もくじ
化粧品やファッションの物欲が止まらない!
女性の皆さんに特徴的な欲求として、「物欲」がよく挙げられています。
物欲とは、「物やお金などが欲しい、自分のものにしたい」といった強い欲求のことを指します。
女性の場合、男性よりも物欲が高く、物欲が止まらないといったことも多くあるそうで、それが悩みであるといった女性も少なくありません。
特に、化粧品や洋服などのファッションについて、物欲が止まらずに「お金を使いすぎてしまう」「貯金がまったくできない」「支払いが追い付かない」といった悩みを持つ方もいるのではないでしょうか。
昨今、女性も社会進出が進み、仕事を頑張った自分へのご褒美として買い物を楽しむ女性も増えてきて、それに伴って止まらない物欲が問題となっていることも考えられています。
今回は女性の止まらない物欲について見てまいりたいと思います。
物欲が止まらなくなる心理とは
何故物欲が止まらなくなってしまうのでしょうか?
そのときの心理とは、一体どのようなものなのでしょうか?
物欲が止まらない方の心理について、特徴を3つお話したいと思います。
【1】 依存しやすい人
例えば人や物などに依存しやすい特徴のある方は、比較的周囲の方の評価を気にしている方が多く、自分自身に自信や価値がないと感じていることがあるため、その不足している部分を埋めるために、買い物をして自己を満たすといった流れとなってしまっていると言われています。
そして、買い物をして満たされるのはそのときだけで、また周囲の価値を気にしすぎて自分に自信がなく、再び買い物をしてしまう・・・こういった負のスパイラルになってしまって、物欲が止まらなくなってしまっていることも予想されます。
【2】 理性ではなく感情的になって動く人
物欲が止まらない人の特徴として、衝動買いをしてしまうといったことも見られます。
衝動買いはその名の通り洋服などを一目ぼれで買ったり「欲しい!」といった思いが強すぎて買ったりと、衝動的に購入してしまうこと、要するに感情的になっているということになります。
理性的に考えて行動ができないために、物欲のままに動き借金までしてしまう方も少なくないかもしれません。
感情的になることも大切ですが、何よりも理性と感情のバランスが大切です。
衝動買いの多い人は、欲しいものを見てもひとまず立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。
【3】 不足感や不満感がいつもある人
依存しやすい方の特徴で少しお話しましたが、常に不足感や不満感を感じている方は、それを何かで補おうとします。
それが買い物なんですね。
物欲で不足感や不満感を埋めていく。
ただ、それらが埋まって満足できるのは、買い物をしたときだけ。
したがって、再び不足感や不満感を感じたときには、また買い物に走る・・・。
これらの物欲を抑える方法はあるのでしょうか?
物欲が止まらないのって病気なの?
物欲を抑える方法をご説明する前に、知っておきたい物欲に関する病気についてお話しておきたいと思います。
物欲が関連する病気として「買い物依存症」がよく挙げられています。
これは特に女性に多い依存症の病気で、しかも「やめたい」と思っていてもなかなかやめることができず、どんどん依存が悪化していってしまう病気です。
この病気の特徴として、●お金がなくても買い物をしてしまう、●特に今必要ではないのに買ってしまうことが頻繁にある、●「この商品がほしい」というよりは「買い物」そのものに執着しているといった3つの点が多くあると言われています。
これらの特徴は、病気である本人にもコントロールできない状態で、借金したり万引きに走ったりとさまざまな社会的問題になりつつあると言われています。
原因として多く言われているのは、ストレスです。
ストレスをたくさん抱えた状態から、買い物をすることで、そのストレスから解放され、あわせて優越感や自己肯定感などの快感を覚えることで、買い物に依存してしまうんですね。
ストレスにもさまざまあると思います。
職場でのストレス、家事・育児に対するストレス、家族間だけでなく友人間に起こるストレスなど、さまざまです。
それらが買い物によって快感に変換される・・・これが負のスパイラルとなるのです。
それに伴い、近年ネットショッピングも盛んになり、買い物しやすくなった上に、クレジットカードなど支払いも簡単で目に見えにくくなってきました。
そして、借金やキャッシングもしやすくなったため、残念ながら買い物依存症にはまりやすい環境も整っているのが現代だと言えるでしょう。
物欲を抑える方法
さて、気になる物欲を抑える方法についてご紹介したいと思います!
方法としては4つ、まず一つ目に、お金を持ち歩かないということ。
物欲の高い人は必要のないものまで買ってしまう傾向があります。
そんな不必要なものを買ってしまわないためにも、仕事へ行くときやスーパーへ行くときは、最低限のお金を持って出かけるようにしましょう!
このとき、クレジットカードやキャッシュカードも持ち歩かないように注意しましょう。
次に、二つ目の方法として、家の中にある物を細かく数えてみること。
物欲が強い人のおうちには、物があふれかえっていることが多いです。
これらを一度、事細かに数えてみましょう。
細かく数えるのが無理なほど物が多い方は、大雑把でも構いません。
アイテム別・カテゴリ別に数えてみましょう。
本当に必要なものなのか、が顕著に見えてくるでしょう。
そして、三つ目の方法は、これらアイテムの数を数えてから断捨離することです。
必要ないと判断されるものは捨てましょう。
この「捨てる」という行為は、口で言うのは簡単ですが、実際行動してみると大変なことなんです。
労力をかけて断捨離し捨てていくと、今度買い物へ行き不必要なものを買ってしまいそうになったときに、「前に物を捨てるときとても大変だった・・・」といった思い出がよみがえります。
それが歯止めとなり、自然と物欲は抑えることができると言われています。
最後に、四つ目の方法として、家の中にある物を数えた際、それらにかかったお金を計算してみましょう。
ざっくりで構いません。
どれだけのものにどれだけのお金がかかっていたか、物を見て目にすることで、こんなにもこの商品にお金をかけていたんだということが見えてきます。
そうすることで、自分のお金の使い方を認識し、物欲を抑えることができると言われているんですね。
どうしても物欲が強く買い物してしまう方は、これら4つの方法を試してみてください。
物欲がないっていうのも問題なの?
中には、「物欲があまりない」という方もいるでしょう。
今まで物欲が止まらないことを中心にお話してまいりましたが、実は、物欲がないといったことも問題であると言われているんです。
物欲とは、限度はありますが、自然なことで、人間が能動的に動いている証拠で、少なからず必要なものです。
物欲という目的があるため、それを達成するために仕事や勉学に励んだりします。
物欲がないということは、努力することも我慢することもできないということにつながりかねません。
物欲という欲求がなくても、そのほかの欲求、たとえば「●●を知りたい」という欲求、「遊びたい」という欲求など、そういったもので解消され満たされているのであれば問題ないと言えますが、それらもあまり感じないという方は、ちょっと危険信号。
この場合、ストレスや疲労がピークに達していることも考えられます。
ストレスや疲労で欲求すらない状態に陥っている可能性があります。
このときは何も考えずゆっくり休んでください。
無理に行動的にならなくても大丈夫。
ゆっくり休んだあと、自然と物欲など他の欲求も発生してくると思います。
物欲があるのかないのか、どちらも良いとも悪いとも言い難いですが、過剰であることは体にも心にも、お金など物理的なことにも良くありません。
物欲が止まらないなぁと思ったときは、一度自分を見つめ直してみましょう。
ストレスがかなりかかっているかもしれません。
依存症である場合は病院へ相談してみるのもいいと思います。
物欲を抑える方法も試してみてくださいね。
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