もくじ
梅干しは一日何個が適量?
酸っぱいものから甘めのはちみつ味まで、お弁当や白米に欠かせない存在である梅干し。
「梅干し一日一粒で医者いらず」や「梅はその日の難逃れ」と言われるくらい体にも良いとされているので、積極的に食べたいところ。
しかしながら、塩分が高いことでも有名ですよね。
そんな梅干しは一日何個が適量なんでしょうか。
体に良いとされている梅干しですが、実は、一日一個が適量だと言われているんです。
それは、塩分の問題から。
体に良いと言われていても、一日にたくさん食べることで障害が起こることもあるんです。
梅干しは一日三個食べても大丈夫?
梅干しをたくさん食べることで、自動的に塩分をたくさん摂ってしまうこととなります。
塩分を摂取しすぎると、むくみを引き起こしたり、高血圧になってしまったり、
胃がん、糖尿病にもつながるのではと言われています。
また、梅干しと白米の相性は抜群なので、梅干しをたくさん食べると白米も食べすぎてしまう傾向にあり、そこから太りすぎる可能性も出てきますね。
このように、梅干しを食べすぎると何らかの問題も起こるので、一日三個など何粒も食べてしまうと、体に害が出てくるリスクがあるんですね。
やはり適量は一日一個として食べるようにしましょう。
それでも物足りない方は、梅干しをそのまま食べるのではなく、調味料として料理に生かしてみてはいかがでしょうか。
例えば、ささみの梅しそ揚げやじゃこ梅ごはんなどなら、梅干しの摂取量も抑えることができると思いますよ。
梅干しを一日一個食べると、塩分はどのくらい?
さて、気になる梅干しの塩分ですが、一日一個あたりの塩分はどこくらいなんでしょうか。
文部科学省の日本食品標準成分表によると、20gの梅干し一個の塩分は、塩漬けの場合は4.4g、はちみつ漬けや昆布梅などの調味料漬けの場合は1.5gとされており、食べ物の中でも食塩を多く含むものとなっています。
世界保健機関、いわゆるWHOでは、世界中の人の食塩摂取目標を1日5g、アメリカでは心疾患予防のため1日3.8g~6.0gとすることを目標としています。
もし、塩漬けの梅干しを一日一個食べると、一日の目標である5gにほぼ達してしまうことになりますね。
そこに、一日三個もの梅干しを食べてしまうと、4.4g×三個=13.2gもの塩分を摂取してしまうことになります。
これは塩分の摂り過ぎになってしまいますね。
このため、やはり梅干しの適量は一日一粒にしておくのがいいことがわかりますね。
赤ちゃんはいつから梅干し食べられる?
体にも良い梅干し、赤ちゃんはいつから食べることができるのでしょうか。
まず、赤ちゃんによって個人差はありますが、離乳食は生後5~6か月頃からスタートします。
このころ、まだ赤ちゃんは母乳以外のものを口にするのははじめてで、そんなころに塩分の高い梅干しを食べさせるのは良くありません。
このころは梅干しを食べるのはやめておきましょう。
離乳食も慣れてくる生後7~8か月ころは、梅干しをペースト状にして少量与えるならOK。
それでも塩分が気になるようでしたら、生後9か月以降である離乳食後期に食べさせると良いでしょう。
ただし、梅干しの種を誤飲して事故につながらないように、種は抜いて与えてあげてくださいね。
赤ちゃんが梅干しを食べるときに気を付けるポイントとは
赤ちゃんに梅干しを食べさせるとき、何か気を付けなければならないことはあるのでしょうか。
まず、梅干しの塩分は、赤ちゃんの1日の食塩相当量を超えてしまいます。
したがって、梅干しを与えるときは、そのまま与えるのではなく、塩抜きしてから食べさせる方が塩分を抑えられますよ。
塩抜きの方法としては、水500mlに塩小さじ1/4を混ぜ合わせ、そこに梅干し100g、数量で言うと5~6個ほど入れます。
そのまま一晩放置し、食べさせるときはしっかり水気を切って種を取り除いて与えましょう。
これで塩分は大幅に抑えられますよ^^
次に、はちみつ漬けの梅干しは与えてはいけません。
はちみつに含まれるボツリヌス菌によって病気を発症してしまい、最悪の場合死に至ることもあります。
なので、はちみつ漬けの梅干しを与えるときは、1歳を過ぎてからにしましょう。
最後に、種を取り除いてから食べさせること。
種を誤飲して窒息事故に至る場合もあります。
梅干しを食べさせるときは、これらの点に気を付けるようにしましょう。
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