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初心者にもおすすめ!ゴーヤの育て方
皆さんは、ゴーヤはお好きですか?
独特の苦みは好き嫌いが分かれますが、家庭菜園初心者にはおすすめの野菜です。
乾燥に強く病害虫も殆ど発生しないので、手間が掛からず簡単に育てられるからです。
ゴーヤは、キュウリの仲間でウリ科ツルレイシ属です。
ビタミンCの含有量が多いのが、栄養面の特徴です。
そのビタミンCはデンプンと結合しているので、本来は加熱に弱いビタミンCが壊れにくいという特徴もあります。
また、苦味の元であるモモルディシンは食欲促進効果があるので、夏バテ防止の野菜として最適です。
冬が終わりこれから徐々に暑くなってくるので、今の時季に育てるのにぴったりですね。
冒頭で簡単に育てられると書きましたが、初心者だと育てる以前に何を準備するのかが分からないですよね。
次項で詳しく説明していきます。
ベランダでのゴーヤの育て方
ベランダで家庭菜園をする時に、多くの方が一番気にするのは日当たりかもしれません。
それも重要なポイントですが、一番気にするべきなのは室外機の位置です。
植物は風通しの良い環境を好みますが、不自然な強い風、更に熱風は禁物です。
ゴーヤは乾燥に強いと書きましたが、わざわざ熱風を当てる必要は無いので室外機の位置には注意しましょう。
ウリ科の植物であるゴーヤは根を比較的浅く広く張っていくので、プランターは根が横に広がりやすい物にしましょう。
プランターのサイズは収穫するゴーヤのサイズに影響するので、少し大きめのサイズ(50×30×30cm以上)の物がおすすめです。
プランターの底には、排水性を良くする為の鉢底石を敷きましょう。
土は、野菜用の培養土が良いです。
植える苗を選ぶ時は、葉の裏などが病害虫に侵されていないか確認して、葉が大きく色が綺麗な物を選びましょう。
種から育てるゴーヤの育て方
上記では苗の話をしましたが、種から育てたいという方も居るでしょう。
ゴーヤは、気温が低いと発芽しません。
発芽適温が25~30℃なので、4月上旬以降の十分に気温が上がった頃に種を蒔きましょう。
種を蒔く時は、尖った方を下に向けましょう。
※良い種の見分け方
良い種は、水を注いだコップに入れると沈みます。
種は、9~12cmのポットに2・3粒という感覚で蒔きましょう。
直径5cm深さ1cm程度の穴を作り、そこに蒔いて1cmほど土を被せましょう。
【ゴーヤ豆知識】
この記事では今までゴーヤと書いてきましたが、ゴーヤーという表記を見た事がある方も多いでしょう。
ゴーヤでもゴーヤーでも間違いではありませんが、ゴーヤーの方が本場・沖縄の発音に近いそうです。
ゴーヤ 育て方 -水やり-
苗から育てる場合は、先ず植え付けをしましょう。
プランターに苗と同じ位の大きさの穴を開け、苗を軽く手で押さえて植え付けます。
根鉢(土と根が固まりとなった物)は、崩さない様に気を付けましょう。
そして、苗の周りを少し凹ませましょう。
こうすると、凹んだ部分に水が集まるので植え付けた苗に水が浸透しやすくなります。
そして、水をしっかりあげましょう。
植え付けたばかりの苗は、土に根づいて生長するまでに少し時間が掛かります。
その時に根が乾燥してしまわない様に、植え付けから1週間程度は(大雨の日以外は)毎日しっかり水を与えましょう。
種から育てる場合は、土の状態を見て水を与えましょう。
土が白く乾いていたら、水やりのタイミングです。
ですが、夜に与えると徒長※しやすいので朝に与えましょう。
※植物が内容の充実を伴わない成長をする事を指す園芸用語。
ゴーヤ 育て方 -摘心-
植物は、茎の頂点の芽(頂芽)を優先的に生長させて、それより下の芽(脇芽)の生長を抑えようとするのが一般的です。
これは頂芽優勢(ちょうがゆうせい)という性質で、手を加えずに自然に育てると茎の頂点にしか花が咲きません。
なので、摘心をする事で脇芽の生長が始まります。
摘心(てきしん)とは、伸びてきた芽の先端部分を摘み取る事です。
ゴーヤの摘心は、本葉が5・6枚の頃に親つるを摘芯して子つるを伸ばしていく方法が一般的だと思います。
伸びた子つるを更に摘心すると、孫つるが伸びていきます。
これを繰り返すと、全体的に綺麗に葉が茂った緑のカーテンが出来上がります。
緑のカーテンは、日差しを遮るので部屋を涼しくしてくれます。
更に、葉から蒸発する水分が周りの温度を下げてくれます。
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