フリーランスエンジニアの末路とは?…実態や年収は?寿命が短いのは本当? | 役に立ついいね!情報サイト

フリーランスエンジニアの末路とは?…実態や年収は?寿命が短いのは本当?


近年IT化が急速に進み
今やパソコンやスマートフォンといった
機械がすっかり身近になりました。

それに伴い、IT業界に関わる人材も
増加しています。

中でもエンジニアはリモートワークや
独立起業もしやすい業種として
注目を集めている職業です。

では、実際にフリーランスとして
独立したエンジニアは
どの様な働き方をしているのでしょうか。

この記事では
フリーランスエンジニアの
仕事の実態や職業寿命について
紹介していきます。

フリーランスエンジニアの実態

フリーランスのエンジニアと聞いて
どの様な人をイメージしますか?

筆者がイメージしたのは
カフェでコーヒーを飲みながら
パソコンに向かって優雅に
仕事をしている青年でした。

実は、フリーランスのエンジニアの
働き方には大きく分けて2種類あります。

・在宅型(リモート型)

 場所や時間を選ばず、自分のペースで
 働くことができるのが
 在宅型の大きなメリットです。

 案件は主に単発のものが多く
 自分の得意な案件を選んで仕事をできるのが
 魅力的ですね。

 単発の案件が多いので
 収入を安定させるには
 営業して仕事を取り続ける必要があるのが
 デメリットと言えるでしょう。

・常駐型

 契約した会社に出社して
 まるで会社員の様に仕事をするのが常駐型です。

 仕事内容は、システム開発だけではなく
 サポートデスクやチームマネージャーなど
 多岐にわたります。

 在宅型と違って、出社の必要がありますが
 中長期の継続案件で、毎月決まった収入を
 見込めるのが最大のメリットです。

2つのタイプを比較してみて
在宅型の仕事は育児や介護など
家から離れられない人や
副業したい人向けという印象を受けます。

作業スピードが速くて
いくつも案件をこなしていけるか
スキルがあって高単価の仕事が取れないと
これだけで食べていくのは難しそうです。

安定して収入を増やしたいならば
常駐型の継続案件を
受注する必要があるでしょう。

時間や場所に縛られないことを
最大の魅力だと思っている人は
高単価の案件を受注できるような
高いスキルが必要になります。

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高年収になれるかはエンジニアのスキルによる

エンジニアと一言でいっても
その種類はプログラマーやシステムエンジニア
コンサルタントなど様々です。

そして年収は業種や
その人が持っているスキルによって差がでます。

筆者が普段利用しているランサーズにも
エンジニア向けの案件が掲載されていますが
報酬は安いものから高いものまでバラバラです。

比較してみると、単発案件は
継続案件に比べて報酬の額が低くなる
傾向がありました。

継続案件は常駐型の案件が多く
月に40万円以上、中には100万円近い
案件も紹介されています。

このようなものを獲得できれば
正社員として雇用されているよりも
年収はアップします。

月100万円の仕事を1年続けることができれば
年収は1000万円超えです。

チャレンジしたくなる気持ちも
良く分かる金額ですね。

令和2年に発表されたフリーランス実態調査によれば
フリーランスを本業としている人の年収は
「200万円以上300万円未満」が「19%」と
最も多い結果となっていました。

(出典:『フリーランス実態調査結果』 令和2年5月 内閣官房日本経済再生総合事務局
    https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/suishinkaigo2018/koyou/report.pdf 2022/06/29)

高単価の仕事を受注できるスキルがないと
この19%の中に入ることになるでしょう。

フリーランスエンジニアとして
高年収を得るためには
スキルを身につけて高単価の案件や
継続案件を獲得することが重要です。

スキルを磨くには独学もありですが
スクールに通うことも考えてみましょう。

エンジニア向けの仕事は
クラウドソーシングサイト以外にも
フリーランスエンジニア向けのエージェントもあるので
登録して高単価の案件を探してみてください。

フリーランスエンジニアは寿命が短い?

「フリーランスのエンジニアは寿命が短い」
こんな言葉を聞くとドキッとしませんか?

これは実際の寿命のことではありません。

いわゆる「職業寿命」のことです。

「プログラマー35歳定年説」という
言葉から来たものだと考えられます。

IT業界は、かつて「IT土方」や「デスマーチ」
という言葉が飛び交っていたくらい
過酷な業界として有名でした。

聞くだけでブラック企業を
イメージしてしまいそうな言葉ですよね。

筆者が新卒で就活をしていた頃も
「IT業界はしんどそうだから嫌だ」
と避ける学生がいたくらいです。

業務の過酷さや凄まじいスピードで
進歩する技術に付いていけなくなることから
若くて体力がある間しかできない仕事だと
言われていたのではないでしょうか。

フリーランスとして働くならば
技術を磨いて、仕事内容や納期に
気をつければ若い頃ほどではなくても
働き続けることはできます。

IT業界に限らず、どんなことでも
古い技術をそのままにしていては
取り残されてしまいますよね。

必要なのは、ニーズに合わせて
学ぶ努力を続けられるかということ
だと筆者は考えます。

その限界が来た時が、その人の
エンジニアとしての寿命だった
ということでしょう。

60代になっても続けられるのか

現在企業に所属していて
定年後にフリーランスとして
働きたいと考えている人や
早いうちに独立を考えている人もいるでしょう。

その時に気になるのが60代になっても
エンジニアとして働いていけるのか
という点だと思います。

結論としては、フリーランスに
定年はないので60代になっても
働き続けることはできるでしょう。

ですが、そのためにはいくつか
気をつけなくてはならない点があります。

・常に新しい技術を取り入れ続けること

 IT技術は日々進化し続けています。
 
 案件を獲得し続けるためには
 勉強を怠らずに常に新しい技術を取り入れ
 自分の価値を高めなくてはなりません。

 本を読んで勉強したり
 セミナーやスクールに通ってみることも
 良いでしょう。
 

・体力作りなどをして健康を保つこと

 60代になっても仕事を続けるには
 健康であることが大切です。

 筆者はリモートワークになって
 家にいる時間が長くなってから
 体力の衰えを感じました。

 家から出る機会が減る在宅型の
 フリーランスエンジニアになることを
 考えているならば、意識的に運動をして
 体力をつけておいた方が良いでしょう。

・独立前に人脈づくりをしておくこと

 フリーランスは自由度が高い代わりに
 仕事が取れなければ、年収が0になる
 リスクを背負っています。

 エンジニアの知人の中には
 一度はフリーランスになったけれど
 なかなか案件が獲得できず
 会社員に戻る選択をした人もいました。

 案件を紹介したり、困った時に
 相談に乗ったりしてくれる様な人脈を
 できれば独立前に作っておくことを
 おすすめします。

IT業界は深刻な人手不足に陥っています。

新しい技術についていく努力を
忘れなければ、長く働くことはできるでしょう。

クラウドソーシングでは
案件が獲得できなくて悩んでいるならば
ミドルやシニア向けのエージェントを
使ってみるのもおすすめです。

自己管理ができないとやばい末路が待っている

年収がアップする、好きな時間に働ける
会社に行かなくても良いなど
フリーランスになる理由は人それぞれです。

しかし、これらのメリットの裏には
収入が不安定になる、傷病手当などの
社会保障が手薄になるなど
デメリットが必ず存在します。

これらのデメリットに対する対策をせずに
憧れだけでフリーランスの世界に飛び込むと
後悔する結果になるでしょう。

例えば、継続した案件が取れずに
収入が不安定になってしまったり
生活費のために無理して働き続けて
体を壊したりする可能性があります。

フリーランスとして働く前に
企業で働いて実務経験を積んだり
まとまった金額の貯蓄をしたりするなどの
準備を怠らないようにしましょう。

そして何より、フリーランスの人に
気をつけてほしいのが健康管理です。

フリーランスとして働きだしてからも
定期的に人間ドックなどの
健康診断に行くことをおすすめします。

会社に勤めていると毎年健康診断が
ありますが、フリーランスは
自分で行かないと機会がありません。

健康診断は少々値段が高めですし
普段は少し不調を感じても
病院に行くほどじゃないとスルーして
しまいがちです。

フリーランスとして収入を得られなくても
再就職するなど解決手段はあるでしょう。

しかし、健康を害してしまうと
取り返しがつかないことになります。

結果として働けなくなり収入が0になる
貯蓄もドンドンなくなっていくと言う様な
やばい末路になるかもしれません。

仕事のために無理をせずに
健康的な生活を心がけましょう。

まとめ

・フリーランスエンジニアの働き方には
 「在宅型」と「常駐型」がある。

・フリーランスエンジニアの年収は
 スキルによって変わる。
 スキルを磨いて高単価の継続案件を獲得しよう。

・フリーランスエンジニアの寿命は
 どれだけ技術を磨き続けられるかで決まる。

・60代になっても
 フリーランスエンジニアの仕事は続けられる。
 そのためには技術を磨き続けることと
 健康に気をつけること、人脈を作ることが必要。

・フリーランスとして働き続けるには自己管理が大切。
 特に体が資本なので健康には気を使いましょう。

フリーランスの仕事は自由度が高い代わりに
リスクも高くなっています。

エンジニアに限らずどの職種のフリーランスでも
スキルを磨き続けることを止めてしまえば
いずれ仕事がなくなってしまうでしょう。

今フリーランスとして活動しているが
思ったよりも稼げていないという人は
再就職して会社でスキルを磨くという
選択肢もあります。

今後の働き方に悩んでいる人の
参考にしていただけると幸いです。

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