もくじ
いくらの醤油漬けとは?
皆さんは、いくらは好きですか?
いくらが好きな人は、主に醤油漬け派と塩漬け派に分かれると思います。
一昔前は塩漬けが主流でしたが、近年は嗜好の変化からか醤油漬けが主流になっていて、売られているいくらは殆どが醤油漬けです。
《いくらの雑学》
いくらという名前は、ロシア語で『魚卵』『小さくて粒々したもの』を意味するイクラ―が由来です。
ロシア語のイクラは魚卵全般を指していて、日本人がイメージするいくらはクラースナヤ・イクラーと呼ばれています。
日本では魚の卵巣から取り出した物(筋子)と粒状にばらした物(いくら)を区別する名称が無かったのですが、ロシア人が粒状にばらした鮭の卵をイクラと呼んでいるのを見て、鮭の卵を粒状にばらした物=いくらになったと言われています。
いくらの醤油漬けの作り方
いくらの醤油漬けは、自宅でも作れます。
●材料
筋子・醤油・日本酒
●作り方
①筋子をお湯に浸して、膜から卵を取る。
お湯に浸すと筋子の膜が縮まるので、軽く解すだけで簡単に取れます。
塩を少し入れると仕上がりの色がより鮮やかになるので、おすすめです。
②ザルにあげてから、卵を洗い流す。
軽く洗い流すと潰れてしまった卵が浮いてくるので、取り除きましょう。
③水に浸す。
お湯で温かくなってしまったいくらを冷まします。
冷めたら、再びザルにあげて水を切りましょう。
④調味液に浸してから、冷蔵庫に入れる。
醤油と日本酒を混ぜ合わせた調味液にいくらを浸して、冷蔵庫に入れます。
この後は調味液に長く浸しておくパターンと調味液を早めに捨てるパターンがあるので、お好みで選んでください。
いくらの醤油漬け(自家製)は、日持ちしない?
いくらの醤油漬け(自家製)の賞味期限の目安は、下記の通りです。
・常温:2日程度
・冷蔵:2~5日程度
何を使って調味液を作るかによって少し変わりますが、塩や砂糖などが加わる事で細菌が繁殖しにくくなるので、生の状態よりは長持ちします。
賞味期限が切れても直ぐに食べられなくなる訳ではありませんが、風味や食感などは落ちてしまうので、出来る限り早く食べ切るのがおすすめです。
因みに、下記の様な状態になっていたら腐っている可能性が高いです。
・表面が白っぽくなっている
・糸が引いている
・悪臭がしている
・酸っぱい味がしている
いくらの醤油漬け(自家製)は、冷凍保存が出来る?
いくらの醤油漬け(自家製)を冷凍保存した場合の賞味期限の目安は、約1ヶ月です。
冷凍保存するともっと長く保存が出来るイメージがあるかもしれませんが、それは庫内温度がマイナス18℃前後に保たれている場合です。
庫内を最適な温度で保つ為に、下記の様な状況は避けましょう。
・開閉が多い
開いている間、庫内温度が上がってしまいます。
・中に詰め込み過ぎている
冷気が回らず、温度が下がり切らなくなってしまいます。
・冷凍庫と壁が近過ぎる
放熱が出来なくなってしまうので、冷凍庫と壁は離しましょう。
いくらの醤油漬け(自家製)の解凍方法
冷凍保存したいくらの醤油漬け(自家製)を解凍するなら、冷蔵庫に入れるのがおすすめです。
低温で時間を掛けて解凍すると、細胞の破壊を抑えられて風味や食感などを保てます。
常温でも解凍は出来ますが、思った以上に早く解凍されてしまい常温のまま放置してしまう事になりやすいです。
そうすると品質が低下するので、おすすめしません。
因みに、解凍した後は容器の上下で味の濃淡が出る場合があるので、いくらが潰れない様に優く掻き混ぜてから食べるのがおすすめです。
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