もくじ
プランターを使ったアスパラガスの育て方
皆さんは、アスパラガスは好きですか?
アスパラガスにはグリーンアスパラガスやホワイトアスパラガスやパープルアスパラガスがありますが、グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスは同じ種類です。
ビニールハウスの中や畑で日光を浴びながら育つと緑色になり、土中や遮光シートの中で日光を浴びずに育つと白色になります。
パープルアスパラガスはアントシアニンが豊富に含まれているので紫色ですが、それは表面だけです。
熱を加えるとグリーンに変わってしまうので、パープルアスパラガスを紫色のまま食べたいならサラダにするのがおすすめです。
アスパラガスは、暑さにも寒さにも病害虫にも強いという頼もしい植物です。
次項から、家庭で出来るアスパラガスの育て方を紹介します。
プランターと苗を使ったアスパラガスの育て方
アスパラガスは、プランターを利用すれば自宅のベランダや庭などでも育てる事が可能です。
●準備する物
・プランター:20cm以上の深さがある物を用意しましょう。
・土:市販されている野菜用の培養土を使うと楽です。(適正酸度はpH6.0~7.0です。)
・底石:軽石をネットに入れた物を用意しましょう。
・肥料:固形の化成肥料が使いやすいです。
・アスパラガスの苗(大苗):種や小苗から育てる事も出来ますが、2年程度は株を大きくする為の期間になるので、収穫は出来ません。
植え付けに適した時期は、4月~5月・9月~10月です。
●手順
①プランターに底石を入れる。
②底石の上に土を入れる。
③水をかける。
プランターの底から水が出るまで、たっぷりかけてください。
④表面の水が無くなったら、化成肥料を入れる。
⑤化成肥料の上に土を入れる。
⑥芽が真ん中になる様に苗を置く。
⑦芽の上に土をかける。
⑧水をかける。
アスパラガスの育て方~肥料は必要?~
アスパラガスは、肥料食いと言われる程に肥料を好む植物です。
なので、2週間に一度は化成肥料をプランターの縁に沿って蒔きましょう。
水やりの時に液体肥料をあげるのも良いでしょう。
上手に育てる為には、肥料だけでなく水もしっかりあげてください。
あと、出来るだけ日当たりと風通しの良い場所にプランターを置いてください。
新芽が15cm程度まで伸びたら収穫のタイミングですが、この時に新芽の太さに注目してください。
人差し指程度の太さなら良いですが、細過ぎると食用に適さないので、そのままにして太くなるのを待ちましょう。
【アスパラガスの豆知識】
私達が食べているアスパラガスは、オランダキジカクシという植物の若い茎です。
この名前の由来は、『キジが隠れられる程に生い茂る』だと言われています。
アスパラガスの育て方~植え替えは必要?~
アスパラガスは、根の生育が非常に旺盛な植物です。
プランターで育てている場合は、徐々に窮屈になってしまう事があります。
そうなると根詰まりを起こしやすくなって生育に影響してくるので、年に1回を目安に植え替えをする必要があります。
●手順
先ず、株を抜きます。
次に、抜いた株に付いている古い土を落とします。
そして、古い根を切り詰めて整えます。
最後に、今よりも一回りは大きなプランターへ植えます。
プランターを大きくしたくないなら、株分けをしましょう。
株を分ける時に手で無理に引き剥がすと根が痛むので、刃物でカットするのがおすすめです。
植え替えをする場合でも株分けをする場合でも、今まで使っていた同じ土に植える事はしないでください。
同じ土に植えると弱ってしまうので、新しい土を準備してください。
2年目のアスパラガスの育て方
種からアスパラガスを育てる場合は、収穫まで3年程度が必要です。
その期間の中で、2年目が特に大切です。
根や茎を充分に太くする為に、栄養分となる追肥を半年に1回を目安に行いましょう。
アスパラガスは成長すると背が高くなるので、倒れない様に支柱を立てましょう。
最後に、アスパラガスのおすすめ料理のレシピを紹介しておきます。
【アスパラガスのベーコン巻き】
●材料
アスパラガス・ベーコン・醤油
●作り方
①アスパラガスを巻きやすい長さに切る。
アスパラガスの根元の硬い部分は、ピーラーや包丁で皮を剥くのがおすすめです。
②ベーコンにアスパラガスを乗せて巻く。
③油を引いて熱したフライパンに入れて、蓋をして焼く。
フライパンに入れる時は、巻き終わりの部分を下にしましょう。
④ひっくり返して裏側も焼いてから、醤油を加えて煮からめる。
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