もくじ
カレーに入れる玉ねぎの切り方
カレーは、老若男女問わず愛される食べ物の1つです。
オーソドックスなカレーを作るなら、具材はジャガイモ・人参・玉ねぎ・牛肉という人が多いでしょう。
今回は、その中でも玉ねぎに注目します。
玉ねぎは切り方によって味や食感が変わるので、好みの切り方を探してみてください。
●繊維に沿って切った場合
玉ねぎの細胞が壊れにくいので、シャキッとした食感が楽しめます。
煮崩れしにくいので、煮物料理に使う時に向いています。
辛味が強く残るので、生で食べる時には向いていません。
●繊維を断って切った場合
玉ねぎの繊維が断ち切られるので、やわらかな食感が楽しめます。
玉ねぎの甘味や旨味が出やすいので、スープ料理に使う時に向いています。
繊維に沿って切った場合と比べて辛味を感じにくいですが、生で食べる時は辛味抜きをするのがおすすめです。
●みじん切りにした場合
玉ねぎの細胞が壊されて成分が染み出しやすくなるので、栄養素を効率良く摂りたい場合におすすめです。
玉ねぎの甘味や旨味が強く出やすいので、ソースやドレッシングに使う時に向いています。
カレーに入れる玉ねぎを簡単に飴色にする方法
カレーには飴色の玉ねぎを入れる、という人も多いと思います。
玉ねぎを長時間炒めると、玉ねぎの糖質がカラメルとメラノイジンという成分に変化して茶褐色になります。
すると、香ばしくなって深い味わいになります。
作るのに時間が掛かるというイメージで作るのを避けている人も多いと思いますが、飴色玉ねぎは作り方を少し工夫するだけで簡単に作れます。
●飴色玉ねぎを簡単に作るコツ
①小さめに切る
玉ねぎを小さめに切ると、炒めた時に熱の通りが早くなります。
②冷凍する
玉ねぎを冷凍すると、玉ねぎの中の水分が膨張して細胞を壊します。
この状態は水分が飛びやすくなっているので、炒める時間を短縮する事が出来ます。
冷凍する時間は無い時は、電子レンジで温めるのも手です。
カレーに入れる玉ねぎは炒める?炒めない?
カレーに入れる玉ねぎは、炒めた方が良いのでしょうか?炒めない方が良いのでしょうか?
結論から書くと、どちらでも良いです。
というのも、どちらが良いかは好みの味によって変わるからです。
炒めた玉ねぎ(飴色玉ねぎ)を入れると、前の項で説明した通り香ばしくなります。
炒めていない玉ねぎを入れると、甘くなります。
それは、玉ねぎに含まれる硫化アリルという辛味の成分が、加熱する事によって甘味の成分に変わるからです。
玉ねぎを切ると硫化アリルが抜けてしまうので、切らずに鍋に入れてじっくり煮るのが良いです。
カレーに玉ねぎを入れすぎた時の対処法
炒めた玉ねぎを入れると香ばしくなり、炒めていない玉ねぎを入れると甘くなります。
しかし、入れ過ぎるとスパイスの辛味や風味が負けてしまい、カレー本来の味が楽しめません。
なので、入れ過ぎてしまった場合の下記の方法で対処するのがおすすめです。
①唐辛子を入れる
煮込む時に唐辛子を入れましょう。
②スパイスをかける
食べる時にスパイスをかけましょう。
おすすめはガラムマサラやカイエンペッパーなどです。
スパイスの他に、ラー油やタバスコなどの調味料もおすすめです。
玉ねぎなしのカレーのレシピ
玉ねぎが入っていないカレーは、『何となく物足りない・・。』と感じる人が多いそうです。
ですが、レシピ次第で玉ねぎなしでも美味しいカレーは作れます。
玉ねぎが苦手な人や普段と違うカレーを食べてみたい人などは、是非お試しください。
【ねぎと白菜のカレー】
●材料
カレールー・ねぎ・白菜・人参・牛挽肉・水
●作り方
①ねぎ・白菜・人参を好みの大きさに切る。
②鍋に①と水を入れる。
③野菜がやわらかくなるまで煮る。
④牛挽肉とカレールーを加える。
⑤とろみが出るまで煮込む。
⑥皿に盛り付けて完成。
【鶏肉カレースープ】
●材料
カレーパウダー・鶏肉・ジャガイモ・トマト・ココナツミルク・ターメリック・塩・胡椒・オリーブオイル
●作り方
①鶏肉・ジャガイモ・トマトを好みの大きさに切る。
②フライパンにオリーブオイルを引いて熱する。
③ターメリック・塩・胡椒で味を調えながら鶏肉を焼く。
④スロークッカーに焼いた鶏肉・切ったジャガイモとトマト・カレーパウダー・ココナツミルクを入れて煮る。
⑤皿に盛り付けて完成。
コメント