もくじ
種類はどんなものがあるの?
日本人にとってなじみの深い桜ですが、家庭でも「桜盆栽」という楽しみ方ができます。
「桜盆栽」の種類にはいくつかあり、一才桜、旭山桜、富士桜、しだれ桜などがあります。
このほかに、数本の桜を組合わせた豪華なもの、松盆栽と組み合わせたものなど、楽しみ方も様々なものとなっています。
一才桜は小ぶりな樹ではありますが大きな迫力のある花を咲かせますし、旭山桜は淡紅色の八重桜で凛とした美しさがあります。
富士桜は花の大きさが小さく一重先でかわいらしい印象を受けますし、しだれ桜は枝が柔らかく下に垂れた枝に桜の花を咲かせるため、儚い中にも美しさを感じます。
いくつかある「桜盆栽」のうち、ここでは「しだれ桜」について紹介します。
しだれ桜の花言葉
桜の花言葉をご存知でしょうか。
桜全般としては、「精神の美」「優美な女性」「純潔」という意味があります。
桜は日本の国花なので、日本の象徴として、また日本人の品格として、美しさを表す花言葉が充てられたという説もあるようです。
花言葉は、桜全般のほかに種類別の花言葉もあります。
しだれ桜の花言葉は「優美」「ごまかし」です。
相反する意味のように感じますが、いずれもしだれ桜の姿から連想されたもので、優美さや儚さのなかにも、枝が垂れ下がりゆらゆらと揺れる様子から、物事をごまかす、という意味につながったようです。
しだれ桜は、バラ科サクラ属の植物の一種で品種もさまざまですが、ヤエベニシダレやベニシダレが有名です。
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基本的な育て方
盆栽は手間がかかるという印象を持っている人が多いかもしれませんが、「桜盆栽」は比較的手のかからない盆栽をいわれています。
基本的な育て方は、屋外の日当たりのよい場所で育て、冬の寒い時期には霜の当たらない場所に置きます。
植物ですので、屋外で育てることが望ましく、屋内に置く場合には連続しても2~3日程度としておきましょう。
水分量の多い土壌を好んで生育するので、春秋は1日1回、夏は1日2回、冬は2~3日に1回程度として、土が乾燥しないよう様子を見ながら水を与えてください。
肥料は、月に1回程度が目安です。
桜は、秋の終わりから冬にかけて休眠期に入り、冬から春にかけて開花の準備をし、気温が高くなるスピードに合わせて生育し開花します。
生育期、休眠期を意識して上手に育てましょう。
剪定の仕方は?
「桜盆栽」を長く楽しむには、こまめなお手入れが欠かせません。
前述した水やりや日に当てることのほか、剪定作業が必要になります。
盆栽を育てるのが未経験のかたであれば、盆栽用の剪定ばさみがありますので購入する必要があります。
盆栽の基本セットとして、初心者向けの剪定・手入れセット(防除含む)が販売されているところもありますので、参考にしてください。
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盆栽をどのように生長させたいか、どうしたら美しい状態となるか、を意識する必要があります。
剪定は、桜の生長に影響を与えないよう、休眠期である秋~冬に行います。
しだれ桜は、枝が伸びると垂れ下がってくるので、全体のバランスを見ながら上に伸びようとするところを残し、垂れ下がってきたところを剪定します。
幹と枝の間に空間があると、美しい盆栽になります。
開花時期はいつころ?
桜の開花時期は、気温によって時期が前後することがありますが、一般的には3月から4月の春の暖かい時期です。
もちろん寒桜など、春が開花時期ではないものもありますし、開花時期は品種によっても異なります。
しだれ桜は、3月下旬から4月にかけて開花しますが、時期としてはソメイヨシノよりも1週間程度早くなります。
開花時期が過ぎた初夏から秋にかけては、桜の木を好む害虫が発生する場合があるので、防除はこまめに行うようにしましょう。
そうすることで、数年にわたって春の時期に「桜盆栽」を継続して楽しむことができます。
盆栽の楽しみは、開花の時期だけではありません。
手間暇かけて大切に育てることで、開花したときの楽しみはより一層のものとなるでしょう。
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