もくじ
しじみの砂抜きは簡単に出来るの?
冬場はしじみが底深くもぐっている為砂抜きは長くかかり、夏は3時間、冬は5~6時間かかります。
しじみの砂抜きをする際は、最初に水1ℓに対して塩10g(約小さじ2杯)を入れて塩水を作ります。
しじみを流水で擦り合わせるように良く洗ってから、パットなどの平たい容器に重ならないように並べていきます。
水切りパットのような網で浮かせると吐いた砂をまた吸い込む事がなくなり、砂抜きを上手に行う事が出来ます。
塩水を多く入れてしまうと窒息して死んでしまう事がありますので、しじみの頭が少し出るくらいまで塩水を入れるようにします。
しじみは暗くすると砂を良く吐き周囲に水を吐きますので、新聞紙を厚めにかけて3時間置きます。
時間はかかりますが塩水につけて置くだけで、簡単に砂抜きをする事が出来ます。
お湯や真水でも砂抜きは出来るの?
お湯で砂抜きをする場合は、しじみをザルに入れて擦り合わせるようにしてしっかり洗います。
ボウルにしじみを入れてから50度のお湯を注いでいくと貝が2〜3㎜ほど開き、ボウルの中のしじみを均一にかき混ぜると2〜3分でお湯が濁って汚れて来ます。
汚れたお湯を一度捨ててから、しじみを底が平らなパットなどの容器に重ならないように並べて入れます。
しじみが沈むくらいのたっぷりのお湯を入れて、50度の温度を保てるように途中でお湯を追加しながら10分置きます。
パットからしじみを取り出し流水で洗えば、15分程で砂抜きが終わります。
真水でも砂抜きは出来ますが、塩水と違ってしじみに含まれているコハク酸などの旨み成分が流れ出てしまいます。
短時間で出来る砂抜きは?
5分で出来る砂抜きの方法では、最初に50度のお湯を準備し流水で軽くもみ洗いしたしじみを平たいパットに並べます。
パットに並べたしじみにすべて浸かるぐらいにお湯を入れて5分程置くと砂抜きが出来ますが、すべてのしじみの砂抜きは難しいようです。
海水には鉄イオンが含まれていますので、鉄なすや鉄たまごを使って海水に近づける事で砂抜きを早く行う事が出来るようです。
最近では、スーパーなどで砂抜き済みと記載されているしじみが販売されています。
すぐに調理に使う事が出来て便利ですが、不安な場合は30分〜1時間砂抜きを行うと安心して使う事が出来ます。
しじみを殻ごと調理する場合は砂抜きが必要ですが、むき身にする場合は砂抜きの必要はなく殻を開いて水洗いをすれば使う事が出来ます。
開かないしじみはどうすればいい?
しじみの砂抜きをする時に口が閉じているように見えても、しじみは砂を吐く時に少しだけ口を開けて呼吸をしていますので開いてなくても大丈夫です。
少しだけ開いているしじみもつついて口を開ければ大丈夫で、口をすっかり開けているしじみは死んでいるか弱っていますので取り除くようにします。
くさい臭いのするものも、死んでいる可能性がありますので取り除くようにします。
しじみは調理をする時に熱が加わる事で口を開き、少しずつ口を開きながら大きく開き切ります。
生きているしじみは熱を加えた時に死んでしまうと同時に、貝を閉じている筋肉の働きが止まってしまいますので口が大きく開きます。
熱を加えても開かないしじみは死んでいる可能性が高いので、食べずに捨てるようにします。
砂抜き後のしじみの保存方法は?
砂抜きをしたしじみの水を切ってから1回に使う量を小分けにして、ジップロックに入れてから冷凍庫に入れます。
冷凍庫に入れる際に貝が半開きになっていて触っても口を閉じない物は、死んでいる事がありますので捨てるようにします。
冷凍保存をするとしじみの旨みもダイエット効果のオルニチンも増しますので、とても美味しくなり食べたい時にすぐ調理に使う事が出来て便利です。
冷凍後は解凍をしないで凍ったまま加熱調理をし、急激に熱を加えないと口が開きにくい為水からではなく沸騰したお湯の中に入れるようにします。
しじみを料理する際には、加熱しすぎると風味がなくなりますので口が開いたらなるべく早く火を止めるようにします。
冷凍保存をしたしじみは、3ヶ月程度まで美味しく食べる事が出来ます。
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