転職活動の面接の際
必ず聞かれる質問の一つに
「退職理由」
があります。
その際、退職理由が
「仕事に向いていなかったから」
などのネガティブな理由は
素直に話して良いのか悩みますよね。
今回は
面接の際に退職理由を聞かれた際
どのように答えたら良いか
例文や表現などを交えてご紹介します。
もくじ
「仕事が向いていない」という理由しか思いつかない場合
実際はほとんどの人が
ネガティブな理由から
転職活動を始めることが多いため
どのように伝えるかが悩みの種です。
このことは
転職候補先となる会社も
おおかた予想しており
理解もしているはずです。
では会社側はなぜ
敢えて転職理由を
面接の際に聞いてくるのでしょうか。
それはネガティブな理由に対し
応募した人が
どのぐらい前向きに捉えているのか
見ているからです。
つまり
ネガティブな理由を
ポジティブな理由に変換すると
立派な退職理由となります。
それでは、今回のような
「仕事が向いていない」
が理由の場合
どのように変えたら良いでしょうか。
仕事が向いていないというのは
ネガティブにいうと
「他の仕事に変えたい」
という考えになります。
これをポジティブにいうと
「新しい環境で挑戦してみたい」
という言い方に変えられます。
その際、説得力を増すために
どのようなきっかけで
新しい環境に興味を持ったか
を伝えましょう。
また
これまで培ったスキルを
新しい環境でどのように活かせるか
まで伝えると更に良いでしょう。
退職理由がパワハラの場合の例文
次に、退職理由が
「パワハラ」の場合
どのように伝えるべきか
例文を交えながら説明します。
パワハラといった
直接的な言葉を使った言い方は
面接では避けて
客観的な事実を簡潔に伝えましょう。
パワハラが原因で退職した場合
「このような被害を受けて辛かった」
などと延々と語るのはNGです。
もし入社した際
叱責をしただけで
パワハラとして訴えられるかもしれない
と誤解を生む可能性もあるからです。
あくまでも自分のやりたいことが
現職では叶えられなかった
ということを伝えると良いです。
例えば
以下のような例文だと
簡潔でよいでしょう。
前職では
毎月高いノルマを達成させるため
連日残業や休日出勤を
余儀なくされておりました。
少しでも作業の効率化を目指すため
上司に相談をして参りましたが
聞き入れてくれることは
難しい環境にありました。
働き方改革の実現や
社内での情報共有などは
個人の力だけでなく
皆で協力し合うことが必要だと感じました。
個人の力を発揮しつつ
チームで協力していきながら
大きな仕事を成し遂げる
貴社の仕事の姿勢に感銘を受けました。
退職理由が人間関係が原因の場合
では
「人間関係」
が理由で退職した場合
どうすればよいでしょうか。
正直に
「人間関係が悪くて辞めた」
と伝えるのは好ましくありません。
もしうちの会社でも
人間関係が上手くいかなかったら
すぐに辞めてしまうのでは？
と思われるからです。
また、不満ばかりいうと
入社しても不満や愚痴だらけの
マイナス思考な人だと印象付けられてしまいます。
人間関係が理由の場合でも
直接的ではなく
ポジティブな表現に言い換えて
面接官に伝えましょう。
「人間関係が上手くいかなかった」
というネガティブな理由を
「良い信頼関係を築いていきたい」
などと表現を変えてみてください。
入社後頑張ってくれそうだ
と感じてもらえるように
自分が行いたい仕事や
意欲と熱意も一緒に伝えましょう。
転職サイトやエージェントの有効活用
転職活動を行う際
ほとんどの人が
転職サイトを利用すると思います。
転職サイトは
会社の求人情報のみならず
転職に関わる
多くの情報を提供しています。
そのなかで
面接に関わる情報もあり
良い印象の受け答えや内容に関して
詳しく解説しています。
しかし面接対策をしていく際
転職サイトの内容だけでも
自分の受け答えが見つからない場合
転職エージェントも利用しましょう。
転職エージェントは
求人情報の紹介のみならず
履歴書の書き方や面接の答え方など
効果的な方法をアドバイスしてくれます。
無料で利用できるところが多いので
まずは複数のところを登録し
自分にあったエージェントを
探してみてください。
副業で自分が挑戦したい仕事のことを知る
どうしてもポジティブな内容で
退職理由が思いつかない場合
正直に本音を伝えても大丈夫です。
その際
今後自分が転職先で成し遂げたい
仕事内容や展望を話すと
面接官はポジティブに受け取ります。
そのためには
転職先での仕事内容を
十分に把握しておく必要があります。
今回のように
今の仕事が向いていないと感じる人は
他業種に挑戦したい
と考える人がほとんどだと思います。
しかし他の職種に就きたいけど
どの職種が適しているか分からない
という人も多いでしょう。
そのような場合は
副業で探してみるのも一つの方法です。
副業は
思い立った際にすぐに始められ
スキルや収入を得られるとして
近年始める人が増えてきています。
これまで本業で培ってきたスキルを
副業で活かすこともできれば
初めてのジャンルに挑戦し
新たなスキルを得ることも可能です。
実際副業から始めて
その後本業として転職をした
というケースも少なくありません。
仕事の理解を深めると同時に
副業として新たな職種に挑戦することで
本当に自分に適した仕事なのかを
知ることができる機会でもあります。
まとめ
退職理由はいかなる理由にせよ
ポジティブな内容に替えて伝えましょう。
もしポジティブな内容が
どうしても見つからない場合は
そのままの内容を伝えてみてください。
それらを志望動機や
転職希望先でやりたいことを
織り交ぜて話すと
ポジティブな内容になります。
ただし
少しでも良い印象にするために
嘘をつくのはやめましょう。
万が一その答えに対する
深掘りの質問をされた際に
面接官にすぐに見抜かれます。
転職面接では
将来を見据えた
ポジティブな転職であることを
自信を持って伝えましょう。
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