もくじ
さやえんどうの育て方
皆さんは、さやえんどうは好きですか?
さやえんどうは、未熟な莢のまま食用にするエンドウの事です。
例:絹さや・スナップエンドウ(スナックエンドウ) など
漢字では、『莢豌豆』と書くのが一般的です。
主に含まれる栄養素はビタミンC・カリウム・βカロテン・食物繊維で、風邪予防・美容効果・高血圧予防・抗酸化作用・整腸作用などの効果が期待出来ます。
さやえんどうを買う時は、莢が黄緑色で張りがあって瑞々しく、先端のひげが白くピンとしていて、豆の膨らみが小さい物を選びましょう。
豆が大きいのは育ち過ぎているので、硬い上に味が落ちる場合が多いです。
莢が黄色っぽかったりひげが変色しているのは、古いので避けましょう。
さやえんどうは、家庭菜園で人気な野菜の一つです。
次項から、育て方について書いていきます。
さやえんどうの育て方~種まきから始める~
※ここでは種まきの説明が中心なので、畑の準備から知りたい方はこちらをご覧ください。
種蒔きは、秋が深まった10月中旬から11月上旬頃に行いましょう。
①穴を作る。
深さは3cm程度が良いです。
ビンや缶などの底を使うと、簡単に作れます。
穴と穴の間隔は、30cm程度が良いです。
②種を蒔く。
1つの穴に対して、4粒程度が良いです。
③土をかける。
2cm程度が良いです。
④水をあげる。
乾燥しない様に多めにあげましょう。
6~10日程度で発芽するので、それまで待ちましょう。
さやえんどうの育て方~プランターを使う~
家庭菜園では、プランターに苗を植え付けるのが一般的です。
本葉が4枚以下の小さめの苗を、11月下旬から12月にプランターに植え付けます。
この時の苗が大き過ぎたり小さ過ぎたりすると冷害を受け易くなって枯れる原因になってしまうので、サイズ選びを間違えない様にしましょう。
植え付けの間隔は、20cm程度が良いです。
土は、野菜用の培養土を使うのが簡単なのでオススメです。
自分で配合する場合は、赤玉土:腐葉土:バーミキュライト=6:3:1の割合が目安です。
※バーミキュライト:農業や園芸などに使われる土壌改良用の土。
さやえんどうの育て方~支柱は必要?~
2月頃になると、つるあり種のエンドウはつるが伸びてきます。
それまでに、2m程度の支柱を立ててネットを張っておきましょう。
つるが伸びてきたら、ネットに絡ませていきます。
こうする事で、つる同士が絡まったり葉が密集したりして生育が悪くなる事を防ぐ事が出来ます。
支柱の立て方は、合掌式とスクリーン式が主流です。
●合掌式:2本の支柱を斜めに交差させて立てて、1本の棒を横に渡して固定させる。
●スクリーン式:2本の支柱を60cm程度の間隔で1本ずつ立てる。
両方とも、間にネットを張って使います。
因みに、数は少ないですがつるなし種もあります。
つるが長く伸びないタイプをつるなし種と呼ぶので、完全につるが出ないという訳ではありません。
なので、つるなし種の場合は1m程度の支柱を立てましょう。
プランターで育てる場合は、つるなし種がオススメです。
さやえんどうの育て方~追肥は必要?~
さやえんどうに代表されるマメ科の野菜は、多くの肥料を与える必要はありません。
プランターで育てている場合は、植え付けの時の培養土(肥料が配合されている物)だけで大丈夫です。
畑で育てている場合は、12月・2月・3月に1回ずつ化成肥料を30g程度与えれば大丈夫です。
最後に、さやえんどうのオススメ料理のレシピを紹介します。
【絹さや&ソーセージ炒め~カレー風味~】
●材料
絹さや・ソーセージ・カレー粉・醤油・サラダ油
●作り方
1:ソーセージを約5mmの幅で斜め切りにする。
2:絹さやのヘタと筋を取り除いてから、半分に切る。
3:フライパンにサラダ油を引いてから熱して、1と2を加えてソーセージに焼き目が付くまで焼く。
4:カレー粉と醤油を加えて混ぜ合わせる。
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