もくじ
筋子のほぐし方
生の筋子の旬は、9月~11月頃です。
新鮮な筋子が手に入るなら、自分で解して食べてみるのがおすすめです。
筋子の簡単な解し方を、2つ紹介します。
●お湯を使う
お湯に浸すと筋子の膜が縮まるので、簡単に解せます。
解し終わったら、水で綺麗に洗い流してからザルにあげて水気を切りましょう。
●泡立て器を使う
膜を下にした状態の筋子に泡立て器を押し当てて横に滑らせると、簡単に解せます。
解し終わったら、水で綺麗に洗い流してからザルにあげて水気を切りましょう。
筋子といくらの違いは?
皆さんは、筋子が何なのか説明が出来ますか?
『筋子=鮭や鱒などの魚卵』だと思っている人は、いくらとの違いが分かっていないかもしれません。
筋子は、鮭や鱒などの魚卵が卵巣膜で繋がった状態の事を指します。
※一般的には加工されていない物を生筋子と呼んで塩漬けされた物を塩筋子と呼びますが、東北では塩漬けされた物を筋子と呼んで加工されていない物を腹子と呼ぶそうです。
筋子から膜を取り除くと、いくらになります。
いくらの語源は、ロシア語で『魚卵』『小さくて粒々した物』を意味するイクラ―です。
イクラーは魚卵全般を指すので、いくらとは意味合いが違います。
日本で一般的にいくらと呼ばれている鮭の卵は、ロシアではクラースナヤ・イクラー(赤いいくら)と呼ばれています。
筋子は冷凍が出来る?
数日で食べ切るのなら冷蔵保存で充分ですが、直ぐに食べ切らないのなら冷凍保存がおすすめです。
簡単に出来る方法を紹介します。
①筋子を一口大にする。
包丁で切ると卵が潰れやすいので、手か箸で解す様にするのがおすすめです。
②ラップで包む。
出来るだけ空気が入らない様に包みましょう。
③密閉が出来る保存袋に入れる。
ここで、しっかり空気を抜いてください。
そうでないと、保存期間が短くなってしまいます。
④冷凍庫に入れる。
因みに、冷凍した筋子を解凍する時は冷蔵庫に入れるのがおすすめです。
冷蔵庫でゆっくり解凍すると凍った霜が分離しにくくなるので、冷凍する前の状態に近付きます。
冷凍保存した筋子の賞味期限は?
冷凍保存が正しく出来ていれば、生筋子で1ヶ月程度・塩筋子で2~3ヶ月程度は持つと言われています。
ただ、下記の様な状態になっていたら腐っている可能性が高いので、保存したばかりであっても食べずに捨てましょう。
・色が黒っぽくなっている
・乾燥して硬くなっている
・卵が溶けている
・糸を引いている
・生臭い臭いになっている
最後に、筋子を使ったレシピを幾つか紹介します。
※レシピ内では、分かりやすい様に筋子で統一しています。
【かまぼこサンドイッチ~筋子と青じそ~】
●材料
筋子・青じそ・かまぼこ
●作り方
①かまぼこを厚めに切って、真ん中に切れ目を入れる。
②筋子を解す。
③青じそを切る。
筋子も青じそも、かまぼこに挟む事を考えた大きさにしてください。
④かまぼこの切れ目に、筋子と青じそを挟む。
冷凍保存した筋子を使った、おにぎり&パスタのレシピ
【筋子と鮭の親子おにぎり】
●材料
筋子・鮭・ご飯・焼き海苔
●作り方
①鮭を解す。
②筋子を解す。
③鮭とご飯を一緒に混ぜる。
炒り胡麻や青じそなどを一緒に混ぜても美味しいです。
③おにぎりにして、真ん中に筋子を入れる。
④焼き海苔を巻く。
【筋子のカルボナーラ】
●材料
筋子・卵黄・生クリーム・パルメザンチーズ・玉ねぎ・きのこ・塩・黒胡椒・バター・パスタ麺
●作り方
①玉ねぎをくし切りにして、きのこと一緒にバターで炒める。
②生クリームとパルメザンチーズを加えて、塩と黒胡椒で味を付ける。
③パスタを茹でて水を切って、②と卵黄を和える。
④お皿に盛って、筋子を乗せる。
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