もくじ
牡蠣は栄養満点?食べ過ぎるとどうなる?
牡蠣は、『海のミルク』と呼ばれる程に栄養が豊富な食べ物です。
体に良さそうなイメージですが、実は食べ過ぎに注意しなければいけない食べ物です。
牡蠣には、亜鉛が豊富に含まれています。
亜鉛にはカルシウムの吸収を促す役割があるので、骨粗鬆症の予防に繋がります。
亜鉛が不足すると、味覚異常が起こって濃い味付けを好む様になり、塩分過多に繋がります。
この様に体に必要な栄養素ですが、摂取し過ぎると眩暈・倦怠感・頭痛・嘔吐などを引き起こすと言われています。
こういった症状は体調の悪い時に出やすいので、特に要注意です。
また、牡蠣にはプリン体も豊富に含まれています。
なので、痛風を患っている人も要注意です。
牡蠣には、コレステロール値を下げる栄養素が含まれている?
コレステロールとは、人間の体内に存在している脂肪分の1種です。
細胞膜や性ホルモンなどを作る材料だったり、ビタミンを代謝する役割があったり、人間の体にとって欠かせない成分です。
ですが、コレステロールは体に悪いというイメージを持っている人が多いです。
それは、何らかの原因によってコレステロール値が増加すると動脈硬化が起こり様々な病気を引き起こすという面だけがフォーカスされているからだと思われます。
牡蠣には、コレステロール値を下げる効果が期待出来るタウリンが豊富に含まれています。
タウリンは体内でも生成されていて不用な分は体外に排泄されるので、普段の食事で摂取過多を気にする必要はありませんが、サプリメントを併用している時は要注意です。
嘔吐・下痢・食欲不振などを引き起こす可能性があるからです。
牡蠣の栄養素と効果は?カロリーは?
牡蠣は、とても低カロリーな食べ物です。
大きさによって多少は変わりますが、1個で約12キロカロリーです。
茶碗1杯のご飯が約250キロカロリーなので、比較すると低カロリーである事が分かると思います。
牡蠣には、上記で書いた亜鉛とタウリン以外にも、鉄分やカルシウムやマグネシウムなども豊富に含まれています。
鉄分は、貧血防止の効果が期待出来ます。
カルシウム・マグネシウムは、便秘解消や精神安定の効果が期待出来ます。
【牡蠣と一緒に食べたい食材】
・レモン
貧血予防の効果が上がります。
・鶏肉
体力増強に繋がります。
・トマト
抗酸化作用の効果が高まります。
牡蠣の栄養は加熱するとどうなる?
牡蠣には、熱に弱いタウリンやビタミンなどが含まれています。
なので、効率的に摂取したいなら生食がおすすめです。
しかし、体が冷えてしまうので冷え症の人にはおすすめしません。
また、食中毒やノロウィルスが心配な人にもおすすめしません。
昔から『花見過ぎたら牡蠣は食うな』『英語でRの無い月(5月~8月)の牡蠣は食べるな』などと言われていますが、春と夏だけ注意していれば良い訳ではありません。
冬は牡蠣の活動が鈍るので、海水を排出する力が落ちてしまい、ウイルスの粒子が留まる可能性が高くなります。
【牡蠣を選ぶ時のポイント】
●むき身の場合:貝柱が透明・全体的に丸みがある・形が潰れていない・身が黄色みがかっている
●殻付きの場合:全体的に丸みがある・厚みがある・傷が少ない・口が閉じている
牡蠣には、女性に嬉しい栄養素が豊富?
●亜鉛
亜鉛には細胞分裂を活性化させて皮膚の再生を促進する効果もあるので、皮膚のターンオーバーを正常化してくれます。
なので、肌荒れ改善やアンチエイジング効果が期待出来ます。
更にホルモンの分泌を活性化する作用があるので、亜鉛が不足してホルモンの生成が抑制されてしまうと生理不順になる事があります。
●アミノ酸・ビタミン
グリシンやアラニンなどのアミノ酸は、皮膚の保湿と健康を保つ効果が期待出来ます。
ビタミンB群は、皮脂バランスを整えたり肌荒れを改善してくれる効果が期待出来ます。
【牡蠣のおすすめレシピ:レモンでさっぱり♪牡蠣鍋】
貧血に悩まされる女性は多いので、レモンと一緒に食べて貧血を予防しましょう。
ビタミンB群は水溶性で水に溶けるので、鍋の後は出汁を使って雑炊やラーメンを作るのがおすすめです。
●材料
牡蠣・えのき・白菜・もやし・豆腐・長ネギ・昆布・レモン
●作り方
1:水と昆布を鍋に入れる。
2:えのき・白菜・もやし・豆腐・長ネギを洗って切る。
3:鍋を火にかけて少し沸騰してきたら2を入れる。
4:沸騰したら牡蠣を入れる。
5:レモンを輪切りにして上に乗せる。
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