もくじ
あけびの食べ方・皮
あけびは、秋の味覚の1つです。
仄かな甘みのある素朴な味で、後味は淡白ですっきりしています。
この記事では、あけびの食べ方を中心に書いていきます。
・あけびの皮の食べ方
上記で『仄かな甘み~』と書きましたが、これは果肉の話です。
皮は苦みがあります。
なので、苦みをおさえて食べやすくするのがおすすめです。
【あけびの皮の味噌炒め】
●材料
あけびの皮・豚肉・しめじ・酒・砂糖・みりん・味噌・大葉
●作り方
①あけびの皮を一口大に切ってから、軽く茹でて水に浸す。
②豚肉としめじを一口大に切る。
③大葉をみじん切りにする。
④皮を水切りして、油を引いたフライパンで豚肉としめじと一緒に軽く炒める。
⑤酒と砂糖とみりんを加えて煮る。
⑥味噌と大葉も加えて、全体に絡める様に混ぜる。
あけびの食べ方・種
・あけびの種の食べ方
種なので当然かもしれませんが、かなり硬いです。
しかも、噛むと苦みがあります。
硬くて苦みがある物が好きなら食べても良いですが、あけびは果肉と皮を食べる物なので、種は食べない人が多いです。
果肉を食べる時に一緒に口に含んで周りに付いている果肉だけを味わうのが、一般的だと思います。
そのまま飲み込んでしまっても良いですが、すいかの種の様に吐き出す人が多いです。
因みに、『あけびの種』と検索ボックスに入力すると『あけびの種 毒』という検索ワードが出て来ます。
「ひょっとして、毒があるの!?」と思ったかもしれませんが、あけびの種に毒はありません。
勿論、果肉にも皮にも毒はありません。
あけびの食べ方・天ぷら
あけびの皮は、天ぷらにするのが人気です。
苦みが癖になるそうです。
苦みが苦手な人は、渋抜きをしましょう。
調理する前に、水や酢水に浸して1時間ほど置いておきましょう。
【あけびの皮の天ぷら】
●材料
あけびの皮・小麦粉・卵・水
●作り方
①あけびの皮を食べやすい大きさに切って、水に浸す。
②小麦粉と卵と水を混ぜて、天ぷら粉を作る。
③皮を水切りしてから、天ぷら粉に浸して揚げる。
簡単ですよね。
玉ねぎや大葉などの他の食材と組み合わせて、かき揚げにするのもおすすめです。
あけびの食べ方・冷やす
あけびの果肉は、冷やしてから食べるのがおすすめです。
というのも、果物は冷やすと甘さが増すからです。
果物に含まれる果糖とブドウ糖は、α型とβ型という2つの化学構造を持っています。
β型の方がα型より強い甘みを持っているので、β型が果物の甘さを決めるといっても過言ではありません。
α型とβ型は、温度によって割合が変化します。
冷やすとβ型の割合が上がるので、甘みが増します。
常温で置いておくとβ型の割合が下がるので、酸味が増します。
なので、甘い果物が食べたいなら冷やした方が良いのです。
ただ、メロン・桃・バナナ・パイナップル・マンゴー・パッションフルーツなどは冷やし過ぎると甘みが落ちてしまうので、注意しましょう。
あけびの食べ方・栄養
下記は、あけびの主な栄養素です。
・ビタミンC/美肌効果
シミやソバカスの元になるメラニンの生成を抑えてくれる働きがあります。
・カリウム/むくみ解消
老廃物や余分なナトリウムなどを体外に排出してくれる働きがあります。
・食物繊維/生活習慣予防・便秘解消
コレステロールを体外に排出したり善玉菌を増やしてくれる働きがあります。
・葉酸
細胞の生産や再生を助けてくれる働きがあります。
なので、妊婦が葉酸を十分に摂取すると(胎児の先天異常である)神経管閉鎖障害のリスクを減らす事が出来ると言われています。
栄養満点ですが、炭水化物が多く水分の含有量が少ないので、カロリーは高めです。
【あけび雑学】
あけびは、漢字では『通草』『木通』と書きます。
これは、あけびの弦に空洞があって空気が通るから、と言われています。
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