郎氏は細菌学をもとに医療で貢献してきた方だということがわかりますね。
次に、新しい五千円の人物には「津田梅子(つだうめこ)」氏が描かれる予定です。
1871年に当時6歳という若さで岩倉使節団に参加した女子留学生のひとりで、アメリカで英語やピアノなどを学び、その留学経験より女性教育の改革を日本で行いました。
留学して2年後にはキリスト教を学び、高等教育ではラテン語、フランス語、心理学、自然科学、芸術など、さまざまな分野について学びを深めていきました。
学びを深めていく中で、日本での女性教育や女性の地位の低さについて疑問も感じ、岩倉使節団で若い頃にアメリカにて直接男女平等の風土に触れたため、英語教師をすることとなったときに再度アメリカへ留学をします。
そして1900年、津田氏は「女子英学塾」を設立し、女性教育に尽力していきました。
現在では「津田塾大学」として有名なところです^^
このように、津田梅子氏は日本人女性の地位向上のため、そして社会進出のためになるよう女性教育に力を入れてきた人物であるということがわかりますね。
新しいお札の一万円札は誰?
千円札、五千円札で新しく描かれる人物について紹介しましたが、一万円札は誰になるのでしょうか?
新しい一万円札には「渋沢栄一(しぶさわえいいい)」氏が描かれる予定です。
1840年に裕福な農家に生まれ、小さいころから家業を手伝い、その経験から14歳で買い付けを行うなど、若いころから商業活動に励んでいました。
1864年からは、のちの江戸幕府将軍となる徳川慶喜に仕え、慶喜が将軍となったあとにはパリ万博へ派遣されるなど、江戸幕府内でも重要な役目を果たしていたと言えるでしょう。
パリへ向かう道中では、イギリス・アメリカの経済学や資本主義を中心とした金融の発展に直接触れ、反乱や倒幕などの争いによって変革を行うのではなく、民間経済の力によって日本社会を立て直し変革していく必要があると理解します。
日本に帰国すると江戸幕府は終わり明治時代になっていて、渋沢氏は日本で初めての銀行を設立しました。
これが現在のみずほ銀行です。
株式会社の仕組みを利用してできた銀行で、これを皮切りに500社もの会社を設立していきます。
海運業や鉄道、ガスなど、社会で必要とされるものの整備について特に力を入れていたと言われています。
現在の会社で言うと、みずほ銀行の他に、東京海上火災保険、王子製紙/日本製紙、太平洋セメント、東急電鉄、東京ガス、東京証券取引所、帝国ホテル、京阪電気鉄道、キリンビール、国士舘大学などがあり、これらの有名な会社を見るだけで「日本資本主義の父」と呼ばれるほどの偉人であることがわかりますね^^
関東大震災では、当時83歳と高齢ながらも、臨時病院や避難所、孤児院などを設置し、今まで設立してきた経済界のネットワークや持ち前の行動力で日本社会を救ったひとりの人物だとも言われています。
また、日本国内だけでなく、国際交流にも目を向け、日本とアメリカの子供たちがお互いの人形を贈り合う「青梅の人形活動」の中心人物にもなりました。
このように、渋沢栄一氏は日本社会の発展に欠かせない人物であることがわかりますね。
さて、新しいお札に描かれる人物はどのように選ばれるのでしょうか?
国立印刷局のホームページを拝見すると、「日本国民が世界に誇れる人物で、教科書に載っているなど、一般によく知られていること」と「偽造防止の目的から、なるべく精密な人物像の写真や絵画を入手できる人物であること」とされており、要はみんなが知っていて輝かしい功績を残した人物であり、はっきりと顔のわかる肖像画が手に入る人物が選ばれる基準となるようです。
今の時点では「この3人は誰だろう?」と疑問に思う方も多いかもしれませんが、お札からその人物を学ぶこともできるので、とても勉強になりますよ^^
新しいお札のデザインで、柴犬のものもあるの?
最近話題となったのは、柴犬のデザインの新しいお札ではないでしょうか?
私も拝見しましたが・・・これは新しいお札として採用されたものではなく、ツイッターに投稿されたつぶやきの「柴犬の新千円札」のことなんです^^
このつぶやきを投稿したのは、ゲームや書籍のイラストを描いている方で、新しいお札が発行されるニュースから「新しいお札のデザインに柴犬とかあったら」という他の方がつぶやいたツイッターを見て、「1枚くらいほっこりするお札があったら」と些細な思い付きから描かれたものです。
本来人物が描かれる右側には柴犬が、すかしが入る中央部分にはうっすらポメラニアンが、左下にはモモンガが描かれており、とっても癒されるデザインとなっていて、いいねが25万も寄せられて話題になりました♪
このかわいらしい柴犬のお札が発行されることはありませんが、ほっこり癒されるためにたまに見てみてはいかがでしょうか♪
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新しいお札はいつから使えるの?
そんな新しいお札はいつ発行されるのでしょうか?
発行時期は2024年上半期だとされています。
ちなみに、500円硬貨も新しくされ、目安としては2021年の上半期に発行されると言われています。
ちなみに余談ですが・・・お札のデザインが新しくなる理由ってなんなんでしょうか?
今回、新しい年号が発表されたことも相まって、年号が変わるたびにお札も変わると考えている方、いませんか?
平成の間に一度お札も新しくなっているので、特にそういった理由ではないんです。
では何故でしょうか?
それは、お札の偽造防止対策として、定期的にお札のデザイン変更を行っているということで、実はおよそ20年ごとに変更されているんですよ。
前回は2004年で20年前に、その前は1984年と40年前にはなりますが、新紙幣へと変更されていたんですね。
今回の新しい硬貨は2年後に、新しい紙幣は5年後です。
楽しみですね!
新しいお札、どうやって交換すればいいの?必ず交換は必要?
デザインが新しくなるお札・・・、気になるのは、今現在使っているお札も引き続き使えるのか、新しいお札にはどのように交換すればいいのか、ということではないでしょうか。
現在使っているお札に関しては、引き続き今後も使用できるので、お財布の中に入れたままでも問題はありませんよ^^
必ずしも新しいお札に交換しなければいけないということもないので、交換せずに買い物で流通した紙幣をおつりでもらうまでやATMで引き出してもらうまで変えなくても大丈夫なんですよ♪
ただ・・・せっかく新しい紙幣になったんだから新しいものを使いたい!ともやっぱり思いますよね!!
新しいお札に交換するには、銀行で両替してもらう方法があります。
ただ、手数料がかかる場合があり、特に口座を持っていない銀行で両替すると手数料が高いパターンが予想されるので、口座を持っている銀行にて両替する方が良いと思います。
新しいお札はあと5年後です!
楽しみにしておきましょう♪
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