もくじ
カレー粉の代用品は?
カレー粉とは、カレー料理で使われるミックススパイスの事です。
ウコンやトウガラシなど、多数の食材から作られています。
日本では既製品が一般的ですが、カレーの発祥の地・インドでは自製するのが一般的です。
※インドのカレーは、何種類ものスパイスを使って具材を煮込んだスパイス料理の事です。
かつての日本では、カレーライスを作るのに小麦粉とカレー粉を練りあわせてカレールーを作っていました。
なので、カレー粉はカレーに必須の材料でした。
ですが、カレールーが販売されてからはカレー粉の販売量は激減しました。
ただ、ドライカレーやカレーピラフなどカレー風味の料理の調味料としては、今でも一定の需要があります。
そんなカレー粉は、何かで代用が出来るのでしょうか?
カレー粉の代用品・ガラムマサラ/クミン
①ガラムマサラ
ガラムマサラとは、主にインド料理で使われるミックススパイスです。
シナモンやクローブやナツメグなど、多数の食材から作られています。
辛味よりも香りを付ける為に使われる事が多いですが、カレー粉の代用品としても使えます。
ただ、ガラムマサラにはカレーの黄色を作り出しているターメリックは含まれていないので、カレーと聞いて思い浮かぶ色には作れません。
②クミン
クミンとは、主にエスニック料理に使われるスパイスです。
強い香りと少しの苦味・辛味が特徴です。
カレーに似た香りなので、カレー粉の代用におすすめです。
カレー粉の代用品・カレールー/コリアンダー
③カレールー
カレールーとは、カレー粉に油・小麦粉・食塩などを加えて固形にした物です。
カレールウとも表記されます。
普通のカレーを作るなら問題無く代用が出来ますが、ドライカレーやカレー風味の料理を作る時に代用するなら工夫が必要です。
まんべんなくカレーが行き渡る様に、擦りおろすのがおすすめです。
あと、カレールーはカレー粉よりも様々な食材が含まれているので、全体の味付けは控えめにしましょう。
④コリアンダー
コリアンダーとは、主にエスニック料理に使われるスパイスです。
独特な強い香りが特徴です。
別名はパクチーですが、コリアンダーはパクチーの種子を乾燥させて粉状にしたスパイスを指す事が多いそうです。
パクチーが好きな人におすすめの代用品です。
カレー粉の代用品・ナツメグ
⑤ナツメグ
ナツメグとは、主にエスニック料理やヨーロッパ料理に使われるスパイスです。
独特な甘い香りと少しの苦味が特徴です。
ネットで調べてみましたが、カレーにナツメグを入れるレシピは見付かりましたが、カレー粉の代用品として使うレシピは見付かりませんでした。
なので、カレー粉の代用品にはならないかもしれません。
因みに、ナツメグはペッパー・クローブ・シナモンとともに世界4大スパイスの1つとして数えられていますが、実は特に摂取量に注意が必要なスパイスなのです。
ナツメグの過剰摂取によって、下記の様な中毒症状が引き起こされると言われています。
●循環器系:頻脈・胸部圧痛・低血圧・ショック症状
●神経系:眩暈・興奮・不安・頭痛・幻覚・多幸感
過去には、8歳の男の子が約10gのナツメグを食べてから24時間以内に死亡した例があります。
成人でも5g以上を1度に食べると中毒症状を引き起こす可能性があると言われているので、ナツメグを使った料理を食べた後に何らかの異変を感じたら病院を受診する事をおすすめします。
パエリアを作る時、カレー粉で代用は出来る?
パエリアとは、パエジェーラと呼ばれる専用の鍋で調理するスペインの米料理です。
タコ・海老・ムール貝・イカなどを具材に使った、魚介系のパエリアが有名です。
パエリアにはサフランを使うのが一般的ですが、カレー粉で代用が出来ます。
【カレー粉を使ったパエリアのレシピ】
●材料
カレー粉・米・玉ねぎ・にんにく・イカ・海老・セロリ・パプリカ・レモン・トマト・水・白ワイン・コンソメ・ハーブソルト・胡椒・パセリ・オリーブオイル
●作り方
下準備:玉ねぎ・にんにく・セロリをみじん切りにする。パプリカを千切りにする。イカ・海老・トマトを食べやすい大きさに切る。レモンをくし切りにする。
①フライパンにオリーブオイルを引いて熱して、イカ・海老を焼く。
焼き上がったら、皿に移しておきます。
②①のフライパンで玉ねぎ・にんにく・セロリを炒める。
③米を加えて更に炒める。
この時、米が割れるのを防ぐ為にゆっくり混ぜましょう。
④器にカレー粉・水・コンソメを入れて混ぜる。
⑤フライパンに④・白ワイン・ハーブソルト・胡椒を入れる。
⑥イカ・海老を加えて、蓋をして熱する。
⑦蓋を開けて、パプリカ・トマトを乗せる。
⑧火を止めて予熱で蒸す。
⑨レモンを乗せてパセリを振りかける。
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