もくじ
ひまわりの種を食べ過ぎると?
ひまわりの種は美味しいので、ついつい食べ過ぎてしまう人も多いと思います。
しかし、ひまわりの種は種実類(ナッツ)なので油分が多くカロリーが高いです。
油分とカロリーの過剰摂取は、肥満に繋がりやすいです。
また、ひまわりの種はセレンを多く含んでいます。
体内での生成が不可能な必須ミネラル16種の一つであるセレンは抗酸化作用がある栄養素で、1日の摂取量の目安は男性で30μg・女性で25μgです。
ひまわりの種は、100g中にセレンを95㎍も含んでいます。
慢性的に過剰摂取しなければ問題ありませんが、過剰摂取が続くと爪が変形したり胃腸障害を起こすなどの可能性があります。
どんな食材でも食べ過ぎると毒になるので、気を付けましょう。
ひまわりの種の食べ方
●炒る
一番シンプルな食べ方です。
カリっとした食感と香ばしさを楽しめます。
生タイプのひまわりの種を使うと、少しもっちりした食感も楽しめます。
オーブントースターで焦げない様に気を付けながら焼き、仕上げに塩を振って食べましょう。
●混ぜる
一番多い食べ方は、パンやお菓子への利用です。
ひまわりの種を混ぜ込んだりトッピングしたりして焼いたパンやクッキーなどは、カリッとした食感が良いアクセントになります。
レーズンブレッド・レーズンクッキー・クルミブレッド・クルミクッキーなどのレーズンやくるみの代わりにひまわりの種を入れると、サンフラワーブレッドやサンフラワークッキーが出来上がります。
ひまわりの種の栄養素
ひまわりの種には、セレン以外の栄養素も含まれています。
【ひまわりの種の主な栄養素と主な効果】
●カリウム
心臓機能や筋肉機能を調節したり、血圧を低下させる働きがあります。
●亜鉛
体内での生成が不可能な必須ミネラル16種の一つです。
新陳代謝やエネルギー代謝や免疫反応をサポートしたり、味覚を正常に保つ働きがあります。
●マグネシウム
体内での生成が不可能な必須ミネラル16種の一つです。
精神を安定させたり、体温や血圧を調整する働きがあります。
●ビタミンE
生体膜の機能を正常に保ったり、赤血球の溶血を防止する働きがあります。
●ビタミンB2
細胞の再生やエネルギーの代謝を促す働きがあります。
●リノール酸
体内での生成が不可能な必須脂肪酸の一つです。
コレステロール値や血圧を低下させる働きがあります。
※栄養素の中には加熱で壊れてしまう物もあるので、効率良く栄養素を摂取したいなら生タイプがおすすめです。
ひまわりの種の効能
ひまわりの種は栄養満点なので、下記の効能が期待出来ます。
【生活習慣病の予防・高血圧の予防・免疫力の向上・動脈硬化の予防・アンチエイジング・うつ病の予防】
リノール酸がコレステロール値の上昇を抑えてくれるので、生活習慣病や動脈硬化の予防に効果があると言われています。
体内の余分な塩分を排出する働きのあるカリウムも含まれているので、高血圧の予防やむくみの対策にもなるそうです。
ビタミンEやセレンには抗酸化作用があるので、アンチエイジングも期待出来ます。
脳内神経伝達物質のセロトニンを合成するのに必要なトリプトファンも含んでいるので、うつ病の予防にもなると言われています。
免疫力を向上させる働きのある葉酸も含まれています。
「ひまわりの種って凄い!」と思った方も多いと思いますが、最初に書いた様に食べ過ぎは厳禁です。
1日の摂取量の目安は20粒程度なので、守る様にしましょう。
ひまわりの種まき時期
ひまわりの発芽に適した気温は20~25度なので、暖かい地域なら4月下旬頃、寒い地域なら5月以降が良いでしょう。
桜の花が散って葉が出た頃が、ひまわりの種まきの時期とされています。
なので、それまでに種を選んでおきましょう。
ひまわりと一口に言っても、2メートル以上に育つ大きな種類も30センチ程度の小さい種類など、沢山あります。
ひまわりといえば黄色のイメージだと思いますが、実はオレンジや茶褐色などもあります。
4月頃になると園芸店やホームセンターなどに様々な種が並ぶので、植える場所や好みに合わせて種を選んでみましょう。
ひまわりは育てやすく丈夫な植物ですが、窒素肥料が多いと茎が軟弱になるので、大きく育つ種類の場合は注意が必要です。
また、水のやり過ぎは徒長の原因になります。
日光をしっかり当てて、少し乾燥した状態で育てましょう。
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