もくじ
セミノールのおすすめの食べ方と栄養分や特徴は?
セミノール、聞き慣れない食べ物ですが、これは単純にいうと「柑橘系の果物」の一種です。
アメリカの品種の、ダンカングレープフルーツとダンシータンジェリンというミカンを掛け合わせて生まれた果物です。
日本では1955年に入ってきて、現在は大分県・和歌山県・三重県で生産されています。
食べ方としては、手で剥けないほど皮が硬いため包丁で切って実を食べるのが一番です。
また、果肉にはビタミンCとシネフィリンという成分が多く含まれ、風邪予防に最適です。
果肉を包むじょうのう膜には、ペクチンという整腸作用に優れた成分も多く含まれています。
皮にはベータカロチンが多く含まれているので、捨ててしまうのはもったいないのですよね。
これらの栄養分を失わず食べるには、皮ごとミキサーにかけでジュースにしたり、ジャムを作って食べるのもおすすめですね。
うすく皮ごとスライスして、冷凍庫に入れて置けば「まるごとシャーベット」になり、夏場は栄養をそのままにひんやりスイーツとして食べるのもいいでしょう。
特徴としては形はみかんのような形をしていて、出荷は4月から5月上旬が最も多く出荷されるそうです。
それは酸の量を調節するため(収穫したときは酸が強すぎるため)倉庫で酸を調節というか少なくなるまで寝かしておくようです。
セミノールを食べるときの切り方は?
「スマイルカット」という、スイカやオレンジを切るときのやり方がおすすめです。
①ヘタの部分を上にして半分にカットする。
②さらに半分にカットして、また半分にし1/8にして食べる。
とても簡単な切り方ですが、さらに皮と果肉の間に切れ目を入れておくと食べやすいようです。
セミノールを絞ったジュースのグラスに差し込んで、アクセントにしても素敵ですね。
手で食べるとべたついて苦手という方には、半分に切ってスプーンで豪快に食べるというのもいいと思いますよ。
でも果肉は「じょうのう膜」と呼ばれる薄皮に包まれているので、中の果肉だけをきれいに食べるには難しいかもしれません。
この膜にも栄養がたっぷりなので、できれば丸ごと食べたいものです。
セミノールを使ったおすすめレシピは?
セミノールの甘さと酸味を全部閉じ込めて、簡単に作れるゼリーをご紹介しましょう。
材料はセミノール2個・ゼラチン20グラム・砂糖20グラム(お好みで増やしてもいいです)だけです。
①セミノールを2つに割り、果肉をきれいに取りだします。
②果肉をスプーンで軽く混ぜて、砂糖を入れて電子レンジで約2分加熱します。
③80度のお湯を大さじ3に溶かしたゼラチンを②に混ぜて、セミノールの皮に流して冷蔵庫で固めます。
セミノールの果肉には種がたくさん入っていますので丁寧に取り、果肉を荒く混ぜておくことが食感を残して、まるでセミノールを丸ごと食べているようなゼリーになるんです。
セミノールを使ってジャムの作り方は?
セミノールを使った料理といえば、マーマレードが代表格でしょう。
出来上がったマーマレードをアレンジしてパウンドケーキなども作れます。
マーマレードのレシピをご紹介しましょう。
①セミノールの皮をしっかり洗います。(汚れが気になるときは荒塩で洗うといいです)
②皮と果肉をきれいに分け、皮を細かく刻み、果肉は適当な大きさに切っておきます。
③刻んだ皮を鍋に入れ、浸るくらいの水を入れて柔らかくなるまで煮ます。
④柔らくなったら、セミノールの約半分の量のグラニュー糖と切った果肉、レモン汁小さじ1杯を入れて、弱火でとろみが出るまで煮詰めて出来上がりです。
セミノールの甘酸っぱさが、丸ごと入ったマーマレードはパンやヨーグルトによくあいますよ。
セミノールを使ったオレンジジュースの作り方は?
セミノールは果汁が豊富なオレンジなので、柔らかいじょうのう膜ごとミキサーにかけて生ジュースができます。
砂糖もシロップも何も加えない、本当の100%ジュースの味は格別ですよ。
これだけでも十分おいしくいただけますが、せっかくのセミノールジュースを少しアレンジしたジュースをご紹介しましょう。
※ヨーグルトを入れたスムージーの作り方
セミノール2個・プレーンヨーグルト100CC・牛乳150CCを用意し、ミキサーに全部入れて混ぜましょう。
朝食のお供にピッタリな健康にもいいスムージーはいかかでしょうか。
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