もくじ
出雲大社の正式な参拝方法は?
出雲大社は、初詣の参拝だけで約60万人が訪れる神社です。
10月(神無月)の頃には全国の神様が集結すると言われていて、全国の神様の御利益・御縁を授かる事が出来る場所とされています。
神社へお参りする時のマナーは沢山ありますが、出雲大社には独自のマナーがあります。
その1つが『2礼4拍手1礼(表記方法は、二拝四拍手一拝 などもあります。)』です。
通常は『2礼2拍手1礼』が基本なのですが、出雲大社では拍手を4回しなければいけません。
そもそも、拍手は神様に対する敬意を表す行為で、行事の大切さによって回数を分けていました。
(なので、正月や大祭礼などの行事では『2礼8拍手1礼』になるそうです。)
ですが、明治時代に政府が神社を統治する際に、様々な作法や方式を均一化しました。
その時に、拍手の回数は一番少ない2回で対応されました。
出雲大社の参拝方法には順番がある?
出雲大社の賽銭箱は南側にあって、鳥居をくぐって本殿へと歩いていけば直ぐに見えてくるので、此方からお参りすると思います。
しかし、これは正しい参拝方法ではありません。
出雲大社へ参拝する時は、西側から参拝しなければいけません。
何故なら、出雲大社は西向きに神様が祀られているからです。
つまり、南側から参拝しても神様の横顔にお参りをしている事になってしまうのです。
神様が西向きに祀られている理由の一つに、稲佐の浜の方を向いているというのがあります。
稲佐の浜とは出雲大社の西側にあって全国から神々が上陸すると言われている浜で、その神々を出迎える為に西側を向いているそうです。
西側には小さな賽銭箱があるので、其処から参拝していきましょう。
出雲大社の参拝方法-服装-
平時の参拝の場合、服装に決まりはありません。
(公序良俗に反している様な服装に関しては論外ですが・・。)
ジーンズ・ワンピース・Tシャツなどの、カジュアルでラフな格好でも咎められる事はありません。
寧ろ、相当な距離を歩かなければならないので動きやすい服装が推奨されています。
普通の外出着さえ着ておけば、服装に関して気にする事はありません。
しかし、これは平時の場合のみです。
特別な期間のみ立ち入る事が出来る本殿では、NGな服装があります。
<男性の場合>
タンクトップ・短パン・ジーンズ・サンダル・ビーチサンダル・クロックス・素足・汚れた服
<女性の場合>
ノースリーブ・シースルー・胸元が大きく開いた服・ミニスカート・ショートパンツ・ジーンズ・サンダル・ビーチサンダル・ピンヒール・クロックス・素足・汚れた服
出雲大社の参拝方法-砂-
出雲大社の本殿奥に建つ素鵞社の軒下には、御利益たっぷりの御砂があります。
それを頂く為の手順を説明します。
1:稲佐の浜へ行く
2:稲佐の浜の砂を頂く
3:出雲大社に参拝する
4:素鵞社に参拝する
5:砂を頂く
稲佐の浜の砂はマグカップ1杯程度の量で充分なので、必要以上を頂くのは止めましょう。
また、自分が掘った穴は埋めて帰りましょう。
浜に穴が開いていると、景観が損なわれる上に危険です。
素鵞社で砂を頂くには、先ず素鵞社の階段下と階段上で一礼をして、素鵞社の前で二礼四拍手一礼をします。
そして、社の左に回り奥へ進みます。
因みに、通路と思えない様な場所を通る事になります。
社の軒下に木箱があるので、そこに稲佐の浜の砂を入れます。
ここまでして初めて、社の御砂を頂く事が出来ます。
帰りは、素鵞社の前と階段上と階段下で一礼をしましょう。
出雲大社のお土産やお守りはどんなものがあるの?
出雲大社のイメージで、真っ先に縁結びが思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
この項では、縁結びに関するお土産品を紹介していきます。
【縁結びマシュマロ】 9個入り 500円
人気洋菓子店『パティスリー・キュイール』が手掛ける、縁起が良い紅白のマシュマロです。
ラズベリーとトロピカルフルーツが使われているので、独特でジューシーな味わいが楽しめます。
【縁結び勾玉手作りストラップ】 2400円
2つの勾玉がセットになったストラップです。
2つの勾玉を合わせると円になる事から、『えん(縁)を結ぶ』と言われています。
此方は松江の『めのうの店 川島』の商品ですが、系列店である『さきたま-izumo-』が出雲大社前にあります。
【縁結び箸-出雲うさぎ-】 2膳箱入り 3460円
参道入り口の近くにある『ひらの屋(出雲大社店)』に売っています。
スサノオノミコトとイナダヒメが箸の導きで結ばれた、という伝承に因んだ商品です。
更に、うさぎは古事記で神様の恋を取り持ったと解釈される事もある、縁結びの神様です。
他にも素敵なお土産品が沢山あるので、気になった方は是非調べてみてください。
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