小麦粉の保存方法は冷蔵庫のどこがベスト?これを知らないとダニが発生する? | 役に立ついいね!情報サイト

小麦粉の保存方法は冷蔵庫のどこがベスト?これを知らないとダニが発生する?

小麦粉の保存法で気を付けること

皆さんの家では、小麦粉をどの様に保存していますか?

間違えた方法で保存すると、カビが発生したりダニが侵入したりする可能性があります。

梅雨時や夏季は高温多湿というカビやダニが好む環境になりやすいので、特に注意が必要です。

それでは、どこで保存するのがいいのか、小麦粉の保存方法をみてみましょう。

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小麦粉の保存法は、冷蔵庫に入れるのが正しい?

ネットで調べてみると、下記の方法で保存している人が多い様です。

●保存容器

・パッケージのまま

・タッパーに移し替える

●保存場所

・キッチンの引き出し(常温)

・パントリー(常温)

※パントリーとは、食品収納庫の事です。

・冷蔵庫(冷蔵・冷凍)

パッケージに記載されている保存法は、直射日光・高温多湿を避けて常温で保存するという内容です。

ただ、開封後は湿気やダニから守る為に密閉袋にパッケージのまま入れてから保存するのがおすすめです。

「冷蔵庫で保存するのが良いって聞いたけど・・。」という人も多いでしょう。

それについては、次項で詳しく説明します。

小麦粉の保存法~冷蔵と冷凍~

常温保存の常温というのは、15℃~30℃を想定しているのが一般的です。

なので、保存場所がそれ以上の温度になる時があるのなら冷蔵庫で保存するのがおすすめです。

低温で保存しておけば、カビの発生やダニの侵入などの可能性が低くなります。

ただ、冷蔵庫から取り出して常温で置いておくと温度差で結露が発生する事があります。

そうなると品質の劣化やカビの発生に繋がってしまうので、使用後は直ぐに冷蔵庫に戻しましょう。

あと、小麦粉は匂いを吸収しやすいので、密閉袋や密閉容器に入れて匂い移りを防ぎましょう。

因みに、冷凍保存もOKです。

冷凍保存だと保存期間を延ばせるので便利ですが、結露が発生する可能性が冷蔵保存より高いです。

小麦粉の保存法~野菜室~

冷蔵室と野菜室の大きな違いは、温度と湿度です。

メーカーや機種によりますが、冷蔵室は2℃~6℃前後で野菜室は3℃~8℃前後に設定されています。

また、野菜室は冷蔵室に比べて湿度が高くなっています。

それは、程良い湿度で野菜の鮮度を保つ為です。

「それなら、小麦粉を保存するのは湿度が低い冷蔵室が良いの?」と思うかもしれませんが、特に影響は無いとされているので、自分が使いやすい場所に保存しましょう。

何処で保存するにしても、あらかじめ小分けで保存しておくと、使用分だけ取り出せるので便利です。

《小麦粉の豆知識》

・小麦粉の使い分け方

小麦粉は、大きく分けると強力粉・中力粉・薄力粉になります。

これらの違いは、タンパク質の含有量です。

それぞれに適した料理があるので、上手く使い分けましょう。

↓適した料理の一例↓

強力粉:パン 中力粉:うどん 薄力粉:ケーキ

小麦粉の保存法を間違えると、ダニが侵入するのは何故?

ダニは、高温多湿で狭い場所を好みます。

また、ダニは人間の垢や頭垢を餌にしていますが、小麦粉も食べます。

なので、温度も湿度も高い場所に小麦粉の袋が置かれていたら、ダニにとっては楽園です。

しかし、小麦粉より注意が必要なのは、お好み焼き粉やホットケーキミックスです。

お好み焼き粉やホットケーキミックスの原材料にはアミノ酸類を含まれていますが、それがダニを誘引しやすいそうです。

ダニが大量に発生しているお好み焼き粉やホットケーキミックスなどを使った料理を食べると、パンケーキシンドロームが引き起こされる可能性があります。

パンケーキシンドロームとは、アレルギー物質であるダニの死骸やフンなどが大量に含まれる食品を摂取する事で引き起こされる重篤なアレルギー症状の事です。

口腔ダニアナフィラキシーとも呼ばれています。

症状は腹痛・嘔吐・じんましん・むくみ・呼吸困難などで、最悪の場合は命を落とす危険性もあります。

未開封の小麦粉の保存法

未開封の小麦粉は、直射日光と高温多湿を避ければパッケージのまま常温で保存する事が出来ます。

ただ、これは短期間しか保存しない場合です。

そのまま長期間保存してしまうと、ダニがパッケージを食い破って侵入する可能性があります。

長期間の保存の場合は、開封後と同じ様に密閉袋にパッケージのまま入れて保存するのがおすすめです。

《小麦粉の豆知識》

・9月23日は『おいしい小麦粉の日』

お菓子作りの材料や資材を扱う株式会社富澤商店が、多種多様な小麦粉の美味しさを知ってもらう事を目的として制定しました。

小麦粉の用途として代表的なパンが日本に伝わった、1543年9月23日の鉄砲伝来が由来とされています。

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