もくじ
干物は冷凍するべき?
魚の干物は、和食の定番ですよね。
干物の原材料となる生魚は、認知症予防に繋がるDHA・血流を良くするEPA・骨を作るカルシウム・塩分を排出するカリウムなどが含まれている栄養豊富な食材です。
それを干した干物は、栄養素が凝縮されています。
太陽光に当てる事でアミノ酸が増えて旨味が増す、とも言われています。
干物は常温保存でも長持ちすると思っている人も多いかもしれませんが、直ぐに食べない場合は冷凍保存するのがおすすめです。
次項で、冷凍保存について説明します。
【干物の上手な食べ方】
1:頭を左側に置いて、上の部分から食べる。
2:頭と身の繋ぎ目で背骨を折って、残りの骨を手で摘まんで剥がす。
取り除いた骨は、皿の端に置きましょう。
3:骨を剥がした部分を食べる。
食べ終わったら、骨や頭などは皿の端にまとめて置くと綺麗に見えます。
冷凍した干物の賞味期限は?
●干物を冷凍保存する方法
1:1枚ずつラップで包む。
2:アルミホイルで包む。
3:冷凍用の密閉袋に入れる。
この時、袋の空気はしっかり抜いてください。
4:アルミ製のトレイに乗せる。
5:冷凍室に入れる。
温度の変化を避ける為に、冷凍室の奥か冷気の吹き出し口の近くに置きましょう。
冷凍保存の賞味期限の目安は、2週間から1ヶ月程度です。
因みに、干物は冷蔵保存も出来ます。
●干物を冷蔵保存する方法
1:1枚ずつラップで包む。
2:密閉袋に入れる。
この時、袋の空気はしっかり抜いてください。
3:冷蔵室に入れる。
チルド室に入れるのがおすすめです。
冷蔵保存の賞味期限の目安は、5日間程度です。
冷凍した干物の保存期間は?
前項で、冷凍保存の賞味期限の目安は2週間から1ヶ月程度と書きました。
その期間を過ぎたからといって直ぐに食べられなくなる訳ではありませんが、あまり長く冷凍していると冷凍焼け※してしまうので、早く食べるのをおすすめします。
※冷凍焼けについては、後述しています。
【干物を食べる時のマナー】
1:手を使っても良い。
背骨を取り除く時に手を使うのは、マナー違反ではありません。
ただ、汚れた手をそのままにするのはマナー違反なので、おしぼりで拭きましょう。
2:身をひっくり返さない。
食べている途中で身をひっくり返すのは、マナー違反です。
【干物の上手な食べ方】で紹介した様に、上の部分の身を食べてから(骨を剥がして)下の部分の身を食べましょう。
3:口から小骨を出す時は箸を使う。
食べている途中で口の中に小骨が見付かった時は、口元を手で隠して箸を使って取り出しましょう。
取り出した小骨は、皿の端に置きましょう。
冷凍した干物を解凍する方法
冷凍した食品は、上手く解凍しないと味や品質が落ちてしまいます。
冷凍した干物を解凍する時は、アルミニウムを使うのがおすすめです。
アルミニウムには熱を素早く伝えるという特徴があるので、アルミニウムの上に置いておくと美味しさを保ったまま解凍する事が出来ます。
なので、アルミ製のトレーを解凍用に用意しておくと便利です。
氷水を使って解凍する方法もおすすめです。
解凍に最適な温度は0度前後と言われていて、氷水はその温度に近いので、上手く解凍が出来るのです。
1:ボウルに氷と水を入れる。
2:密閉袋に干物を入れる。
3:1に2を沈める。
浮き上がってきて上手く沈まない場合は、重しを使いましょう。
冷凍焼けした干物は、食べても大丈夫?
冷凍焼けとは、長期間の冷凍保存で食品の水分が抜けて油脂が酸化して、食感や風味などが落ちてしまう事です。
冷凍焼けした食品は、パサパサしていたり変色していたりします。
食感や風味などが落ちているだけなので食べても問題はありませんが、あまり美味しくはないでしょう。
なので、一手間加えてから食べた方が良いでしょう。
おすすめのレシピを紹介します。
【鯵の干物ふりかけ】
●材料
鯵(干物)・生姜・あおさ・すりごま・酒・みりん・白出汁醤油
●やり方
1:鯵の干物を焼く。
焼き上がったら、熱い内に骨と皮を取りましょう。
2:生姜をみじん切りにする。
3:鍋に鯵・生姜・酒・みりん・白出汁醤油を入れて、弱めの中火にかける。
4:沸騰してきたら、ヘラで混ぜながら鯵をほぐす。
5:汁気が少なくなってきたら弱火にして、混ぜながら味を染み込ませる。
6:汁気が無くなったらあおさ・すりごまを入れて、好みの硬さになるまで混ぜる。
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