もくじ
こんにゃくはアク抜きしないと食べられない?
炊き込みご飯・おでん・豚汁・筑前煮など、こんにゃくは様々な料理に使いますが、皆さんは調理するまえのこんにゃくはどうしていますか?
「水で洗っている。」「アク抜きしている。」「何もしていない。」など色々だと思いますが、おすすめなのはアク抜きをする事です。
(アク抜きはこんにゃくをより美味しく食べる為の手順なので、しなくても食べる事は出来ます。)
こんにゃくのアクとは、原料であるこんにゃく芋が持っているエグミや臭みの成分・製造過程で使われる凝固剤の生臭さなどの事です。
アク抜きをすると独特の生臭さやエグミが取れるので、食べやすくなります。
また余分な水分が出ていくので、味が染み込みやすくなったり食感が良くなったりします。
こんにゃくのアク抜きは簡単?
こんにゃくのアク抜きの基本的な手順を紹介します。
①洗う
水で洗って、表面のぬめりや匂いを取りましょう。
②小さくする
後の手順がやりやすくなるので、洗ったこんにゃくは使う料理に合わせた大きさにしておいてください。
③揉む
切ったこんにゃくをボウルに入れて、小さじ1程度の塩を全体に振り掛けて揉みます。
暫く置くと水分が出てくるので、水で洗い流してザルにあげてください。
こうする事で、アクが抜けやすくなります。
④茹でる
水と塩もみしたこんにゃくを鍋に入れて、火にかけます。
暫く茹でたら、ザルにあげましょう。
最後に、水でアクを綺麗に洗い流しましょう。
この一手間で、こんにゃくが格段に美味しくなります。
こんにゃくのアク抜きの時間は?
アク抜きが目的でこんにゃくを茹でる時の時間は、約3分です。
目安としては、こんにゃくの表面が白っぽくなる事です。
《アク抜きのコツ》
・小さくする時は、スプーンや手で千切るのがおすすめです。
こんにゃくの表面にざらつきが出るので、味が染み込みやすくなるからです。
同じ理由で、包丁で表面に浅く格子状に切り込みを入れるのもおすすめです。
・茹でる時は、水の状態の時にこんにゃくを入れるのがおすすめです。
そうすると余分な水分が沢山出るので、ハリが出て歯ごたえが良くなります。
《アク抜きの注意点》
加熱し過ぎると、こんにゃくが硬くなってしまいます。
そうなると美味しさが損なわれるので、こんにゃくの状態を見ながら加熱しましょう。
こんにゃくのアク抜きはレンジで出来る?
こんにゃくのアク抜きは、電子レンジでも出来ます。
最初は、【こんにゃくのアク抜きは簡単?】で説明した手順の①~③と同じです。
それから、こんにゃくと水を耐熱容器に入れてください。
水は、こんにゃくが浸かる位の量を入れてください。
ここから電子レンジにかけますが、100gのこんにゃくで2分(500W)を目安にしてください。
《こんにゃくの雑学》
こんにゃくは、英語圏では『Devil’s Tongue』と呼ばれています。
直訳すると、『悪魔の舌』です。
こんな恐ろしい名前の由来は、こんにゃくの花です。
こんにゃくの花は、天に向かって真っすぐ伸びた棒状の『付属体』を花びらの様に見える『仏炎苞』が覆っています。
それは濃い赤紫色をしているので、怖く不気味な印象です。
この近寄りがたさを感じさせる外見から、『悪魔の舌』と呼ばれる様になったと言われています。
アク抜きした後のこんにゃくの保存方法
アク抜きした後のこんにゃくは直ぐに使い切るのが良いですが、使い切れない時は保存する事も出来ます。
先ず、こんにゃくと水を容器に入れてください。
水は、こんにゃくが浸かる位の量を入れてください。
そして、冷蔵庫に入れてください。
水を毎日入れ替えれば、少なくとも3日程度は保存出来ます。
《こんにゃくのおすすめレシピ:こんにゃくステーキ》
●材料
こんにゃく・砂糖・醤油・みりん・ごま油
●作り方
①こんにゃくの両面に、深さ5mm位の網目状の切れ目を入れる。
②砂糖・醤油・みりんを混ぜ合わせて、たれを作る。
③ごま油を熱したフライパンで、こんにゃくの両面を焦げ目が付くまで焼く。
④フライパンにたれを流し入れて、暫く煮詰める。
⑤粗熱が取ってから薄くスライスして、皿に盛り付ける。
残ったタレを上からかけたり、刻みネギや一味唐辛子を乗せたりして、召し上がってください。
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