ペットショップで売れ残り引き取りたい場合は?譲渡会で里親になる手順は? | 役に立ついいね!情報サイト

ペットショップで売れ残り引き取りたい場合は?譲渡会で里親になる手順は?

Free-Photos / Pixabay

スポンサードリンク

ペットショップで売れ残りの犬は、どうなる・・?

ペットショップでは、愛らしい犬達が売られていますよね。

どの子も可愛いですが、残念な事に売れ残る子も居ます。

ペットショップでは生後2・3ヶ月の子が人気なので、相場としては10万~30万円の値が付けられます。

そして、3ヶ月を過ぎた頃から値段が徐々に下がっていきます。

人気の犬種でない限り、生後半年を過ぎると買い手が見付かりにくいのが現状です。

そうして売れ残ってしまった犬達に、ペットショップの店員は幾つかの道を用意します。

一つ目は、ペットショップに残る道です。

これからは看板犬として世話をする、という事です。

数は少ないですが、最後まで責任と愛情を持って世話をしてもらえるでしょう。

スポンサードリンク

ペットショップの売れ残りの犬を購入するには?

ペットショップで売られている仔犬は3か月までの仔犬が多いでしょう。
それは、3か月ぐらいまでの仔犬が一番需要があるからです。

そのため、人気の犬種であればあるほど3か月以降の仔犬は売れ残ってしまうのです。

その売れ残った仔犬は格安でペットショップで売られることもあります。

大型ショッピングモールのペットショップで5か月の人気の犬種が1万円で売られていたことを見たことがあります。

5か月でも十分かわいいので、特にこだわりがなければそういった月齢が上がっている仔犬を扱っているペットショップで購入することはできます。

ただ、いつもこういった格安で仔犬を販売しているわけではないので、タイミングが合えばということになります。

でも、いつも仔犬のセールなどの広告などをみると、心が痛くなってしまいます。

ペットショップでは仔犬も商品なのは間違いないですが、命あるもののセールはちょっと悲しい気分になりますよね。

それでも、格安でも飼ってもらえる犬は幸せだと思います。
格安で購入したといっても命はあるので大切に育ててほしいと思います。

ペットショップで売れ残りの猫は?

ペットショップには犬も売られていますが、猫も売られていますよね。

ペットショップで売れ残った猫はどうなってしまうのでしょうか?

猫も犬と同様に売れ残った猫は格安でペットショップで売られることがあります。

それでも売れなかった場合は、繁殖用にブリーダーさんのところに戻っていく猫もいるようです。

また譲渡会などで新たな飼い主を見つけることもあるようです。

従業員やその家族、知り合いなどにかけあって飼い主を探す場合もあります。

生後2、3か月の子猫はかわいいですが、その分人の手が必要になってくることもあるので、少し月齢が進んでいても猫と暮らしたい方や子猫のようにそこまで時間を猫にかけれない共働きの方などに無料で譲ることもあるそうです。

犬を飼うなら、里親募集も視野に入れよう!

二つ目は、里親を募集する道です。

現在、様々な方法で里親が募集されています。

売れ残った子達もその仲間に入って、良い飼い主を探してもらうのです。

●新聞の折り込み広告

里親を募集している方が、広告を掲載してもらっている可能性があります。

●ネット検索

ネットには、色々な情報が溢れています。

その中には、里親を募集している方のサイトやブログなどがあります。

《里親を募集している主なサイト》

●ペットのおうち

動物の里親募集サイトです。

一般の方やボランティアの方からの募集が多く掲載されています。

都道府県別・期限順・新着順などで検索する事が可能で、保健所に収容されている犬も掲載されています。

写真やプロフィールも掲載されているので、外見や性格が分かりやすくなっています。

●ジモティー

ジモティーには、里親募集のカテゴリーがあります。

都道府県別・犬種別・募集者などで検索する事が可能で、メールで問い合わせる事も可能です。

無料で引き取りたい・・出来る?

自分がペットショップの店員だったり知人や友人にペットショップの店員が居れば、無料で引き取る事が出来る場合もあります。

ですが、ペットショップで売られている犬が高額なのはペットを飼う為の経済的余裕があるかの判断材料と言われているので、無料で引き取るのは難しいと思われます。

また、飼う事が簡単に出来ると捨てる事も簡単に出来ると考える人も居ます。

確かに、何処の店でも溢れんばかりに並んでいる安価の商品と、特定の店でしか手に入らない高価な商品では、前者の方が圧倒的に捨てやすいですよね。

『物と命を、同列に扱ったりしない!』という至極真っ当な考えを持っている方には信じられないかもしれませんが、命を物の様に扱う人は残念ながら存在します。

・病気になったから

・大きくなったから

・引っ越すから

などの自分勝手な理由で、ペットを手放す人は後を絶たないのです。

そんな人達まで簡単にペットを飼える様になったら、どうなるかは火を見るよりも明らかです。

譲渡会に行こう!

里親を募集する手段として、譲渡会があります。

譲渡会とは保護動物を引き取る為の会ですが、それに関しての調査項目で残念な結果があります。

それは、譲渡会の存在を知っていても保護動物飼育を検討しなかった人がなんと半数以上の約55%、譲渡会というものを知らなかったとしても譲渡会に参加しなかった人は約65%という結果があり、動物保護の観点からいうと本当に残念なことです。

理由は様々ですが、譲渡会の詳細が分からない・保護施設が近くに無い、というのが多いそうです。

確かに、譲渡会は世間に広く知られている訳ではありませんし、保護施設は人里から遠く離れた場所にある事が多いので、仕方のない事かもしれません。

ですが、譲渡会に参加する事で救える命があるかもしれません。

下記は、引き取りまでの一般的な流れです。

HPや広告などで見て気に入った犬と対面する→現在一緒に暮らしている方に犬の個性や性格などを聞く→2週間程度のトライアルを希望する

また、飼い主になるかもしれない方の生活スタイル(家族構成・職業・住所など)を問うアンケートの記入が必須です。

単に「引き取りたいです。」「はい、どうぞ。」という訳ではないのです。

譲渡会を開催している方達は、責任と愛情を持って最後まで世話してくれる飼い主を探しています。

「保護してあげたい。」という気持ちがあるのは良いのですが、それだけでペットは飼えません。

保護してあげたいけど、いろんな事情で無理なこともあると思います。

そんなときは日常の生活で使っているものを少し見直すと、それがペットの命を救うことができる場合もあります。



どうしても保護ができないけど何か役に立ちたいという場合は普段使っている通信代の一部が寄付となり、
間接的に命を助けるお手伝いができるということも頭の片隅に入れておくといいでしょう。

最終的に待つのは、殺処分・・?

ペットショップの売れ残り=殺処分、というイメージがある方も居るでしょう。

確かに殺処分が多く行われていた過去もありますが、2013年に動物愛護法が改正されて、各都道府県の保健所や動物愛護センターは動物取扱業者によるペットの持ち込みを拒否する事も出来る様になりました。

ですが、一部の悪質なペットショップでは店員が個人を装って売れ残った動物を持ち込んでいるという話もあります。
それはごく一部かもしれないですがあってはならないことです。

また、拒否されて売れ残った動物を処分出来なかったペットショップは、有料で引き取る引き取り業者に依頼する場合もあります。

引き取り業者は違法ではありませんが、充分な世話をせずに衰弱・死亡させる悪質な業者も存在します。

2014年には、業者がブリーダーから大量の犬を引き取った後、その殆どを死なせてしまった上に死骸を河原に遺棄するという、二度と起こってほしくない悲惨な事件が発生しています。

現在では、NPO法人やボランティアの方達などのお陰で、殺処分は数を減らしています。

保護動物を引き取る事は出来なくても、寄付をしたりボランティアに参加したり、保護動物を助ける手助けは出来ます。

行動してみてください。

ペットショップで働いた方の意見

売れ残ってしまう犬や猫は実際にはいます。

その場合どうしているかというと、先ほども書きましたが看板犬としてペットショップで引き取る場合と、同じチェーン店なら他の店舗で飼い主さんを探すこともあります。

チェーン店の場合、ネットなどで他店舗の仔犬もみたりすることができるので、そういったシステムを使って飼い主さんを探しています。

会社全体で売れ残ってしまった犬や猫が不幸にならないように取り組んでいます。

もちろん、山に捨てたりしないです。

とのことでした。

実際、ペットショップで働くぐらい犬や猫が好きな方が多いので、殺処分されるのを見るのは辛いですから、懸命になって幸せに暮らせるところを探しているというのがペットショップの状況のようです。

私も犬を探していた時にいくつかペットショップに行きましたが、大型ショッピングモールのペットショップでは店内もきれいだし、丁寧に扱われているという感じがしました。

しかし、小さなペットショップだと、臭くてきたなくて・・・
これだと飼い主を見つけるのは難しいのではないかと思うところもいくつかありました。

そういったペットショップの犬や猫たちが最悪の状態を迎えないことを祈っています。

コメント