もくじ
ちまきの作り方は?笹なしでも作れる?
ちまきとは、端午の節句の供物の一つです。
糯米や餅を三角形や円錐形にしてから竹の皮や笹の葉で包んで、イグサやタコ糸などで縛った食べ物です。
蒸したり茹でたりして加熱してから、皮や葉を剥いて食べます。
漢字だと『粽』と書きます。
【ちまきのレシピ】
●材料
糯米
醤油
サラダ油
チャーシュー
干し海老
筍(水煮)
人参
干し椎茸
紹興酒
砂糖
オイスターソース
ごま油
うずら卵(水煮)
竹の皮
●作り方
下準備:糯米を洗う。/人参の皮を剥く。/竹の皮を水に浸す。/紹興酒・砂糖・醤油・オイスターソースを混ぜる。/蒸し器に水を入れて沸騰させる。
①干し椎茸と干し海老を水に浸して戻す。
戻り汁は取り分けておいてください。
②チャーシュー・筍・人参・干し椎茸を小さく切る。
③フライパンにごま油を引いて熱して、②を入れてごま油が全体に馴染むまで炒める。
④取り分けておいた戻し汁と紹興酒・砂糖・醤油・オイスターソースを混ぜた物を加えて、汁気が減るまで煮てから火を止める。
⑤別のフライパンにサラダ油を引いて熱して、干し海老と糯米を炒める。
⑥糯米が透き通ってきたら醤油と④を加えて、再び炒める。
⑦竹の皮で⑥とうずら卵を包んで、タコ糸で縛る。
⑧蒸し器の上段に⑦を入れて、蓋をしてから蒸す。
⑨器に盛り付ける。
このレシピでは竹の皮を使いましたが、実は竹の皮や笹の葉が無くても作れます。
アルミホイルを使ったちまきの作り方
竹の皮や笹の葉を使うと見た目も本格的なちまきが作れますが、わざわざ用意するのは手間ですよね。
なので、簡単に手に入るアルミホイルで代用しましょう。
●包み方
①アルミホイルを8cm×15cm程度に切って、横長の状態で置く。
②右下の角を上に折って、右側を三角形にする。
③左下の角も同じ様に折って、左側も三角形にする。
全体で見ると、大きな逆三角形になります。
④上側を開けて、具材を詰める。
後で包みにくくなるので、具材は詰め過ぎない様にしてください。
⑤上側を折り畳んで、具材を包み込む。
⑥軽く握って形を整える。
他には、オーブンシートやアルミカップでも代用が出来ます。
【ちまきの雑学:ちまきの名前の由来】
ちまきは今では竹の皮や笹の葉で巻くのが主流ですが、昔はチガヤという植物の葉で巻いていました。
チガヤで巻くという所から、ちまきという名前になりました。
フライパンを使ったちまきを作り方
ちまきを作る時は蒸し器を使うのが一般的ですが、フライパンを使っても作れます。
●フライパンを使ったちまきの作り方
アルミホイルに包んだ後から始めます。
①フライパンに並べる。
重なっていても大丈夫です。
②水を入れる。
ちまきが軽く浸る程度が目安です。
③蓋をして強火で蒸す。
水が無くなりそうになったら足してください。
【ちまきの雑学:関東と関西では違う物?】
関東と関西の食文化には、違いが沢山あります。
実は、ちまきの中身も違います。
上記で紹介したのは関東で広まっているちまきなので、関西の方は違和感があったかもしれません。
関西で広まっているちまきは、甘い団子が中身です。
炊飯器を使ったちまきの作り方
上記でフライパンを使っても作れると書きましたが、炊飯器を使っても作れます。
●炊飯器を使ったちまきの作り方
上記と同様に、アルミホイルに包んだ後から始めます。
①釜に並べる。
重なっていても大丈夫です。
②水を入れる。
釜の底全体に薄く水が行き渡る程度が目安です。
③通常モードで炊く。
目安は1時間ですが、様子を見ながら加減してください。
【ちまきの雑学:ちまきの由来?】
ちまきは中国から伝来した物で、中国にはこんな伝説があります。
楚の詩人・屈原は、陰謀によって国を追われた事が原因で河に身を投げて自殺してしまいます。
屈原の死を悼んだ民衆は、屈原の命日(5月5日)に供物の米を竹筒に詰めて河に投じていました。
しかし、供物は河に棲む悪い竜に食べられてしまっていました。
なので、竜が苦手とする楝樹の葉で包んで魔除けの五色の糸で縛ってから、河に投じられる様になりました。
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