もくじ
子どもの浴衣の帯の結び方
楽しいイベントが目白押しの夏本番が、もうすぐやってきます。
お祭りや花火大会など、夏は浴衣が似合うイベントが多いですよね。
「子どもが浴衣を着たがっているけど、帯の結び方が分からない・・。」という人も多いと思います。
そんな人には、作り帯(結び帯)がおすすめです。
一般的な作り帯(結び帯)は胴に巻く部分と結んである部分が別々になっていて帯の結びの部分が既に完成しているので、着付けが簡単に出来ます。
●作り帯(結び帯)の付け方
①巻く
胴に巻く方の帯には紐が付いているので、その紐が上にくる様に帯を胴に巻きます。
②結ぶ
帯を巻き終わったら、紐を蝶結びにして留めます。
②差し込む
結んである方の帯には、紐が2本付いています。
その紐のU字になっている部分が背中の中心にくる様に、胴に巻いた帯に差し込みます。
③結ぶ
残った方の紐を前に持ってきて、蝶結びにして留めます。
④隠す
前で結んだ紐は見えてしまうと不格好なので、結んだ後は帯の中に押し込みましょう。
子供の浴衣の帯の結び方~男の子~
「折角だから、自分で結んであげたい!」と思う人は、先ず兵児帯を用意してあげてください。
兵児帯は本来は男物の帯の一種ですが、生地が柔らかく幅広なので締めた時に体に負担が掛かりにくく、昨今では女性や子どもが締める事も多いです。
ただ、そのまま胴に巻いてしまうと歩いたり走ったりした時にぐちゃぐちゃになってしまいやすいというデメリットもあります。
なので、帯板を使ってあげましょう。
浴衣は夏に着る事が多いので、メッシュの帯板がおすすめです。
※「帯板なんて持ってない・・。」「あまり着ないのに買うのは勿体ない・・。」などと思う人は、厚紙で代用しましょう。
先ず、兵児帯の真ん中に帯板を置いて上下を三つ折にします。
それから巻いていきます。
左右の帯を後ろに回して背中の真ん中で交差させて、そのまま前に回します。
前に回してきた帯を再度後ろに回したら、そこで蝶結びにして留めます。
これで完成です。
簡単に出来る!子供の浴衣の帯の結び方~女の子~
女児用の帯は色や素材などの種類が豊富なので、同じ蝶々結びでも違った印象になります。
レースを使っている兵児帯なら華やかな雰囲気になりますし、色違いの兵児帯を2本使うとおしゃれな雰囲気になります。
余談ですが、男女の浴衣の違いを知っていますか?
違い①長さ
男物の浴衣は女物の浴衣と違っておはしょりを作らずに対丈で着るので、丈が短くなります。
違い②くりこし
女性は着付けの時に首の後ろにゆとりを持たせます。これを衿を抜く、と言います。
衿を後ろに抜きやすくする為に女物の浴衣にはくりこしという部分があります。
違い③身八つ口・袖の振り
女物の浴衣は脇の下部分は開いています。この開いているくちを身八つ口といいます。
この部分が開いているのは紐状のものを何重にもまくので腕の自由が奪われるため開いているのです。
女性ものだけで男物は縫われて塞がっています。
違い④袖付け
袖と身頃を縫い合わせている袖付けという部分が、男物の浴衣は女物の浴衣と比べて下の方まで縫われています。
改めて見てみると、結構な違いがありますね。
子供の浴衣の着崩れ防止方法
子どもの浴衣が着崩れる一番の原因と言われているのが、着心地の悪さです。
しっかり着せておけば着崩れないと思っている人も多いかもしれませんが、あまりにもきつく巻いたり結んだりすると子どもは無意識に緩めようとしてしまい、結果的に着崩れてしてしまいます。
楽に着ていられるが緩くはない、というバランスが重要です。
・腰紐は、後ろに回して交差した時だけ少し強めに引っ張る。
前で結ぶ時は、きつくならない様に結びましょう。
また、お腹を圧迫しない様に胸の下辺りで結びましょう。
・帯を巻いて最初に結ぶ時は、腰紐の下を通して一緒に結ぶ。
こうしておけば、帯が緩んできてしまっても下がったり回ったりしにくいです。
腰紐が見えてしまうと不格好になってしまうので、蝶々結びをした後に見えない様に整えましょう。
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