もくじ
あさりの冷凍が開かない!
潮干狩りで大量にあさりをゲットしたとき、また特売で多く買ったはいいけど小分けして保存したいときは、冷凍しておくといいのですが、いざ調理を始めてもあさりの口が開かないで困ったという経験のある方、結構いらっしゃるかと思います。
冷凍したあさり、調理しても口が開かなかったときはどうすればいいのでしょうか?
それって食べることができるのか、上手な解凍方法があるのか、気になる点を解説したいと思います!
あさりの冷凍が開かないのも食べられる?
そもそも、冷凍したあさりを調理しても口が開かない場合、食べることはできるのでしょうか?
基本的には、あさりが全く開かないケースでは食べない方が無難です。
このときのあさりは腐っていることが考えられます。
口が開いていないあさりでも、中身は腐っていない状態であるときもありますが、万が一食中毒になったときは命にかかわることもありますので、食べない方が良いと思います。
貝の食中毒はきついので、用心するに越したことはないでしょう。
ちなみに、腐っていると悪臭がすることが多いので、においをかいで判断するのも良いでしょう。
あさりは冷凍すると死なないの?
あさりを冷凍したとき、死んでしまうのでしょうか?
あさりは冷凍すると死に至ります。
死んだあさりは口を閉ざし、もう開くことありません。
調理のときに口が開くのは、生き返ったとかではなく、熱することで伸縮した貝柱が殻を開かせているということなんです。
冷凍して一度死んだあさりの口を開かせるポイントとしては、高温で一気に熱することです。
レシピの関係で、強火で熱することができないときは、別のフライパンや鍋であさりだけを強火で熱してから調理すると良いでしょう。
あさりは正しく冷凍すると、たとえ死んだ状態でも鮮度を保って保存ができ、正しく解凍すると美味しく食べることができますよ。
もし、なかなか口が開かなかったとき、ひとつひとつ直接手で口を開かせてください。
そして、悪臭がしなければそのまま調理を続けて大丈夫。
ただ、悪臭がしたときはそのあさりは腐っているということ。
腐っているあさりは食べることなく捨ててくださいね。
冷凍したあさりの口が開いているときはどんな状態?
冷凍したあさりを調理しても、口が半開きに開いていることもあります。
こんなとき、あさりはどんな状態なのでしょうか?
まず、あさりが弱っているのではないかと考えられます。
これは、砂抜きの際に適切な塩分濃度の塩水で砂抜きができなかったときに多く見られることなんです。
砂抜きのとき、あさりを塩水につけて行いますが、このとき適切な塩分濃度は3%です。
しかし、3%よりも薄い濃度のとき、あさりが自分自身の力で殻を開閉しきれず、弱ってしまって体力がなくなり、半開き状態になるのです。
次に、あさりが冷眠状態に入っていることが考えられます。
スーパーなどでよく行う方法なのですが、あさりを入れたパックの中を1~5度と低温に保ち、あさりの活動量を一時的に休止している状態を冷眠といいます。
これで長時間の保存ができるんですが、低温によるものなので、あさりを常温の塩水につけるとで元の元気な状態に戻るのでご安心を^^
最後に、死んでいる可能性もあると考えられます。
口を閉じている状態だけが死んでいるとは限りません。
活動が停止したあさりは、自分の殻を開けたり閉めたりする力もありませんから、半開き状態でダランとした様子になることもあります。
常温に戻して砂抜きをしても半開きの状態のときはもう食べられません。
あさりの様子をよく見てみてくださいね。
冷凍したあさりの上手な解凍方法
冷凍したあさりですが、口を開かせるためにも、美味しく食べるためにも、上手な解凍方法を紹介したいと思います。
解凍というよりは、冷凍した状態のまま調理をすること、これが上手な解凍方法なんです!
少し先述しましたが、冷凍したあさりに一気に火を通すことで、貝柱が伸縮し殻が開く仕組みとなっています。
貝柱が伸縮するのは、貝柱に含まれたタンパク質が熱によって伸び縮みするため。
きちんと処理して冷凍したあさりは鮮度も保たれているので、上手に解凍・調理して召し上がってくださいね!^^
コメント