もくじ
2020年の隅田川花火大会が中止になった理由は?
皆さんは、隅田川花火大会を知っていますか?
東京都の隅田川の河川敷で毎年7月に開催される花火大会で、毎年8月に開催される江戸川区花火大会とともに東京二大花火大会の一つに数えられています。
今年は第43回大会の開催が予定されていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大が原因で中止が決定されました。
延期開催もされないそうです。
↓公式ホームページの文面です。↓
隅田川花火実行委員会は7月11日(土)の花火大会実施に向け、準備を進めてまいりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の状況を鑑み、感染症拡大防止及び地元の皆様や来場されるお客様の健康と安全確保を第一として、令和2年の開催は中止を決定いたしました。
また、延期開催もございません。
開催を楽しみにされていた皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
中止になった隅田川花火大会の過去の実績は?
隅田川花火大会には、アクセスの良さも手伝ってか毎年90万人以上の見物客が訪れます。
●隅田川花火大会の主な開催記録
・2007年(第30回)
30周年を記念して、22000発が打ち上げられました。
開催日:7月28日
・2009年(第32回)
東京都が2016年の開催を目指して招致している夏季オリンピックに因んで、五輪やメダルの色をイメージした花火など21500発が打ち上げられました。
・2017年(第40回)
40周年を記念して、22000発が打ち上げられました。
《隅田川花火大会の雑学》
・ポスターは職員さんの手作り
隅田川花火大会の実行委員会は、台東区と墨田区が交代で担当しています。
台東区が担当する年のポスターには、職員OBが描いた絵が使われています。
花火大会が中止になった場合の花火の処分は?
隅田川花火大会は、過去にも中止になった事があります。
それは、2013年の第36回大会です。
大雨と強風によって大雨・洪水警報と雷注意報が発表されたので、開始30分足らずで中止が決定されました。
花火は大会のプログラム通りに筒に玉を詰めて点火の線が付いている状態だったので、別の会場で打ち上げる事が出来ませんでした。
解体には危険が伴うので、筒に詰めたまま工場に持ち帰って、玉を水槽の中に沈めて水を染み込ませて、引火の可能性が無い状態にしてから処分したそうです。
今回は開催の前に中止が決まったので、花火は何処かで再利用されるかもしれません。
因みに、家庭で花火を処分する時は自治体に問い合わせて確認する方が良いです。
地域によっては、未使用の花火は捨てられない事もあるからです。
東京で開催される他の花火大会も中止になっている?
隅田川花火大会だけでなく、他の花火大会も中止になっている所が多いです。
現時点で開催予定でも中止になる場合もあるので、行く予定を立てている方はこまめに情報を確認しましょう。
●中止が決定している主な花火大会 ※情報は去年の物です。
・第38回江東花火大会
開催場所:江東区
参加人数:約33万人
打ち上げ数:約4000発
・第41回足立の花火
開催場所:足立区
参加人数:約70万人
打ち上げ数:約1万3000発
・TOKYOいたばし花火フェスティバル2020
開催場所:板橋区
参加人数:約52万人
打ち上げ数:約1万3000発
《隅田川花火大会の雑学》
・隅田川花火大会のルーツは江戸時代
江戸時代に、花火師である6代目鍵屋弥兵衛が大飢饉や疫病による死者供養と災厄除去を祈願して花火を打ち上げた『両国川開き』が始まりとされています。
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