もくじ
おはぎの賞味期限は?
彼岸の時季になると、おはぎを食べる機会が増える人も多いでしょう。
そして、つい作り過ぎたり買い過ぎたりして余らせてしまう人も多いのではないでしょうか?
そんな時は、冷凍保存するのがおすすめです。
冷凍保存すれば、3週間~4週間は保存しておけます。
ただ、食感や風味は少しずつ落ちていくので、出来るだけ早めに食べ切ってしまいましょう。
●おはぎを冷凍保存する方法
①おはぎを1つずつラップで包む。
ラップの内側に空気が入らない様に注意しましょう。
②冷凍庫に入れる。
ラップで包んだ後でジップロックやタッパーに入れると、他の食品の匂いが移らないのでおすすめです。
●おはぎを解凍する方法
電子レンジで温めるだけでOKです。
賞味期限切れのおはぎはどうなる?
賞味期限は『未開封を保ったまま適切な方法で保存していた場合に、品質が変化せずに美味しく食べられる期限。』なので、過ぎたからといって直ぐに食べられなくなる訳ではありません。
しかし、保存期間が長くなればなる程に腐る可能性が高くなっているのは事実なので、下記の様な状態になっていないか確認する必要があります。
・白いつぶつぶや黄ばみがある
・妙な粘り気がある
・糸を引いている
・酸っぱい臭いがする
・酸味や苦みを感じる
賞味期限より前でも保存状態が悪いと腐る事はあるので、上記の様な状態になっている場合は食べない方が賢明です。
どんな食べ物でもそうですが、腐っていると色や匂いなどが変わるものなので、気になる変化があるなら食べないで捨ててしまいましょう。
手作りのおはぎの賞味期限は?
【おはぎの作り方】
●材料
ご飯・片栗粉・水・あんこ・きなこ・砂糖・塩
●作り方
①ご飯と片栗粉と水を耐熱容器に入れて、よく混ぜる。
②ラップをして、電子レンジで温める。
③再びよく混ぜて、つぶつぶを軽く潰す。
④粗熱が取れてから、手に水を付けて丸める。
⑤あんこも丸める。
⑥手に水を付けてから、ご飯玉の真ん中を深くくぼませてあんこ玉を入れて包んでいく。
⑦きなこに砂糖と塩を混ぜてから、ご飯玉の全体量の半分にまぶす。
⑧手に水を付けてからあんこを手の平に薄く広げて、残りのご飯玉の1つを乗せる。
⑨あんこを引っ張る様にしながら包んでいき、残りのご飯玉を全て包む。
これで、きなことあんこのおはぎが完成です。
賞味期限は他と同じですが、素手で作ると手に付いている雑菌によって傷みが早くなってしまう可能性があります。
冷蔵庫で保存した場合のおはぎの賞味期限は?
おはぎは、冷蔵保存に向いていません。
おはぎを冷蔵保存すると、ご飯が硬くなって味が落ちてしまいます。
ご飯が一番劣化しやすい温度は0℃~3℃程度だとされているのですが、それは冷蔵室の平均温度とほぼ同じです。
なので冷蔵保存はしない方が良いですが、もしするのなら野菜室(約7℃)に入れるのがおすすめです。
【おはぎの雑学】
おはぎに似た物にぼたもちがありますが、違いが分かりますか?
おはぎとぼたもちは作る季節に違いがあって、その季節の花の名前に由来していると言われています。
ぼたもちは春の彼岸に食べられていて、春に咲く牡丹の花を小豆の粒に見立てたとされています。
おはぎは秋の彼岸に食べられていて、秋の七草である萩の花と小豆の形状が似ていたのが由来だとされています。
常温で保存した場合のおはぎの賞味期限は?
おはぎは常温保存も向いていないので、常温で置いておくと直ぐ悪くなってしまいます。
気温が高い夏場の場合は、約12時間しか持ちません。
気温が低い冬場の場合でも、約1日しか持ちません。
それでもおはぎを常温保存するなら、密閉容器に入れてから直射日光の当たらない場所に置きましょう。
【おはぎの雑学】
おはぎやぼたもちが彼岸に食べられる様になった理由を、知っていますか?
一説によれば、赤という色に災難が降りかからない様にする魔除けの効果があるとされていた事が由来だそうです。
なので、魔除けの効果がある赤の小豆と五穀豊穣を象徴する米との組み合わせが、祭事に用いられてきました。
赤飯が小豆と米の組み合わせなのも、同じ理由です。
また、農作業が始まる時季である春の彼岸にぼたもちを作り、収穫の時期である秋の彼岸におはぎを作る事で、神に感謝していたとも伝えられています。
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