もくじ
熊本城の現在の修復状況は?
皆さんは、熊本地震を覚えていますか?
熊本地震は、2016年4月14日の午後9時26分に発生した熊本県を震源とする地震(前震)です。
マグニチュード(地震の規模)は6.5で、益城町では震度7を観測しました。
そして16日の午前1時25分にはマグニチュード7.3の本震が起き、益城町と西原村で震度7を記録しました。
熊本県と大分県で住宅約20万6000棟が被災した、大規模な災害です。
この地震で、熊本城も大きな被害を受けました。
天守閣は屋根瓦の大半が剥がれ落ち、しゃちほこが落下しました。
石垣も櫓も損壊しました。
それでも街の中心に凜と佇む姿は、熊本の復旧・復興の象徴となっています。
この記事では、熊本城の今を書いていきます。
修復中の熊本城は見学出来る?
現在の熊本城は、地震の被害の所為で多くの部分に立ち入る事が出来ません。
ですが、二の丸広場や加藤神社などから、天守閣や櫓などを見る事は出来ます。
熊本市の観光ガイドのサイトを見ると、『熊本城復元見学コース』というのがあります。
【今しか見られない熊本城の姿を!】と書かれている通り、復元されていく熊本城を見る事が出来ます。
《熊本城復元見学コースの主な内容》
●熊本城
熊本城に隣接する市役所の14階には、展望ロビーがあります。
そこから、熊本城の全容を眺める事が出来ます。
●長塀と馬具櫓
熊本市役所から行幸坂まで続く坪井川沿いの遊歩道・長塀通りからは、長塀と馬具櫓の様子を見る事が出来ます。
熊本城の長塀は、現存する城郭の塀の中で日本一の長さを誇っています。
熊本城の修復期間は?
2019年4月の時点では、天守閣には鉄骨や足場が組まれて周りを複数のクレーンが囲んでいます。
熊本城に2つある天守閣のうち、大天守は外観がほぼ復旧されました。
約800個の石垣の積み直しも終わっています。
外壁の下見板も張り替えられました。
隣の小天守は、ほぼ全体が足場で囲われています。
これは、最上部の作業の為です。
石垣は半数が崩落してしまい、解体分も含めて約2370個の石が回収されました。
これをクレーンで一個ずつ運び、積み直しが進めています。
天守閣は、10月には前の広場の規制が解除されて間近で見る事が出来る様になる予定です。
その一方で、城全体の石垣は50カ所以上が崩れています。
復旧に向けて、一つ一つの石に番号を付けながら回収→地震前に撮影された写真と照らし合わせる→元通りに積み上げる、という大変な作業が進められています。
熊本城の修復の完成予定は?
天守閣の修復完了は、2021年春の予定です。
城域内全体の復旧完了は、2037年の予定です。
それまでに、熊本城を見に行ってみるのも良いと思います。
最後におすすめの熊本土産を紹介しておくので、是非参考にしてください。
●熊本トマトコーラ/阿蘇健康農園
南阿蘇村産のトマトを使用したコーラです。
あっさりしていてトマトの臭みが無いので、トマトが嫌いな人でも美味しく飲めると思います。
●もっちー大福/米白餅本舗
熊本県産の果物や野菜で作ったクリームやジャムが、熊本県産のもち米で作られた餅に包まれています。
味は、プリン・苺・ブルーベリー・白桃・メロン・マンゴー・デコポン・栗・さつま芋の9種類です。
●リキュールマロン/SWISS
1962年の創業から熊本県民に愛され続けているバターケーキです。
リキュールシロップが染み込んだ生地と熊本県産の栗が入ったバタークリームの組み合わせが、どこか懐かしい大人の味を感じさせてくれます。
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