もくじ
送別会の挨拶の順番とは?
異動や退職、結婚などによって職場を離れる際、送別会を開催することになり、幹事をたてて司会や当日の流れを決めていくこととなります。
ここで重要なのが、挨拶だと思います。
職場での役職を考慮して、挨拶の順番や流れを決定しなければなりませんが、基本的な挨拶の順番とは一体どのようなものなのでしょうか。
まずは、送別会の流れについてお話します。
流れとしては、司会(幹事であることが多い)が開会の言葉を述べたあと、開会の挨拶、乾杯の挨拶、送られる方の紹介、寸志をいただいた方がいればその方のことも紹介、食事と歓談、送られる方へ贈ることば、餞別や記念品などの贈呈、送られる方からの挨拶、閉会の挨拶、お開きとなります。
さて、この流れを見てみると、さまざまな挨拶がありますが、役職ごとに挨拶する順番はあるのでしょうか?
送別会の挨拶の順番で役職はどうなるの?
送別会の挨拶で役職の順番は、明確には決められてはいませんが、一般的にはじめの挨拶は役職の一番高い方、乾杯の挨拶は役職が三番目に高い方、締めの挨拶は役職が二番目に高い人が多いようです。
ただ、役職の一番高い方が送られる側になっていることもあるでしょう。
その場合は、はじめの挨拶は役職が二番目に高い方、閉会の挨拶は役職が三番目に高い方となります。
また、同じ役職の方が複数人いる場合も職場によってはありますよね。
そういったケースは、会社の課の格付けが明らかな場合を除き、一般的には年齢の高い方にお願いするようにします。
送別会の挨拶で送られる側の例文
送別会では、送られる側の方も挨拶することになりますが、どのように挨拶すればいいのでしょうか。
まず、挨拶の流れとしては、送別会を開催してもらったことへの感謝の気持ち、退職や転職がいつなのか、職場での思い出、今後の目標、今後の皆さんの健康や活躍を祈る一言、最後にもう一度感謝を伝えるといった流れで、長時間ダラダラと話さずになるべく簡潔に挨拶するようにしましょう。
【例文】
本日は私のためにこのような送別会を開催していただきありがとうございます。
先ほど紹介していただきましたように、●年●月●日をもちまして、退職することとなりました。
思い起こせば、▲▲会社に採用されてから10年間、右も左もわからない私がここまでやってくることができたのも、皆様型のあたたかいご指導があったからこそだと実感しています。
~この辺で会社での思い出エピソードを話す~
これらの経験は今後の人生のどの場面でも役立つことと思います。
今後は◆◆として頑張っていきたいと思います。
最後になりましたが、お世話になった皆様方のますますのご健勝とご活躍をお祈りいたしております。
本当にありがとうございました。
送別会の挨拶で送る側の例文
送別会では送る側ももちろん挨拶をします。
こちらの例文も紹介してまいりましょう。
【異動する部下への例文】
「ついにこの日がやって来てしまったことをとても寂しく思います。」
「このチームで一緒のプロジェクトを進めて3年、●●さんは本当によく頑張ってくれました。
特にこの1年間は、●●さんなしでは成功に至らなかったと思います。」
「●●さんならきっと▲▲支部に行ってもご活躍になるかと思います。
今までありがとうございました。
これからも頑張ってください。」
【異動する上司への例文】
「●●さん、これまで5年間お世話になりありがとうございました。
優しく丁寧で、時に厳しくご指導くださる●●さんの背中を見て、私たちプロジェクトメンバーもここまで成長することができました。
本当に感謝しています。」
「いつも部下の成長を気にかけてくれて●●さんのことですから、異動先でも素晴らしいチームリーダーとしてご活躍になることと思います。
これからも体調に気を付けながら頑張ってください。」
【定年退職する上司への例文】
「●●さん、このたびはご定年ならびにご勇退、誠におめでとうございます。
ご在職中は、丁寧にかつ熱心にご指導いただき、私たちもここまで成長することができたと思います。
メンバーを代表して御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。」
「これから第二の人生の始まりですね。
今後も●●さんのご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
これまで長きにわたり、大変お世話になりました。
本当にありがとうございました。」
送別会の締めの挨拶のポイントとは
送別会の締めの挨拶、実は重要なんです。
きっちりと締めて終われること、または二次会へのスムーズな誘導がキーとなります。
締めの挨拶のポイントは、簡潔にまとめること、送られる側の方に対して改めて感謝を伝えること、そして万歳三唱で締めることです。
お酒も入っていると思いますが、この3点に注意しながらかっこよく締めの挨拶をしてくださいね!
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