もくじ
関西と関東のひなあられは違うの?
桃の節句のひなまつり、女の子のお祝いの日であるこの日、日本では女の子のいる家庭でひな人形を飾ってお祝いをします。
関東と関西では、食文化が大きく違うと言われていますが、ひなあられにも関東風、関西風があります。
関東風ひなあられはうるち米から作られたポン菓子のような甘いお菓子、関西風ひなあられはモチ米から作られたあられで、醤油味や塩味です。
ひな壇に飾る菱餅には、5色(茶、黄、緑、白、赤)のものと3色(緑、白、赤)のものがありますが、関東風は3色菱餅の色、関西風は5色菱餅の色のものが多いです。
ひなあられの大きさも違い、関東風は小さいですが、関西風は1㎝大と大きいのが特徴です。
ひなあられの由来は諸説ありますが、それぞれの地域で発展してきて味も見た目も異なっています。
名古屋のひなあられは?
関東風と関西風のひなあられの違いについて前述しましたが、その中間地点である名古屋のひなあられはどうなのでしょうか。
名古屋は関東風、関西風どちらにもよらず、独自の食文化がありますが、ひなあられも独特です。
東西のどちらの特徴もあるようで、どちらにも似つかないもので、形には円柱形と丸形が入り混じっています。
味は甘いので、関東に近いのかもしれません。
名古屋は、味噌煮込みうどんや味噌カツが有名ですが、甘辛い味付けが地元には人気があるようです。
東海地方のひなあられには、名古屋のように甘いもののほか、しょうゆ味や塩味もあるので、名古屋独自の形であり味なのかもしれません。
関東風、関西風、名古屋風のほかにもほかの味のひなあられもあるようですので、調べてみると面白いかと思います。
チョコ味のひなあられもある?
子供に人気のお菓子といえば、チョコレートでしょう。
実はひなあられには、チョコレート味もあります。
時期が来るとスーパーでも見かけるかもしれませんが、チョコレート味のひなあられのひとつに「ひなチョコ」という商品があります。
パッケージはひなあられっぽいですが、開封してみるとひなあられにチョコレートがコーティングされ、チョコボールのような見た目となっています。
「ひなチョコ」は割と人気があるようで、見た目でわかるチョコレートらしさ、そして後を引く甘さに子供は惹かれるようですね。
余ったひなあられのアレンジレシピとしても、チョコレートは活用されています。
溶かしたチョコレートにひなあられをまぶしいれて固めると、簡単にチョコバーが完成するので、試してみてください。
ひなあられの作り方は?
うるち米が原材料の関東風のひなあられは、余ったご飯で作ることができます。
作り方は、余ったご飯をさっと水洗いしてバラバラにし、オーブンに15分程度かけて乾燥させます。
乾燥したお米を油でサッと揚げて、粉砂糖をまぶして完成です。
また、関西風ひなあられは、切り餅を使うと簡単に作ることができます。
作り方は、切り餅を5㎜角程度の大きさに切り、よく乾燥させてから150度のオーブンで20分程度焼きます。
甘めの味付けであればグラニュー糖と水をフライパンで煮詰めたものに揚げた切り餅を絡めて、抹茶パウダーをまぶします。
甘じょっぱいものが良ければ、グラニュー糖と水と醤油を煮詰めたものに絡めると完成です。
市販のひなあられもよいですが、家庭でも余りご飯や切り餅で簡単に作ることができますのでお試しください。
マヨネーズ味もあるの?
東海地区のひなあられの定番は、マヨネーズ味のようです。
関西風でも、関東風でも、名古屋風でもない味付けですが、食べたことのある人にとってはクセになる味のようです。
マヨネーズの風味に少し甘さがあるもので、お菓子としても、お酒のおつまみとしても好まれているそうです。
東海地方というと、愛知県、三重県、岐阜県の3県ですが、マヨネーズ味が多いのは岐阜県のようです。
お煎餅でもマヨネーズ風味のものがありますので、味としてはイメージしやすいかもしれません。
地方によってさまざまな味、形のひなあられがあります。
住んでみたことはあるけど知らなかった、という人もいるようですので、ぜひお住まいの地域のひなあられを食べてみてください。
新しい発見があるかもしれません。
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