もくじ
らっきょうの効能の良い食べ方
らっきょうといえば、カレーに添えられているイメージが強いですよね。
なので毎日食べる人は少ないと思いますが、らっきょうは栄養満点なので積極的に食べていきたい食材です。
栄養を重要視するなら、定番の酢漬けはおすすめしません。
らっきょうに主に含まれている栄養素は全て水溶性で水に溶けやすいので、漬ければ漬けるほど栄養素が流れ出てしまうからです。
漬け汁ごと食べるなら良いかもしれませんが、それも限度があります。
熱に弱い栄養素もあるので、薬味やサラダなど生で食べるのがおすすめです。
栄養素や効能やレシピなどは後述しているので、参考にしてください。
らっきょうは食べ過ぎてはいけない?
●主な栄養素と効能
・カリウム:むくみ対策
カリウムには細胞の浸透圧を維持・調整する働きがあるので、むくみの原因になる体内に溜まった余計な水分や塩分の排出を促してくれます。
・水溶性食物繊維:便秘対策
水溶性食物繊維には、腸内の便を吸着して排出を促す作用があります。
また、善玉菌である乳酸菌のエサになるので腸内環境を整える効果も期待出来ます。
・硫化アリル:血行促進効果
硫化アリルには、血液が固まりやすくなるのを抑える作用があります。
・ナイアシン:二日酔い対策
体内に入ったアルコールは肝臓によって無毒成分に分解されるのですが、その時に必要になるのがナイアシンです。
ナイアシンが足りないと分解がスムーズに行われなくなるので、頭痛や吐き気などの症状に見舞われます。
・パントテン酸:ストレスの緩和
パントテン酸には、副腎皮質ホルモンの働きを促す作用があります。
副腎皮質ホルモンには、ストレスへの耐性を高める効果があります。
良い効能が沢山ありますが、食べ過ぎるのは当然ですが駄目です。
らっきょうは食べ過ぎると下痢になる?
昔から『過ぎたるは及ばざるが如し』(意味:何事でも、やり過ぎる事はやり足りない事と同じ様に良くない。)と言う様に、らっきょうも食べ過ぎると体に対して毒になってしまいます。
①下痢
食物繊維は消化されにくいので、大量に摂取すると消化不良を起こす可能性があります。
それが原因で、下痢・腹痛・胸焼けなどを起こす可能性もあります。
また、硫化アリルは摂取し過ぎると胃に刺激を与えて胃の粘膜を傷付ける恐れがあります。
なので、胃腸が弱っていると下痢・腹痛などを起こす可能性もあります。
可能性は低いと思いますが、アリシンという成分でアレルギー症状を起こして腹痛になる事もあります。
食べ過ぎていないのに腹痛が起こった場合はアレルギーの可能性も考えられるので、気になるなら病院を受診しましょう。
らっきょうは食べ過ぎるとガスが出る?
②ガス(おなら)
摂取し過ぎて消化しきれなかった食物繊維は、腸の中に留まり悪玉菌のエサになります。
すると、頻繁にガスが出てしまいます。
しかも、アリシンが臭いを発生させるので臭いのあるガスになってしまいます。
アリシンは、口臭の原因になるとも言われています。
また、血液中に臭い成分が混ざると体臭の原因にもなります。
らっきょうの1日の摂取量は2~4粒程度(小粒だと5~10粒程度)が良いとされているので、それを守りましょう。
【らっきょう豆知識】
らっきょうは、『畑の薬』と言われているほどに健康効果の高い食材です。
らっきょうの簡単レシピ
【らっきょうの酢味噌和え】
●材料
生らっきょう・麦味噌・酢・砂糖・かつお節
●作り方
1:らっきょうを薄切りにする。
繊維に沿って切ると、食感が楽しめます。
2:麦味噌と砂糖と酢を容器に入れて混ぜて、酢味噌を作る。
3:出来上がった酢味噌に、刻んだらっきょうとかつお節を混ぜ合わせる。
【らっきょうとツナのサラダ】
●材料
らっきょう・らっきょうの漬け汁・レタス・プチトマト・ツナ・酢・レモン果汁・こしょう・刻みパセリ
●作り方
1:ツナの油を軽く切る。
2:らっきょうを細かく切る。
3:ツナとらっきょうを容器に入れて、漬け汁・酢・レモン果汁・こしょう・パセリと混ぜ合わせる。
4:レタスを千切って器に盛り、上に3とプチトマトを乗せる。
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