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ラッキョウの食べ過ぎには注意が必要?
皆さんは、らっきょうは好きですか?
もしかしたら、大好物という人も居るかもしれませんね。
ですが、好きだからといって量を考えずに食べ続けていると、身体に悪影響を及ぼすかもしれません。
この記事では、らっきょうを食べ過ぎる事によって起こる身体への影響について書いていきます。
●らっきょうとは?
ネギ属の多年草です。
漢字では『辣韭』と書きます。
オオニラ・サトニラという別名があります。
独特の強い匂いはアリル硫化物による物で、それには消化を助ける効果があります。
塩漬け・甘酢漬け・醤油漬けで食べるのが一般的ですが、日本で市販されているのは殆どが甘酢漬けです。
フルクタンという水溶性食物繊維が豊富な食品ですが、甘酢漬けにするとフルクタンが乳酸菌によって分解されてしまうので、生の状態と比べると6分の1程度にまで減ってしまいます。
らっきょうを食べ過ぎると腸内にガスが溜まる?
前項で書きましたが、らっきょうは食物繊維が豊富に含まれている食品です。
そういった食品は胃で消化されずに大腸まで届いてそこで分解されるので、炭酸ガスやメタンガスになりやすいです。
なので、大量に食べるとガスが溜まりやすくなります。
ガスが溜まる=身体に悪いというイメージがあるかもしれませんが、腸内に溜まるガスの約70%は食事の時に食物や唾液などと一緒に無意識に飲み込んでいる空気で、残りの約30%は食物が腸内で分解される時に発生する物です。
これらのガスはメタンガスや酸素などが成分なので臭いは殆どありませんが、おならが出やすくなるのは困ると思うので、らっきょうに限らずどんな食品でも適正摂取量を守って食べましょう。
因みに、らっきょうにはアリシンという臭いを発生させる成分が含まれているので、食べ過ぎると臭いが強いガスの原因になります。
らっきょうを食べ過ぎると下痢になる?
らっきょうに含まれるアリル硫化物は消化を助ける効果があると書きましたが、摂取し過ぎると胃に刺激を与えて胃の粘膜を傷付ける恐れがあります。
なので、大量に食べると腹痛や下痢を引き起こす事があります。
疲労や病気などで胃腸が弱っている時は、特に注意が必要です。
また、アレルギー症状で腹痛や下痢になる事もあるので、頻繁に症状が出る時は病院を受診する方が良いでしょう。
因みに、らっきょうを食べ過ぎると便秘になる事もあります。
代表的な腸内細菌は、作用によって3つに分類されます。
①善玉菌
人体にとって良い働きをする、ビフィズス菌や乳酸菌などの事です。
②悪玉菌
人体にとって悪い働きをする、ウェルシュ菌・ブドウ球菌・大腸菌などの事です。
③日和見菌
人体にとって良い働きも悪い働きもしない、バクテロイデス・連鎖球菌などの事です。
腸内細菌のバランスは、善玉菌が多く悪玉菌と日和見菌が少ない状態がベストです。
(日和見菌は状況によって悪玉菌の味方になるので、少ない方が望ましいです。)
らっきょうに含まれるフルクタンは便秘の解消に効果的な成分ですが、摂取し過ぎると分解しきれずに腸内に溜まって悪玉菌が増える原因になります。
なので、便秘を解消する心算でらっきょうを食べて逆効果になってしまっているという事も有り得ます。
らっきょうは一日何粒まで?
らっきょうの一日の適正摂取量は、2~5粒と言われています。
それを目安に、身体の調子を見ながら食べてください。
最後に、らっきょうのレシピのおすすめを紹介します。
【らっきょうと三つ葉と白胡麻の豆腐サラダ】
●材料
らっきょう(甘酢漬け)・三つ葉・豆腐・砂糖・醤油・塩・白胡麻(すり)
●作り方
①豆腐をキッチンペーパーで包んで電子レンジで加熱する。
②らっきょうと三つ葉を食べやすい大きさに切る。
③加熱が終わった豆腐を水切りして、砂糖・醤油・塩・白胡麻と混ぜ合わせる。
④切ったらっきょうと三つ葉も混ぜ合わせる。
【らっきょうとツナのサンドイッチ】
●材料
らっきょう(甘酢漬け)・食パン(サンドイッチ用)・水・ツナ・マヨネーズ・黒胡椒・バター・レタス
●作り方
①ツナの水気を切る。
②バターを室温に戻す。
③玉ねぎをみじん切りにして、水に晒す。
④らっきょうをみじん切りにする。
⑤玉ねぎを絞って水気を切って、らっきょう・マヨネーズ・黒胡椒・ツナと混ぜ合わせる。
⑥食パンの片面にバターを塗って、⑤とレタスを乗せて食パンで挟む。
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