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葬儀に花、送ってもいいの?
近しい方がお亡くなりになったとき、とても悲しい気持ちになりますよね。
お通夜、葬儀と参列して最後の別れをする方も多いと思います。
参列するとなると、ご遺族がご遠慮されている場合以外は香典を持参しますが、皆さんはお花代という言葉を聞いたことありますか?
葬儀では、派手なお花は取り扱っていませんが、故人を偲ぶためにたくさんのお花が飾られます。
そのお花を参列者が贈ることもありますし、お花を贈らない場合でも「花代」としてお金を包む場合もあります。
今回は葬儀の際の花代についてお話したいと思います。
葬儀の花代とは
葬儀の際のお花の役割としては、会場を飾るため、故人の霊を慰めるため、遺族や故人と近しい人物などが弔意を示すためだと言われており、このお花のことを供花(きょうか)と言います。
お花代とは、供花を贈らない場合の供花の代金として、香典とは別に包んでお渡しするものとなり、一般的には葬儀業者や花屋さんにお渡しするものとなっていますが、中には喪家が立て替えて支払っているときもあるので、このケースでは遺族に渡すようにします。
葬儀に参列できなかった場合にも、香典の代わりとして花代としてお金を包む場合もあり、花代のケースはさまざまあります。
葬儀での花代の表書きの書き方とは
突然の訃報で香典や花代など急に準備してしまうことになりますが、相手方に失礼のないように対応したいですよね。
そこで、失敗しないように、花代の書き方についてご説明したいと思います。
表書きについては、「御花代」と記載します。
氏名は封筒の下部に、御花代より小さい文字で書くようにしてください。
夫婦連名で渡す場合は、ご主人の名前を中央に書き、妻の名前はその左側に記載するようにしてくださいね。
3名までの連名の場合は、上の位の方を右から書いていきます。
4名以上になる場合は、「○○一同」や「代表者名 他○名」などまとめて記載しましょう。
中袋には改めて名前と住所、金額を記載しましょう。
連名で書ききれない場合は、別紙を準備してください。
墨は、悲しみを表現する薄い色のものを使ってください。
葬儀の花代、封筒はどれを使えばいいの?
葬儀で花代を持っていくとき、封筒はどのようなものを使えばいいのでしょうか?
これは香典同様、不祝儀袋で準備しましょう。
なければ無地の白い封筒でも構いません。
1万円未満の場合、印刷された水引でもかまいませんが、1万円以上となる場合は、白と黒の水引が付いている封筒を選択しましょう。
また、3万円以上となる場合は、銀色の水引のものを選んでください。
慶事用とは異なり、外包みの裏側は下向きになる方が外側にかぶさるように重ねましょう。
この点に注意すれば失礼のないように御花代が渡せると思いますよ。
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葬儀の花代の相場は?花代を渡したいときはどうすればいいの?
気になるのは、お花代の相場ではないでしょうか。
いくらくらい包めばいいのでしょうか。
故人との間柄にもよりますが、友人、知人の場合:5000円~1万円、両親の場合:3万円~10万円、兄弟の場合:3万円~5万円、祖父母、叔父叔母の場合:1万円~3万円くらいが妥当だと思います。
お花代を贈りたいなと思ったとき、まずはじめに葬儀会場へ問い合わせしてみてください。
葬儀業者によっては、ご自身で準備する場合と業者が準備する場合がありますので、確認は必要となります。
葬儀会場によっては統一感を出すため、また配置スペースの関係で、業者がすべて決めているケースもありますので、任せた方が無難だと思います。
供花はスタンドのものや花輪で1万円~2万円かかり、お金は業者に手渡しか後日振込の場合もあります。
もし遺族が立て替えて支払っている場合は、遺族へ渡すことになりますが、葬儀中は渡せないこともあるかと思うので、受付の方にお花代であることを伝えておけば大丈夫だと思います。
近しい方が亡くなって悲しく寂しいですが、故人の好きだったお花を供花として贈り、楽しかったことなどを思い出しながら送り届けてあげてくださいね。
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