もくじ
洋服に生えたカビの落とし方
着ようと思った服にカビが生えていた・・という経験はありませんか?
『捨てるしかないかなぁ・・。』と思うかもしれませんが、もしかしたら綺麗に落とせるかもしれません。
服に付着するカビは大きく分けて2種類あるので、それぞれの特徴と落とし方を紹介していきます。
・白カビ
ふわふわした見た目をしているので、埃と間違う人も居ます。
服に生えた白カビは生地の表面に広がっているだけの事が多いので、基本的に簡単に落とせます。
・黒カビ
点々と広がります。
服に生えた黒カビは繊維の奥深くまで根を下ろしている事が多いので、基本的に簡単には落とせません。
洋服に生えたカビは、洗濯で落とせる?
カビを落とすには、除菌効果の高い酸素系漂白剤を使うのがおすすめです。
●白カビの落とし方
①払い落とす
服を叩いて、カビを振り落としましょう。
②アルコールスプレーを吹き掛ける
表面のカビを落としたら、アルコールスプレーを吹き掛けましょう。
カビはアルコールが苦手なので、生地に染み込むまで吹き掛けておけば発生を防げます。
③酸素系漂白剤で洗濯する
酸素系漂白剤を入れて、洗濯機で洗いましょう。
④干す
湿気が完全に取れるまで、しっかり乾燥させましょう。
●黒カビの落とし方
①漂白剤を塗り込む
綿棒を使って、カビ一つ一つに酸素系漂白剤を塗り込みましょう。
②洗面器に漂白液を用意する
洗面器に熱湯と酸素漂白剤を入れて、漂白液を作りましょう。
漂白剤は、熱湯に混ぜて使うと漂白力が高まります。
ただ、繊維を傷めやすくなるので、普段から熱湯を使用して洗うのは避けましょう。
③浸け置き洗いをする
漂白液に服を浸して、30分〜2時間を目安に汚れの落ち具合を確認しながら浸け置きしましょう。
③濯ぐ
カビが落ちたら、しっかり濯いで漂白液を流しましょう。
④干す
湿気が完全に取れるまで、しっかり乾燥させましょう。
洋服に生えたカビは、クリーニングで落とせる?
カビを落としたい時には、クリーニングを利用するのもおすすめです。
ただ、一般的なクリーニング店にはカビ取りというサービスはありません。
なので、白カビであればドライクリーニングを追加したり、黒カビであればシミ抜きを追加したり、サービスを使い分ける必要があります。
中には、カビ取りを行っているクリーニング店もあります。
カビ取りは通常のクリーニングやシミ抜きよりも手間の掛かる作業なので、料金が高くなります。
シミ抜きだと500円~という所が多いですが、カビ取りだとクリーニング料金の2倍にはなると思っていた方が良いでしょう。
そして、(特に黒カビの場合は)完全には落ちない可能性も考えておきましょう。
洋服がカビ臭い・・対策は?
服に生えたカビを落とすだけでは、根本的な解決にはなりません。
大事なのは、カビが生えにくい環境にする事です。
・洗濯槽を掃除する
洗濯機(洗濯槽)の掃除をしていないと、普段は見えない裏側の部分にカビが生えます。
このカビは洗濯の最中に洗濯物に付着して、クローゼットや押し入れなどで収納している時に徐々に広がっていきます。
なので、2ヶ月に1回を目安に洗濯槽クリーナーを使って掃除をして、洗濯物にカビが付着しない様にしましょう。
・クローゼットや押し入れを掃除する
服にカビが生えた場合、その服を収納していたクローゼットや押し入れ・一緒に収納していた他の服などにもカビが生えている可能性が高いです。
他にもカビの生えている服を見付けた場合は、直ぐに洗いましょう。
クローゼットや押し入れの壁や天井にカビが生えている場合は、アルコールスプレーで拭き取りましょう。
洋服がカビ臭い・・原因は?
カビ菌は何処にでも漂っている物なのですが、条件が揃うと繁殖して広がります。
カビ菌が人間の目に見える程度にまで増殖すると、カビが生えているという状況になります。
カビが繁殖しやすい条件は、主に以下の通りです。
・70%以上の湿度
カビ菌は、60%以上から活発に活動して80%以上で一気に繁殖するそうです。
・20~30度の気温
25~28度が、カビ菌が最も好む温度だそうです。
・埃やダニなどの栄養分
この3つの条件が揃うと、カビは爆発的に繁殖します。
なので、湿度や温度を調節したりこまめに掃除したりするだけで、カビが生えるのは防げます。
除菌や防カビの効果のあるスプレーを利用するのもおすすめです。
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