もくじ
年越しそばの具の意味は?
大晦日の食べ物といえば、年越しそばですよね。
年越しそばの具材は色々ありますが、意味のある物が多いです。
●海老天ぷら
海老は、腰が曲がっている姿から長寿の象徴とされています。
王道の具材なので意味を考えずに食べている人が多いかもしれませんが、長寿の象徴だと思うと有難く感じますね。
●ニシン
ニシンは、二親(両親)の語呂合わせから子宝の縁起物とされています。
子どもを授かりたいと思っている人にピッタリですね。
●卵
卵は、黄身の色が金を連想させる事から商売繁盛の意味が込められています。
生卵を乗せるのが定番ですが、同じ色の伊達巻を乗せるのもおすすめです。
伊達巻は、巻かれた形が反物を想像させる事から(着る物に不自由しない様に)繁盛や繁栄の願いが込められています。
年越しそばの変わり種の具材
「縁起を担ぐのも良いけど、同じ様な年越しそばには飽きた!」という人には、変わり種の年越しそばをおすすめします。
【鯖&大根そば】
●材料
そば・大根・鯖(水煮缶)・ごま油・水・麺つゆ・酒・みりん・生姜(すりおろし)
●作り方
①大根を太めの千切りにする。
②千切りにした大根を鍋に入れて、ごま油で透き通ってくるまで炒める。
③同じ鍋に水を入れて沸騰させてから、麺つゆ・酒・みりん・生姜を入れる。
④鯖の汁気を切って荒ほぐしにしてから同じ鍋に入れて、再び沸騰させてから火を止める。
⑤別の鍋でそばを茹でる。
⑥器に盛り付けて完成。
【そばペペロンチーノ】
●材料
そば・ニンニク(スライス)・赤唐辛子(輪切り)・オリーブ油・粗挽き黒胡椒・麺つゆ・ベーコン・煎り白胡麻
●作り方
①ニンニクと赤唐辛子とベーコンを、オリーブ油を入れたフライパンで炒める。
②黒胡椒と麺つゆを入れる。
③蕎麦を茹でて、冷水で洗ってからザルで水を切る。
③茹でた蕎麦をフライパンに入れて炒める。
④器に盛り付けて白胡麻を散らして完成。
年越しそばの具のレシピ
年越しそばの具は市販の物を買うのも良いですが、折角なので手作りしてみるのも良いでしょう。
ここでは、王道の具である海老天ぷらの作り方を紹介します。
●材料
海老・片栗粉・塩・酒・卵・片栗粉・水・小麦粉
●作り方
①海老の殻を剥いて背綿を取る。
背綿は、海老の背中を曲げて一番出っ張った所に爪楊枝を刺して引っ張ると、簡単に取れます。
②殻を剥いて背綿を取った海老と片栗粉・塩・酒をボウルに入れて、しっかり揉む。
③片栗粉・塩・酒が馴染んだ海老を水で軽く流す。
④卵を溶いて冷蔵庫で冷やす。
⑤揚げる前に、冷やしておいた卵と小麦粉と片栗粉を軽く混ぜる。
⑥衣がつきやすい様に、海老に小麦粉を軽くまぶす。
⑦油で揚げる。
年越し蕎麦を食べるタイミングは?
年越しそばは大晦日に食べる物ですが、大晦日のいつに食べるかは知っていますか?
実は、大晦日ならいつ食べても大丈夫なんです。
年越しそばを食べるのに正しい時間は、そもそも存在していません。
なので、大晦日のスケジュールに合わせて丁度良いタイミングで食べましょう。
年越しそばという感じが薄れるかもしれませんが、昼に食べても良いです。
しかし、年越しそばは大晦日に食べる縁起物なので、年を跨いで食べるのは縁起が悪いと昔から言われています。
なので、大晦日の間に食べ終えられない位の時間から食べ始めるのは、新年を幸先良く迎える為には避けるのが無難です。
年越しそばの由来は?
ここまで年越しそばについて書いてきましたが、そもそも何故そばなのでしょうか?
これには、沢山の説があります。
①そばは細くて長いので、『長く細く生きられる様に』という意味が込められている。
これが一般的に知られている説ではないでしょうか。
②昔の金細工職人が作業の際に飛び散った金粉を集める時にそば粉で作った団子を使ったので、金が集まる(金運が上がる)縁起物になった。
これは初耳の人が多いのではないでしょうか。
③そばは切れやすいので、『一年の災厄や悪縁を断ち切って新年を迎える』という意味が込められている。
④そばは痩せた土地でも育つ上に嵐に強いので、『力強く健やかに育ってほしい』という意味が込められている。
⑤そばという音の響きから、『末永く傍に居られる様に』という意味が込められている。
他にもあるので、調べてみると面白いかもしれませんね。
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